【韓国ドラマ/ラブコメおすすめ7選】笑いあり!胸キュンあり!王道から話題の最新作まで
笑えて、胸がキュンとしてハッピーな気持ちになれるラブコメ韓国ドラマを集めました! 元気が欲しいとき、恋愛モードのスイッチを入れたいときetc……明るく笑えるラブコメ韓国ドラマをチェック!
※記事発信時点での情報のため、最新情報は公式サイト等でご確認ください
韓ドラマニアのライターがおすすめ!
Kカルチャー・旅・漫画・音楽・スポーツ観戦好きのライター。ドハマりしたK沼が旅沼に直結し、年間十数回は海外へ。最近の趣味は「各国でローカライズされた韓国料理を食べること」。
- 時空を超えたラブコメディ『ソンジェ背負って走れ』に沼る!
- “身代わりのお見合い”から始まるオフィスラブコメディ♡『社内お見合い』
- 犯人のお尻を探せ⁉ 唯一無二、ヒップでポップなミステリー・ラブコメディ『ヒップタッチの女王』
- ワンコとイケメンが織りなす、ビジュアル的にも最強なラブロマンスドラマ!『ワンダフルデイズ』
- 懸命に生きる私たちの心にじんわりと響く、ヒーリングロマンス・ドラマ『ドクタースランプ』
- 絶対に損をしたくないヒロイン×人に被害を与えたくない聖人君子が繰り広げる偽装結婚ラブコメディ『損するのは嫌だから』
- うるうるの瞳に胸キュン……! ムン・サンミンが演じる年下男子が可愛すぎる♡『ウエディング・インポッシブル』
- 韓ドラオタクおすすめの作品を探す
時空を超えたラブコメディ『ソンジェ背負って走れ』に沼る!
『ソンジェ背負って走れ』
全16話
出演:ビョン・ウソク、キム・へユン、ソン・ゴニ、イ・スンヒョプほか
U-NEXT独占配信中
© CJ ENM Studios Co., Ltd.
あらすじ
15年前に不慮の事故で下半身不随になったイム・ソル(キム・へユン)。すべてに絶望していた彼女を救ったのは、大人気バンド“ECLIPSE”のメンバー、リュ・ソンジェ(ビョン・ウソク)の言葉だった。以来、ソンジェの熱心なファンとして一途なオタ活に励む。2022年12月31日、“ECLIPSE”のコンサート終了後、ひとりで自宅に向かっていたソルの車椅子が故障。雪の降る漢江の橋の上で途方にくれていたソルの目の前に現れたのは、なんとソンジェ! 推しとの突然の対面に感極まったソルは「この世に存在してくれてありがとう」と熱い思いを伝え、運命に感謝し、夢見心地で帰宅。しかし、数時間後、ソンジェの訃報を知ることになる。どうしても彼の死を受け入れられないソルは家を飛び出し、誤って川で転倒。目を覚ますと、高3だった2008年に戻っていて……。
推しを守るため、ソルは時をかける!
ここが見どころ!
5/28に最終回を迎えた『ソンジェ背負って走れ』。視聴していた方の多くは今、深刻な“ソンソル(ソンジェ&ソル)ロス”なのではないでしょうか。
日韓だけではなく、フランス、アメリカ、イギリス、カナダ、ブラジルでも高い評価を獲得したこのドラマ、韓国で行われた最終回の観覧イベントはチケット発売開始前からサーバーダウンするほど申し込みが殺到。また、アメリカのタイム誌には「今年最高のKドラマ」として記事にされ、番組OSTであるECLIPSEの『Sudden Shower』が米ビルボードの「グローバル200」チャート内にランクインするなど、世界中で大注目されているドラマなんです。それでは、多くの視聴者を“沼”に突き落とした本作の魅力とは?
(以下、ネタバレあります)
視聴者との感情シンクロ率200%のキム・ヘユンの絶品演技
本作は「自分を絶望から救ってくれた推しを、絶対に死なせない!」と決心したオタク(=ソル)がタイムリープして最愛の推し(=ソンジェ)を死から守るストーリー。よくよく観ていくと、2人は命を燃やしながら、お互いを守り合う物語でもあったのです。
誰かの死に悲しみにくれることはあっても、「その人を生き返らせよう」とまではななかなか思わないですよね。しかし、ソルにはそう思うに値する十分な理由がありました。事件に巻き込まれ、下半身を動かすことができなくなったソル。ある日、病院のベッドで絶望していた彼女に、ラジオ番組の視聴者参加コーナーの電話が。当たり散らすソルに、番組のゲストだったアイドルバンド・ECLIPSEのソンジェが、こう声をかけます。
「生きていてくれてありがとう。きっと、そばにいる人は生きてくれてありがたいと思っている」
「今日を生きて。天気がいいから。明日は雨が降るけど、雨が止んだら、また生きてみて。そしたらいつか、もう大丈夫と思える日がくるかもしれない」
渇いた大地に夕立が降って、雨水がしみ込むように、この日を境にソルの生活は一変。絶望を捨て、車いすを駆使しながら推し活を楽しむ世界に飛び込んだソルの前向きな姿は、明るくて、眩しくて。ソルの絶望と希望を行き来する演技を、『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』や『スノードロップ』のキム・ヘユンが感情豊かに表現。ソルの涙や慟哭を観ていると、胸がぎゅーっと締めつけられるのですが、だからこそ、「ソンジェを生き返らせる」という突拍子もない願いが、スッと受け入れられるのかもしれません。
回を重ねるごとに輝く、ソンジェとビョン・ウソク
人気を後押ししたのは、「10~30代のソンジェ」を演じたビョン・ウソク。身長189cm、均整の取れた体と美しい顔立ちという完璧なルックスの持ち主。あまりにもフレッシュな清涼感にあふれているため、現在32歳なのに高校生役をやってもまったく違和感なし! モデル出身のせいか、高校の制服でも、大学スタジャンでも、アイドルのようなキラキラした舞台衣装でもなんでも着こなすうえに、ピアノの弾き語りから、学生時代の甘酸っぱいツンデレ、イチャイチャシーン、大号泣や泥酔シーンまで、ビョン・ウソクの魅力がこれでもかというほど詰まっているので目を離さないでくださいね。
-
実年齢32歳とは思えないさわやかさ。眩しい~!© CJ ENM Studios Co., Ltd.
-
大学のスタジアムジャンバー着こなすソンジェ。© CJ ENM Studios Co., Ltd.
-
ピアノを弾き語る、スター・ソンジェも眼福。© CJ ENM Studios Co., Ltd.
さらに劇中で流れるOSTでは、ECLIPSEのボーカルとして5曲(!)も歌っているうえ、めっちゃお上手! 特に『Sudden Shower』は、本編とリンクした名曲。
スターとしての悩みを抱えながら、ソルのために奮闘する姿まで、ソンジェの青春の挫折と栄光と苦悩を一手に引き受け、見事に演じ切ったビョン・ウソクですが、約10年に及ぶ俳優生活は順風満帆ではなかったそう。100回以上オーディションに落ちたり、台本の読み合わせにこぎつけたものの、現場まで行って断られた経験も(涙)。
実はこの主演のソンジェ役、キャスティングが難航して、ビョン・ウソクにオファーがくるまでにかかった時間は、なんと3年。確かに19歳から34歳までのソンジェを演じつつ、さらに水泳、歌、ピアノ演奏もこなせる人じゃないと務まらないのは難易度が高いですよね。終わった今ではビョン・ウソク本人しか思いつかないくらい。ソンジェとビョン・ウソクとの出会いは、それこそ運命だったのかも⁉
とことん一途なソンジェに惚れる!
本作を観て思い出したのは、2009年放送のアイドルグループのあれこれを描いた『美男ですね-イケメンですね-』。チャン・グンソクが演じたテギョンはプライドが高く、かなりの俺様っぷりだったけれど、ソンジェは違う。確かにほかの芸能人のように高級マンションに住み、スポーツカーに乗ってはいるけど、15年も初恋の人を思い続けているピュアで一途な人。ソルに対してはとことんひたむきで、熱を出せば看病し、そそっかしいソルを身をていして守る。食事では「フーフーして食べなよ」と熱々のサムゲタンの身をほぐしてあげ、サンドイッチ弁当まで持たせてくれる面倒見のよさにきゅん!
そして、ソルの様子を伺うソンジェの一挙一動がかわいいんです♡
「もしかしたら逃してはいけない瞬間が、どこかで光を放ちながら私に合図を送っていたかもしれない。それが私がここに来た理由、私たちが再会した理由じゃない?」(ソル)
ソルが推しを救うために過去にタイムスリップすることで始まった物語は、ソンジェとソルがお互いを守り合いながら、いつしか叶えられなかった初恋を芽吹かせるストーリーへと変わっていきます。
ラジオから流れる音楽、雨から守ってくれた黄色い傘、青春時代の時を刻んだ時計など。誰もが心にしまいこんでいる切ない初恋の記憶を呼び覚ましながら、過去と現在を行き来する2人を観ていると、人生って、切実に願えばやり直しができるのかもしれない、と思わせてくれるポジティブなメッセージを感じました。
配信サイト
『ソンジェ背負って走れ』
全16話
U-NEXT独占配信中
“身代わりのお見合い”から始まるオフィスラブコメディ♡『社内お見合い』
『社内お見合い』
全12話
出演:アン・ヒョソプ、キム・セジョンほか
Netflixシリーズ「社内お見合い」独占配信中
あらすじ
「GOフード」の若きCEOのカン・テム(アン・ヒョソプ)は、創業者である祖父から結婚をせかされ、仕方なくお見合いをすることに。一方、平凡な会社員シン・ハリ(キム・セジョン)は、親友の財閥令嬢から自分の代わりに縁談を壊してほしいと頼まれる。ド派手な格好に生意気な性格の女性を演じて破談を試みるハリだったが、お見合い相手に現れたのは会社の社長・テムだった。
ここが見どころ!
原作は、総視聴回数3億回以上の大ヒット同名ウェブ小説&ウェブ漫画。容姿端麗で完璧なスペックを持つテムは、ワーカーホリックで恋愛への興味ゼロ。次々とお見合いを設定する祖父を止めるために、破天荒な財閥令嬢(を装っている)ハリに偽装カップルの契約を持ち掛けます。
偽装恋愛から始まるイケメン御曹司&部下の恋という、まさに韓国ラブコメの鉄板!!!近年は“かっこいい韓国ドラマ”が盛り上がっていたこともあり、久しぶりに“慣れ親しんだ韓国ドラマ”と再会した気分になりました。(どちらもそれぞれ魅力があって最高)
ラブコメの定番シーンがこれでもかと登場するのですが、コメディタッチな表現で笑いの要素たっぷりに仕上げているのが本作の魅力。脱げたスリッパがテムに当たってしまい顔を見られないように逃げるハリをテムがダッシュで追いかけたり(会社の中なのに(笑))、キム・ミンギュ&ソル・イナが演じるサブカップルが出会うシーンはハートが弾けるCGで一目ぼれを表現したりと、全体的な雰囲気がとにかくポップ。恋愛ドラマは甘すぎるという人もライトに楽しめると思います。
もう一つ新鮮なのが、展開の速さ。もう爆速です! 漫画を一気読みするような感覚で話が進んでいくから、もどかしさにモヤモヤする暇もありません(笑)。誤解からのすれ違いや三角関係といったラブコメの醍醐味はそのままに、間延びしない軽快なテンポのおかげで1時間があっという間! 面白さ&スピード感が韓国の若い視聴者に刺さり、初回4.9%でスタートした視聴率は最高11.6%を記録する大ヒット作となりました。
そして、なんといっても主演の2人のケミが抜群♡。テム役を演じたアン・ヒョソプは、『浪漫ドクター キム・サブ』シリーズ、最新作『いつかの君に』といった話題作に立て続けに出演している若手トップ俳優。ハリ役を『悪霊狩猟団:カウンターズ』シリーズ、日本のドラマ『重版出来!』の韓国リメイク版『今日のウェブトゥーン』などに出演し、ソロ歌手兼俳優として活躍するI.O.I出身のキム・セジョンが演じています。
原作漫画から飛び出してきたかのような2人のビジュアルはもちろんのこと、ハリの正体を知ってわざと意地悪をするテムと、正体がバレていないと思って会社員と偽装恋人の二重生活をするハリのやりとりが愉快。アン・ヒョソプもキム・セジョンも本作がラブコメ初挑戦でしたが、振り切った演技でときめきと笑いを届けてくれます。
理性的なテムがハリに惹かれていくツンデレっぷりは沼落ち必至。テムに似ているという始祖鳥(恐竜)のCGもいいスパイスになっているのでご注目ください(笑)。
配信サイト
『社内お見合い』
全12話
Netflixシリーズ「社内お見合い」独占配信中
犯人のお尻を探せ⁉ 唯一無二、ヒップでポップなミステリー・ラブコメディ『ヒップタッチの女王』
『ヒップタッチの女王』
全16話
主演:ハン・ジミン、イ・ミンギ、スホ
Netflixシリーズ「ヒップタッチの女王」独占配信中
あらすじ
犯罪も起きない農村・ムジンで獣医を営むイェブン(ハン・ジミン)。誠実でおせっかい焼きの彼女は、ある日、自分に不思議な能力―動物と人間の過去が見える―があることを知る。誤解からイェブンの不思議な能力に気付いた、元エリート刑事で、今はムジンに左遷された熱血刑事チャンヨル(イ・ミンギ)は、彼女の力を借りながら村の事件を解決していく中、連続殺人事件に巻き込まれてしまう。
ここが見どころ!
本作をサクッと説明すると……お尻にタッチすると過去が見えるという能力を持った獣医・イェブンと熱血刑事ジャンヨルが、農村での事件を通して親密になっていく様子を描いたミステリー仕立てのラブコメディです。
ヒロインはハン・ジミン演じるイェブン。祖父の後を継ぐべく獣医になったものの、その腕は微妙。ある日、落雷に遭い(!)、人や動物の過去が見えるという超能力に目覚めるものの、対象のお尻に触らなければ発揮されないという難儀な設定に脱力(笑)。そんなヒロインの能力をいち早くかぎつけたのが、イ・ミンギ演じる熱血刑事のジャンヨル。小さな町に左遷された彼は、早くソウルに戻りたいという気持ちから、ほぼ無理やりに彼女を巻き込んで事件を解決していく。
といっても農村の事件といえば、やれジャガイモがなくなっただの、下着が消えただので、シリアスさゼロ(笑)。そんな中、被害者らが包丁でめった刺しにされるという連続殺人事件が!……にもかかわらず、緊張感はゼロ(!)。殺人事件の被害者は増えていくのに、物語の空気は重くならない不思議。終始コメディタッチで描かれているせいなのか、視聴者はサクサクとスナック感覚で観れてしまうのが、この物語の一番凄いポイントなのかもしれません。
そして、犯人のお尻を追うこと(=事件解決)で距離が縮まっていく二人の“♡”の距離にもご注目ください。
ちなみに、ボーイズグループEXOのスホも出演。スホ演じる謎深き人物・ソヌも要チェック。「田舎のコンビニに、こんな美形がいるなんて!」と驚くほどのイケメンの大盤振る舞いっぷりに、口角が上がること間違いなしです。
なお、本国での原題は『힙하게(ヒッパゲ)』。ヒロインの能力から、英語の「hip(おしり)」由来なのは一目瞭然ですが、実は韓国語にも引っ掛けてるんです。
韓国には英語の「hip」に由来する「힙하다(ヒッパダ)」という俗語があり、その意味は「個性的センスをいかしつつ、流行の最先端をいく」。つまり「イケてる」「カッコいい」「おシャレな」と訳されるわけですね。それを踏まえてドラマを観ると、とても意味深いです。
一般的に、農村の日常は「オシャレ」とは程遠い。しかし、「お尻を触って過去を見る」という個性的な能力で、コミカル時々シリアスに事件を解決しながら愛を育んでいく二人のラブラインは、まちがいなく「イケてる」し「カッコいい」。
次回作……があるかどうかはわかりませんが、二人が農村を飛び出し、大都市(釜山とか?)でヒップに活躍する作品を、強く希望します!
配信サイト
『ヒップタッチの女王』
全16話
Netflixシリーズ「ヒップタッチの女王」独占配信中
ワンコとイケメンが織りなす、ビジュアル的にも最強なラブロマンスドラマ!『ワンダフルデイズ』
『ワンダフルデイズ』
全14話
主演:チャウヌ(ASTRO)、パク・ギュヨン
製作国:韓国
製作年:2023年
配信情報:U-NEXT/見放題(日本初・独占配信)
配信日:毎週水曜 23:00~
あらすじ
教師のハン・ヘナ(パク・ギュヨン)は、“異性とキスすると⽝になってしまう呪い”のため、なかなか恋愛をできずにいた。ある⽇、酔ったヘナは、片思い中の同僚のイ・ボギョム(イ・ヒョヌ)と勘違いし、別の同僚である教師のチン・ソウォン(チャウヌ)にキスしてしまう。
呪いを解くためには、100日以内に犬の姿のまま、同じ相手とキスをするしかない。だが、ソウォンは⽝恐怖症で……⁉
ここが見どころ!
本作は、“男性とキスをすると犬になってしまう”呪いをかけられた主人公と、過去に大型犬に襲われて犬恐怖症になってしまったイケメン数学教師によるファンタジーラブコメ。
本作の一番の見どころは、“顔の天才”や“顔面国宝”との誉れ高い“演技ドル”(注:歌も、ダンスも、演技もできるアイドルのこと)であるチャウヌ演じるソウォンが、ツンとしてデレるだけでなく、キュートな子犬に恐れおののく、その姿です!
普段はスキのない人が風邪を引いて、ちょっと弱っている姿にドキッ♡としたことはありませんか?
ヘナが変身した後の子犬の姿も庇護欲を刺激されるのですが、そんな子犬に震えるソウォンも、イケメンで仕事もソツなくこなすのに、愛くるしい子犬のようで、ただただ愛おしい……!
といっても、犬にトラウマがある相手へ、ワンコ姿でキスを迫るのは至難の業。ですが、ヘナも諦められない事情があるのです。その理由は、彼女の一族にかけられた呪いの内容です。キスしたら1分後に犬に変化し、以降、毎日夜12時~から朝6時までは犬の姿でいなければならない。呪いを解くためには犬の姿のまま、再度同じ相手とキスをするしかない。しかも、100日内にミッションを達成できなければ、ワンコのまま一生を送ることに!
「キス諦めますか?」or「人間諦めますか?」の二択だなんて……と思いきや、現段階(第6話まで)はサスペンス要素はなく、テンポのよい上質なラブコメディに仕上がっています。
はたして、ヘナの呪いは解けるのか? ソウォンはトラウマを解決できるのか⁉ 二人がどう危機を脱していくのか、主人公たちを溺愛する飼い主のような気持ちで見守りたくなる作品です。
配信サイト
『ワンダフルデイズ』
U-NEXT独占配信中
懸命に生きる私たちの心にじんわりと響く、ヒーリングロマンス・ドラマ『ドクタースランプ』
『ドクタースランプ』
全16話
出演:パク・ヒョンシク、パク・シネほか
Netflixシリーズ『ドクタースランプ』独占配信中
あらすじ
高校時代、学年1位を争うライバル同士だった、人気美容外科医のヨ・ジョンウ(パク・ヒョンシク)と麻酔科医のナム・ハヌル(パク・シネ)。ふたりは、同じタイミングで人生最悪のスランプに陥り、14年ぶりに再会する。最も輝かしい時にそれぞれ別の道を歩み、そしてどん底の時に鉢合わせた彼らは、互いに寄り添いながら、スランプという山を乗り越えていく。
ここが見どころ!
高校時代のライバル同士が14年ぶりに再会、とあらすじで紹介しましたが、実は本作の主人公を演じるパク・シネとパク・ヒョンシクも、2013年に放送された人気ドラマ『相続者たち』以来、約10年ぶりの再共演ということで話題となっていた本作。思った以上に癒されるドラマでした。
以下、見どころポイントをお伝えします!
まずは、作品のストーリーから。
天才高校生ヨ・ジョンウ(パク・ヒョンシク)の高校に、全国模試で同点1位だったガリ勉の美少女ナム・ハヌル(パク・シネ)が転校してくる。以来、成績1位をめぐり、ふたりは何かと競い合うように。
その後、ジョンウは国内のトップ医大を経て、実力と人柄を備えたスター美容外科医として順風満帆な日々を歩んでいたある日、不可解な医療事故によって人生が一変する。汚名を着せられ、周囲にいた人々も離れてしまう。さらに莫大な借金を抱えて、車も家も売るハメに。
一方、学生時代から勉強漬けだったハヌルは、大学病院で麻酔医師として働いていた。しかし、度を増していく上司のモラハラやパワハラ、病院内での孤立によって心身に不調をきたし、バーンアウト(燃え尽き)症候群の “うつ病”と診断されてしまう。
それぞれが人生のスランプ期に落ち込む中、ハヌルの実家の屋根部屋にジョンウが引っ越してくる。突然の再会に戸惑うふたりだったが……。
-
転校初日のハヌル。この時点では美少女扱いだったが……
-
学年1位のジョンウは、転校生ハヌルへの敵対心を隠さない。
本作では、ハヌルとジョンウの心が折れてしまいそうなとき、追い打ちをかけるような残酷な展開にはなりません。寄り添い、ゆっくりと休んでいきながら、癒し合い、恋愛をしていく過程を、丁寧に、ドラマチックになりすぎないようなリアルさで描いているのです。その中には、心を掴まれるセリフもたくさん。
「高校生に戻れたら何がしたい?」と問うハヌルに、ジョンウは「あまりにも無念なお前を抱きしめてやりたい」と言い、さらに「お前は自分をないがしろにしすぎだ。周りよりも、自分を大事にして」「明日の自分のために、今日を乗り越えろ」とハヌルのみならず、視聴者の心にも深く染み込む言葉を畳みかけます。
小さな頃から勉強に打ち込み続けて進学、家族や周囲の期待と重圧を背負いながら就職したものの、激務に追われパワハラとモラハラで燃え尽きたハヌルに、思わず共感してしまう方も多いはず。
また、医者の両親を持つジョンウは医療事故後、スター医師から一転、犯罪者の汚名を着せられ希望の見えない暗闇のような日々を送っていました。そんな彼に、母親は労わりの言葉ひとつかけるどころか、「父親の功績に傷をつけるな」と怒りをぶつける始末。
しかし、ハヌルは彼を信じて支え、励まし、「どうやって耐えてきたの?」と、孤独の中で耐え続けるジョンウの代わりに涙を流すのです。その姿は、ジョンウにとって、暗闇を照らす一筋の光に見えたに違いありません。
人生は非情で、「自分ではどうすることもできないこともある」とジョンウが言うように、才能にあふれ、努力家のふたりでさえ、ある日突然、奈落に突き落とされてしまいます。だからこそ、“スランプ”や“心の不調”は、現代を生きる私たちからは切り離せないものになっています。
しかし「お前は間違ってない」と信じ、身を案じてくれる人がひとりいるだけで、人は救われるし強くなれる。だからこそ、再びどん底に落とされると思いながらも前に踏み出そうともがく姿に、勇気づけられること間違いなしです!
-
スター美容外科医として表彰されるジョンウ。
-
上司から理不尽な扱いを受けるハヌル。寝る間を惜しんで業務を続けていたが……。
この作品、シリアスとサスペンスだけでなく、ラブコメ要素もかなり高い!
パク・シネとパク・ヒョンシクの掛け合いが、とにもかくにもキュート。特に制服姿でじゃれあうふたりの温度差のあるコメディ演技にニヤニヤが止まりません♡
同じ優等生でも、闘争心をむき出しにするのはジョンウ。ハヌルに対抗して、ある時は大量の粉末コーヒーを口にかっこみ、またある時はクールを決め込みつつ、足もとでは貧乏ゆすり。また、消しゴムを忘れた彼女に「消しゴムをあげる」と言いつつ、ひと文字も消せないほど小さな欠片だけ渡すなど、まるで小学生のような意地悪も(笑)。試験でハヌルに負けたとわかるや否や気絶するシーンは、もはやコントです。
そんな、天才なのにどこか子供じみているジョンウを、パク・ヒョンシクが生き生きと演じています。
そして、パク・シネの演技もさすが。 勉強どころか、かけっこから飲めるお酒の量まで、どこまでも負けず嫌いなハヌルを、究極の“ツン”で表現しています。学校では、ジョンウのみならず同級生や上級生など、勉強の邪魔をする者をみな「うるさい」「邪魔」と一刀両断。自宅でも、母親と親戚の叔母たちがちゃぶ台をひっくり返すほどのバトルを繰り広げているのに、どこ吹く風で、参考書を手放しません。人生のすべてを勉強に捧げるほどのガリ勉具合がふり切れすぎていて、逆に笑ってしまいます(笑)。
滑稽に見えるくらい、真摯に努力し続けてきたジョンウとハヌル。それぞれの痛みを共有しながら、人生の“スランプ”を、どう乗り越え、どのような感情を抱き、最終的にどんな決断をするのか、本編を観てぜひ確かめてみてください!
-
どんな不幸が訪れても耐えられる、と信じる力を得たハヌルとジョンウ。
配信サイト
『ドクタースランプ』
全16話
Netflixシリーズ『ドクタースランプ』独占配信中
絶対に損をしたくないヒロイン×人に被害を与えたくない聖人君子が繰り広げる偽装結婚ラブコメディ『損するのは嫌だから』
Amazon Original『損するのは嫌だから』
全12話
出演:シン・ミナ、キム・ヨンデ、イ・サンイ、ハン・ジヒョンほか
Prime Videoで独占配信中
あらすじ
損をすることが何よりも嫌いなソン・ヘヨン(シン・ミナ)。会社の同僚である元カレの結婚式で二股をかけられていたことを知り、ご祝儀を損してしまう。さらに、ヘヨンが働く「クルビ教育」は子供がいる家庭をターゲットにしているため、スピード出世が狙える社内アイデア公募も、手厚い会社の福利厚生も、既婚者のほうが圧倒的に有利。独身という理由で損することに納得できないヘヨンは、行きつけのコンビニ店員キム・ジウク(キム・ヨンデ)に新郎のアルバイトを持ちかける。
ここが見どころ!
ラブコメクイーンと名高いシン・ミナと『ペントハウス』『流れ星』などで話題の若手俳優キム・ヨンデによるラブコメディ。実年齢12歳差の2人がカップルを演じることで放送前から話題を呼び、放送が始まると「見始めたら止まらない」「ほっこりしてキュンキュンする」「一生観ていたい」と“沼る”視聴者が続出しました。16話構成が多い韓国ドラマの中では短めの全12話なので、そのおもしろさにドハマりしつつ、寝不足にならない範囲でイッキ見が可能です!
まず、注目したいのがヒロインの名前。韓国語で「損害」は「ソンヘ」、「0(ゼロ)」は「ヨン」と発音します。つまり、ソン・ヘヨンという名前は「損害ゼロ」というダブルミーニングになっているんです。また、ヘヨンはジウクを「ピョン」と呼びますが、韓国語で「コンビニ」は「ピョンウィジョム」、「夫」は「ナムピョン」、そして「味方」は「ピョン」。すべて「ピョン」という音が共通しているんです。こうした言葉遊びも韓ドラの魅力のひとつですよね。
そして、これは私の予想ですが、ジウクはヘヨンを「ソンニム(お客様)」と呼んでいて、ヘヨンの苗字は「ソン」。韓国では相手を苗字だけで呼ぶ風習はないけれど、音だけで考えると「ソン様」にもなり、コンビニ以外の場所で呼んでも怪しまれない“愛称っぽさ”が出るような仕掛けになっているんじゃないかなと思いました。
それでは、本題へ!
「ラブコメクイーン」という修飾語が存在するように、ラブコメはヒロインをいかに魅力的に描くかが視聴者の心を掴むうえで重要なポイントだと思うのですが、打算的なヘヨンを見ていて嫌な気持ちにならないのは、相手にも損をさせたくないという優しさが根底にあるから。
偽の結婚式を挙げるというぶっ飛んだところはあるものの、誰かを蹴落として利益を得ようとするのではなく、損しないために頑張っているだけ。だから、ヘヨンが損だと不満を抱くポイントは「言われてみればたしかにな……」と共感できることなんですよね。両親が保護が必要な子どもたちを受け入れる里親をしていて、自分に注がれるはずだった愛情や関心が里子たちに向けられていると感じて育ったことがヘヨンの性格に影響しているのですが、優しい両親に似た愛情深さが滲み出ていてすんなりと感情移入することができます。
損が大嫌いなヘヨンに対して、ジウクは“聖人君子”と呼ばれるほど他人に被害を与えることが嫌いな男。一度は“1日新郎”のアルバイトを断るも、ヘヨンのアルバイト募集が悪用されかけていることに気づき、仕方なく新郎役を引き受けることに。結婚式だけを挙げて終わるはずが、ある事情からヘヨンの会社に入社せねばならなくなり、今度は偽装夫婦を演じるのですが……。
ヘヨンが33歳、ジウクは26歳。7歳差の年下男子だけど、柔和で落ち着いた雰囲気をまとい、ヘヨンの隣を守り続けるジウクが頼もしい。クールとイノセントが共存するキム・ヨンデの魅力が引き立っていて、また新たなはまり役に出合ったのではないでしょうか……! ジウクの助け舟に乗りながら豊かな人生経験を武器にトラブルと向き合い、恋愛に関しても「私たちのことだけを考えられる時に交際を始めたい」とはっきり伝える大人の余裕があるヘヨンもかっこよく、心地よい安心感に癒されるラブコメに仕上がっています。
もちろん、年の差恋愛の醍醐味であるかわいい年下男子×一枚上手な年上女子の胸キュンモーメントもしっかりたっぷり登場しますのでご安心を。仏頂面だったジウクが後半に進むにつれて甘さ全開になるギャップは、沼落ち不可避どころか、助走をつけて沼に飛び込みたくなるはず。第5話からヘヨンを見つめるジウクの眼差しが優しくなったな~と変化を感じていたのですが、後にその理由が明かされるので、ぜひ注目しながら楽しんでいただきたいです。
-
ナム・ジャヨン。ヨン・ボラのペンネームで成人小説の作家をしている。
-
ポク・キュヒョン。「クルビ教育」のCEO。母がヨン・ボラの読者であることにショックを受ける。
サブカップルもこれまた魅力的。ヘヨンの両親の里子で、ヘヨンの同居人のジャヨンを演じるのは、『ペントハウス』でキム・ヨンデと双子役を演じたハン・ジヒョン。相手役のキュヒョンを『海街チャチャチャ』でシン・ミナに片思いするPD役を演じたイ・サンイが務めています。それぞれがメインカップルと共演歴がある俳優が起用されているなんて、韓ドラファンとしてアガらずにはいられないポイント!
また、ハン・ジヒョンとイ・サンイは、同じくPrime Videoで配信中のスピンオフドラマ『社長のお品書き』でも共演しています。ジャヨンが自身の作品の主人公になり、小説の中のキャラクターのカン・ハジュンと恋に落ちるロマンスファンタジーに仕上がっているので、そちらもぜひチェックを。
本編に話を戻しまして、ジャヨンとキュヒョンは作家とアンチとして出会うのですが、本作では誹謗中傷の書き込みといった現代社会のさまざまな問題も描かれます。その一方で、シリアスなシーンにも必ずコミカルな要素が盛り込まれていて、ぐっと集中した次の瞬間には爆笑させられるという緩急が絶妙。特に、イ・サンイとヘヨンの元カレ役のソン・ウォンソクの活躍が素晴らしく、あなたたちがいてくれてよかった~! と心の中で何度も感謝しました。
2024年に観たドラマの中でいちばん笑い、シン・ミナのキュートな魅力に、キム・ヨンデの年下男子のメロさに癒された『損するのは嫌だから』。コミカルなシーンは笑い声をこらえるのが不可能なレベルなので、外で観る時は周りに人がいないか確認することをおすすめします(笑)。
配信サイト
『損するのは嫌だから』
全12話
Prime Videoで独占配信中
スピンオフはコチラ!
『社長のお品書き』
全2話
出演:イ・サンイ、ハン・ジヒョン、イ・ユジンなど
Prime Videoで独占配信中
うるうるの瞳に胸キュン……! ムン・サンミンが演じる年下男子が可愛すぎる♡『ウエディング・インポッシブル』
『ウエディング・インポッシブル』
全12話
出演:チョン・ジョンソ、ムン・サンミン、キム・ドワンほか
U-NEXT独占配信中
あらすじ
ナ・アジョン(チョン・ジョンソ)は、演技力はあるが売れない無名俳優。5年ぶりに帰国した親友のイ・ドハン(キム・ドワン)から財閥御曹司であることを明かされ、偽装結婚の契約を持ちかけられる。悩んだ末に、人生初の主人公を演じるべく結婚を決意するアジョン。しかし、それに猛反対するドハンの弟のイ・ジハン(ムン・サンミン)は、アジョンを自分に惚れさせて、兄との結婚を破談させようと目論む。
ここが見どころ!
財閥御曹司との偽装結婚という王道ロマンスと思うなかれ。本作は、本来なら2番手ポジションになりそうな義理の弟となる予定の年下男子と惹かれあっていく設定が新鮮なラブコメディです。
アジョンを演じるのは『ペーパー・ハウス・コリア: 統一通貨を奪え』(2022)、映画『バレリーナ』(2023)などに出演し、2023年に映画『モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン』でハリウッド進出も果たしたチョン・ジョンソ。今年3月に韓国で行われた、大谷翔平選手が所属するドジャース対韓国キウム・ヒーローズの試合で始球式を務め、抜群のスタイルが映えるユニフォーム姿が話題となりました。
ドハンの帰国日に偶然出会っていたアジョンとジハン。ぶつかってお互いの書類を落とし、ジハンは「値の張る物なんだ」と不動産契約書を見せつけてアジョンに謝罪を求めますが、アジョンはその紙にキスをして「謝るわ。お互い様でしょ」と自分の台本を踏んづけたジハンにお返し! 「何だ あの女」(byジハン)と、2人の関係は出会いから完全にアジョンのペースで展開していきます。
いわゆる、“おもしれー女”なアジョンですが、親友ドハンの大事な秘密を守るために偽装結婚に協力するといった義理人情に厚いところが魅力的。学生時代にクラスメートからドハンを守ってあげた時も「将来、私が俳優になったら美談として広めてね」とドハンの負担を軽くしてあげるんです。かっこいい~。
個人的には、チョン・ジョンソはノワール、アクションといったイメージがあったので、本作への出演はかなり意外でしたが、サバサバした姉御肌系のアジョンの魅力とよくマッチしています。ラブコメとの相性もいいんだなと新発見!
そして、お待ちかね。本作の大きな見どころはムン・サンミンの演技!
俳優デビュー前にモデルとして活動していた経歴を持ち、190cmの長身、人懐っこい印象を与える甘いマスク、低音ボイスを兼ね備えている彼。時代劇『シュルプ』(2022)のソンナム大君役で覚えている方もいらっしゃるはず。今回がラブコメ初挑戦だそうで、コミカルな演技からロマンス演技まで、新しい魅力を開花させています。
異父兄姉との確執など、いろいろな事情を抱える財閥家の末孫であるジハンは、ドハンを後継者にすることに人生をかけてきた“お兄ちゃん大好きっ子”。一族の中でドハンの立場を優位にするには、財閥令嬢との結婚が望ましい。無名俳優のアジョンが恋人だなんて、ましてや結婚なんてありえない! と妨害するうちに、アジョンに惹かれていき……と物語は展開していきます。
ドハンに恋人がいると知って「俺とあの人(アジョン)どっちとるの?」と拗ねてみせたり、「今度は俺がときめかせる」と宣戦布告するも、「“今度は”ってことは私にときめいたことがあったんだ」と一枚も二枚も上手なアジョンにツッコまれてしまったりと、年下感たっぷりなジハンがかわいすぎる! 特に酔っ払った演技はかわいさMAXなのでぜひ注目を(笑)。
また、ムン・サンミンの目の演技も見どころ。恋愛ドラマに欠かせない甘い眼差しもお見事ですし、それ以上に切ない目の演技がとっても魅力的でした。アジョンに惹かれてることに気づき、自分の気持ちを抑えようとするジハンのうるうるした瞳が健気で美しいこと。パク・ボゴムやキム・ソンホといった“泣き顔が胸キュンな俳優たち”を、韓国では≪泣かせたい俳優≫と表現するのですが、そこに新しくムン・サンミンが加わりそうな予感がします!
-
まだ自分の気持ちに気づいていないジハンですが、もう目が“好き”と言っちゃってるんですよね。© STUDIO DRAGON CORPORATION
-
切ない目の演技が光る第5話のシーン。© STUDIO DRAGON CORPORATION
キム・ボム、チョン・ギョンホ、イ・スヒョクらカメオ出演も豪華。コメディ要素多めで気軽に楽しめますよ♪
配信サイト
『ウエディング・インポッシブル』
全12話
U-NEXT独占配信中
韓ドラオタクおすすめの作品を探す
\ジャンル・テーマ別で探す/
\Netflixのおすすめはこちら!/
\U-NEXTのおすすめはこちら!/
\Prime Videoのおすすめはこちら!/