【韓国ドラマ】パク・ヒョンシク出演作まとめ! 韓国俳優の貴公子、まるで王子様!!
「韓国俳優の貴公子」と称され、さまざまな演技で多くのファンを虜にしているパク・ヒョンシク。演技力はもちろん、優しくて気品溢れるルックスや、183㎝の抜群のスタイルにも魅了されているファンも多いのでは? そんな魅力の宝庫・パク・ヒョンシクの出演作を早速チェック!
※記事発信時点での情報のため、最新情報は公式サイト等でご確認ください
韓ドラマニアのライターがおすすめ!
Kカルチャー・旅・漫画・音楽・スポーツ観戦好きのライター。ドハマりしたK沼が旅沼に直結し、年間十数回は海外へ。最近の趣味は「各国でローカライズされた韓国料理を食べること」。
- 復讐サスペンス『埋もれた心』はパク・ヒョンシクの隠された魅力が満載!
- パク・ヒョンシクにスマイルにやられる♡ 名作ラブコメ『力の強い女 ト・ボンスン』
- パク・シネの掛け合いがキュート! ヒーリングロマンス・ドラマ『ドクタースランプ』
- パク・ヒョンシクの繊細な演技が冴えわたる! ミュージックロマンスドラマ『サウンドトラック #1』
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復讐サスペンス『埋もれた心』はパク・ヒョンシクの隠された魅力が満載!
『埋もれた心』
全16話
出演:パク・ヒョンシク、ホ・ジュノ、ホン・ファヨン、イ・ヘヨンほか
ディズニープラスのスターで独占配信中
(C)2025 SBS & Studio S. All rights reserved.
あらすじ
ドンジュのスーツ&オールバック姿の神々しさたるや!
大山(読み:テサン)グループ役員を務めるソ・ドンジュ(パク・ヒョンシク)は、社内で唯一金庫の暗証番号を共有可能なほどチャ・ガンチョン会長(ウ・ヒョン)から絶大な信頼を得ていた。ある日、ドンジュに会長の孫娘との縁談が持ち上がる。出世への野心が強いドンジュだが、心から愛する恋人ヨ・ウンナム(ホン・ファヨン)を選ぶ。ところが、エネルギー開発プロジェクトに関する政府の政治資金が、何者かのハッキングによって紛失。大山グループに疑惑の目が向けられるが、ドンジュはブレイン的存在で元・国家情報院長のヨム・ジャンソン(ホ・ジュノ)の助言により、この危機を乗り切る。しかし、会長の孫娘の挙式の日、ドンジュは人生最悪の裏切りに遭い、一瞬にして何もかもを失ってしまう……。
ここが見どころ
今回取り上げるのは、パク・ヒョンシクの主演の『埋もれた心』。回を追うごとに視聴率が上がって最終的には15%超え! 瞬間最高視聴率17.9%を記録した復讐サスペンスです。スリリングな復讐サスペンスであり、かつ狂おしいほどの愛を描いた本作は、かつて『花郎<ファラン>』(2017)で共演依頼、親交の深いBTSのV(現在入隊中)のハートも魅了したようで、「この頃『宝島』(原題)を見ています。パク・ヒョンシクさん、かっこいいです」とWeverse(ファンコミュニティプラットホーム)で投稿したほど。
それでは、韓国国内で爆発的人気を呼んだ本作の魅力を語りたいと思います!
※本記事はネタバレがありますので、ご注意ください。
葛藤するドンジュ(パク・ヒョンシク)
本作の主人公は、大財閥・大山グループ会長秘書室付きの“常務”ソ・ドンジュ(パク・ヒョンシク)。若くして役員の座をゲットした有能さを持ち、会長からの信頼も厚い男。どんなアクシデントにも冷静に対応し、権力者たちの理不尽な圧力には明晰な頭脳でやり込めるんです。しかも、素敵なオールバックに美しくあつらえられたスーツを身にまといながら! ドンジュから漂う気品と知性。そこにいるだけで、その場にいる人の目を奪う魅力を放っています。
それは仕事限定の話ではなく、恋愛においても。
将来を嘱望されている男だけあって、「会長の孫娘の婿」の座におさまるという野望を持っていたのですが、ドンジュはあっさり放棄。一目惚れした女性ヨ・ウンナム(ホン・ファヨン)との愛を選ぶのでした……ロマンチストすぎる! さらに、実力派の男にありがちな「釣った魚にエサはやらない」のではなく、愛した者には惜しみなく愛を与えて表現するタイプ。公私のバランスもほどよく、大人の男としての色気を備えていて、一言でいえば「理想の恋人像として完璧」です。
恋人ウンナムを抱きしめながら眠りにつくドンジュ
物語が動き出すのは、仕事も恋も手に入れたと思っていたドンジュが、ある日、最愛の人の裏切りに遭い、大きな衝撃を受けてから。グループの後継者の座を狙う輩や、政界を牛耳る闇のフィクサー、ヨム・ジャンソン(ホ・ジュノ)が、「すべてを知りすぎている」としてドンジュ抹殺の命を出すのです。やがてドンジュは、自分を地獄に突き落とした大悪党を倒すべく、熾烈な復讐ゲームを、全身全霊で仕掛けるのです。
前途有望なエリート役員としての順風満帆な人生から、突如として奈落に落とされたドンジュが、権力者たちを相手に、奪い奪われ、殺るか殺されるか、待ったなし! 安全装置のないジェットコースターに乗っているかのようなリベンジゲームを繰り広げる壮絶な生きざまに手に汗を握らない回などなく、視聴者の感情も乱高下!
ウエディングドレスを纏うドンジュの恋人ウンナム。隣に並ぶのは……。
なお、各回ラスト5分には「どうなってるの⁉」「どうなっちゃうの!」「パク・ヒョンシク大好き!」など、続きが気になって何も手がつかなくなる効果が付いておりますので、ぜひ、一気観での視聴をおすすめいたします。
これまで本作の見どころを語ってきましたが、ぶっちゃけ、パク・ヒョンシクの登場するシーンのすべて、と言えるでしょう。
とりわけ、自分を裏切ったウンナムに対しての描写がすごい。
初回から繰り広げられる濃密なラブシーンの数々。キスのパターンも量もディープさもハンパなく、激しく求め合う姿にクラッ。さらに、パク・ヒョンシクの色気の蛇口は全開なのに品があり、確かな愛の深さを感じてクラッ。この濃厚さが2話以降、ドンジュの悲しみと切なさをより深めていきます。
最愛の人に裏切られて憔悴しても、ドンジュの愛は消えない
最後にパク・ヒョンシク本人のメッセージをお伝えしてコラムを締めくくりたいと思います。
「本作の韓国の原題は『宝島』というんですね。宝島とは、我々の人生における夢とか目標とも言えるんじゃないかなと思います。奪い、奪われる。どれだけ激しく壮絶な人間模様を描いているのか、ある意味で我々の人生を縮図のように描いた作品じゃないかなと思います」
ゴールデンウイークは本作で、皆さんの中にある埋もれた心……“宝島”を探す旅に出かけてみてはいかがでしょうか。
作品概要
『埋もれた心』
全16話
出演:パク・ヒョンシク、ホ・ジュノ、ホン・ファヨン、イ・ヘヨンほか
ディズニープラス スターで独占配信中
(C)2025 SBS & Studio S. All rights reserved.
パク・ヒョンシクにスマイルにやられる♡ 名作ラブコメ『力の強い女 ト・ボンスン』
『力の強い女 ト・ボンスン』
全16話(U-NEXT版は全24話)
出演:パク・ボヨン、パク・ヒョンシク、ジスほか
©Jcontentree corp. all rights reserved / JTBC / 2017
U-NEXTにて独占配信中
あらすじ
先祖代々続く怪力を持つ女の子、ボンスン(パク・ボヨン)。ある事情があり、能力を隠して生きてきた。そんな彼女は幼なじみの刑事グクドゥ(ジス)に片想いしながら、就活に励む日々を送っていたある日、ゲーム会社のCEOで大企業オソングループの御曹司ミンヒョク(パン・ヒョンシク)が、偶然ボンスンの怪力を目撃する。脅迫犯に悩まされていたミンヒョクは、自分のボディーガードにボンスンを採用、さらに脅迫犯を捕まえたら企画開発チームに採用すると提案する。そんなとき、殺人事件が起き、ボンスンは犯人の目撃者に。ボンスンを心配するグクドゥは、何かと彼女を気にかけるようになり……。ミンヒョクを守るボンスン、ボンスンを守るグクドゥ。果たして、3人の明日はどっち?!
ここが見どころ
みなさん、こんにちは!
今回は、泣いても笑っても、ただ普通にしゃべっているだけでも透き通るように美しい、屈託のないピュアな表情を見せてくれるアイドル(ZE:A)出身のパク・ヒョンシクの作品を紹介します。
パク・ヒョンシクといえば、SBS新ドラマ『宝島』(原題/2025年2月14日、韓国で放送スタート)で、野心に満ちたハッカー、ドンジュ役を演じるということで話題に。古くは『相続者たち』や『花郎<ファラン>』で存在感を知らしめ、最近では『ドクタースランプ』『サウンドトラック #1』も。話題作をあげたらキリがないのですが、今回おススメするのは、「ギャップ萌え♡」や「そっちの胸キュン⁉」シーンが多い、『力の強い女ト・ボンスン』。2017年の作品ですが、彼のスマイルの癒し度はエターナル! そんなわけで見どころを紹介します。
※本記事はネタバレがありますので、ご注意ください。
ネグリジェ姿のボンスン。凛々しいです!
パク・ヒョンシクを語る前に、パク・ボヨン演じるヒロインのボンスンについて語らせてください。
ボンスンは小柄でキュートで、料理上手で、ゲーム大好きで、夢は自分を主人公にしたゲームを開発すること。そして、大好きな幼なじみ、グクドゥの前では瞳をウルウルさせちゃう、ザ・乙女ちゃん。さらに、困っている人を助けずにはいられない心やさしい性格。普段は能力を隠して暮らしているけれど、一度正義感に火がついてしまうと、ビンタひとつで敵をふっとばし、いろんなものをへし折る、超ド級のパワーが! 歯や骨はもちろん、鉄骨、鉄パイプだってグニャグニャにし、車も軽々投げ飛ばします♪ 158cmのボンスンが183cmのミンヒョクをお姫様抱っこするシーンも痛快(笑)。怪力シーンでは、ボンスンに悪い奴らがスパーン!と、けちょんけちょんにされるので気分爽快、スカッとします♪
それもそのはず、「もし女性が男性より力が強かったら、この世はどうなるだろう?」というところから生まれたドラマだそう。古い固定観念や世の中の不条理や悪いヤツも、全部ヒロインがドカーン! バコーン! とふっとばしてくれるのが、めちゃめちゃ気持ちいいんです。
本作の主人公ボンスン(パク・ボヨン)とミンヒョク(パク・ヒョンシク)。
写真のミンヒョクをご覧ください。
頬のラインのシュッとした美しさ! ミルクのようにしっとりとした肌がきれい! まとう雰囲気は颯爽としていて、清潔感もあって、それでいて華やか! そこにたたずむだけでも美しいパク・ヒョンシクですが、放送当時、韓国で話題になっていたのが、ミンヒョクがボンスンに向ける「はちみつのようなまなざし」でした。恋に発展していない段階から、甘い蜜があふれているかのようなとろんとした目で見つめているんです……! そう、ハニービームですよ!!! 自分のような者がその目で見つめられた日には、秒で溶けるというか、はちみつ化すると思うんですが、ボンスンは片思い中だから、忍び寄るスイートビームに気づきません。すると、ミンヒョクはこう続けるんですよ……。
「片思いをやめろ。おまえが好きみたいだ」
OMG!! と、溶ける……。
本編を観て、みなさんも溶かされてみてください。
こちらの左端のメンズは、ボンスンの幼馴染で刑事のグクドゥ(ジス)。序盤のミンヒョクの“ツン”がよく出ております。
後半になるにつれ、ミンヒョクのデレ具合が右肩爆上がりになるところも注目ポイントです。序盤は塩のちツンデレだったんですが、結果デレ100%に。
「ボンスン 俺を好きになれ。今日は一緒にいろ」
「いくらお前が強くても俺が守りたい」
「俺がお前を守る。誰も手が出せないように」
という、少し強気というか強引なデレもあれば、ボンスンが「よしよし~」とミンヒョクの頭をなでてあげると「そんなふうに笑うな。心臓が破裂しそう」と照れのデレも。なんなら恥じらうボンスンをみて「く~かわいい~」と悶絶するミンヒョクのデレまくりのデレもあります。しかし、デレのトップ・オブ・トップは、ウェディングドレス姿のボンスンを見て、「かわいすぎて、目が潰れちゃう」と言い放ったことでしょうか。
あの手この手でデレまくるミンヒョクは永久保存版です。
さあ、まだまだミンヒョクほめは続きますよ!
このドラマの魅力は、「小柄でキュート、でもちょっと個性的な力を持つ女性と、心に傷のあるイケメン御曹司が、紆余曲折を経て結婚」というシンデレラストーリーだからではありません。
それは、2人がお互いの強さや弱さを理解し、認め合い、愛する気持ちが心の深いところで繋がったからこそ結ばれている、という部分がきちんと描かれているから。
たとえば、世間一般的に、「女は男よりも弱い」とされているから、ボンスンは秘密を隠して生きてきたわけです。でも、ミンヒョクは、彼女が悪い男を投げ飛ばすところを見て「カッコいい!」とひとめぼれ。「君の力を生かしていけるように助けるから」とまで言うんですから、すばらしいですよね。つまり、ミンヒョクは、「ありのままの君を受け止める」度量のある人間だということ。うん、やっぱりカッコいい!
写真左はグクドゥ。重要なキーマンなんですけど、全然言及しなくてごめんなさい……。
いかがでしたか?
本作は、まるでマンガのようなありえないシーンがある一方、「えっ、ラブコメじゃなかったの⁉」と思うような本格的なサスペンス要素も加わっていて、甘いものとしょっぱいものを、交互に食べてしまうようなメリハリ感がちょうどいい作品。「ラブコメは苦手……」という方でも、犯人当てやカメオ出演者探しなど、別の要素も詰まっているので最後まで楽しく完走できると思います!
ちなみに、ボンスンの親戚にあたる怪力女性がヒロインのスピンオフ作品『力の強い女 カン・ナムスン』(※記事URL)もあるので、そちらもチェックしてみて。ボンスン&ミンヒョクもカメオ出演してます♪
作品概要
『力の強い女 ト・ボンスン』
全16話(U-NEXT版は全24話)
出演:パク・ボヨン、パク・ヒョンシク、ジスほか
©Jcontentree corp. all rights reserved / JTBC / 2017
U-NEXTにて独占配信中
パク・シネの掛け合いがキュート! ヒーリングロマンス・ドラマ『ドクタースランプ』
人生最大のスランプ期に突入したハヌルとジョンウ。思わぬ再会に、うろたえるが……
『ドクタースランプ』
全16話
出演:パク・ヒョンシク、パク・シネほか
Netflixシリーズ『ドクタースランプ』独占配信中
あらすじ
高校時代、学年1位を争うライバル同士だった、人気美容外科医のヨ・ジョンウ(パク・ヒョンシク)と麻酔科医のナム・ハヌル(パク・シネ)。ふたりは、同じタイミングで人生最悪のスランプに陥り、14年ぶりに再会する。最も輝かしい時にそれぞれ別の道を歩み、そしてどん底の時に鉢合わせた彼らは、互いに寄り添いながら、スランプという山を乗り越えていく。
ここが見どころ!
高校時代のライバル同士が14年ぶりに再会、とあらすじで紹介しましたが、実は本作の主人公を演じるパク・シネとパク・ヒョンシクも、2013年に放送された人気ドラマ『相続者たち』以来、約10年ぶりの再共演ということで話題となっていた本作。思った以上に癒されるドラマでした。
以下、見どころポイントをお伝えします!
まずは、作品のストーリーから。
天才高校生ヨ・ジョンウ(パク・ヒョンシク)の高校に、全国模試で同点1位だったガリ勉の美少女ナム・ハヌル(パク・シネ)が転校してくる。以来、成績1位をめぐり、ふたりは何かと競い合うように。
その後、ジョンウは国内のトップ医大を経て、実力と人柄を備えたスター美容外科医として順風満帆な日々を歩んでいたある日、不可解な医療事故によって人生が一変する。汚名を着せられ、周囲にいた人々も離れてしまう。さらに莫大な借金を抱えて、車も家も売るハメに。
一方、学生時代から勉強漬けだったハヌルは、大学病院で麻酔医師として働いていた。しかし、度を増していく上司のモラハラやパワハラ、病院内での孤立によって心身に不調をきたし、バーンアウト(燃え尽き)症候群の “うつ病”と診断されてしまう。
それぞれが人生のスランプ期に落ち込む中、ハヌルの実家の屋根部屋にジョンウが引っ越してくる。突然の再会に戸惑うふたりだったが……。
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転校初日のハヌル。この時点では美少女扱いだったが……
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学年1位のジョンウは、転校生ハヌルへの敵対心を隠さない。
本作では、ハヌルとジョンウの心が折れてしまいそうなとき、追い打ちをかけるような残酷な展開にはなりません。寄り添い、ゆっくりと休んでいきながら、癒し合い、恋愛をしていく過程を、丁寧に、ドラマチックになりすぎないようなリアルさで描いているのです。その中には、心を掴まれるセリフもたくさん。
「高校生に戻れたら何がしたい?」と問うハヌルに、ジョンウは「あまりにも無念なお前を抱きしめてやりたい」と言い、さらに「お前は自分をないがしろにしすぎだ。周りよりも、自分を大事にして」「明日の自分のために、今日を乗り越えろ」とハヌルのみならず、視聴者の心にも深く染み込む言葉を畳みかけます。
小さな頃から勉強に打ち込み続けて進学、家族や周囲の期待と重圧を背負いながら就職したものの、激務に追われパワハラとモラハラで燃え尽きたハヌルに、思わず共感してしまう方も多いはず。
また、医者の両親を持つジョンウは医療事故後、スター医師から一転、犯罪者の汚名を着せられ希望の見えない暗闇のような日々を送っていました。そんな彼に、母親は労わりの言葉ひとつかけるどころか、「父親の功績に傷をつけるな」と怒りをぶつける始末。
しかし、ハヌルは彼を信じて支え、励まし、「どうやって耐えてきたの?」と、孤独の中で耐え続けるジョンウの代わりに涙を流すのです。その姿は、ジョンウにとって、暗闇を照らす一筋の光に見えたに違いありません。
人生は非情で、「自分ではどうすることもできないこともある」とジョンウが言うように、才能にあふれ、努力家のふたりでさえ、ある日突然、奈落に突き落とされてしまいます。だからこそ、“スランプ”や“心の不調”は、現代を生きる私たちからは切り離せないものになっています。
しかし「お前は間違ってない」と信じ、身を案じてくれる人がひとりいるだけで、人は救われるし強くなれる。だからこそ、再びどん底に落とされると思いながらも前に踏み出そうともがく姿に、勇気づけられること間違いなしです!
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スター美容外科医として表彰されるジョンウ。
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上司から理不尽な扱いを受けるハヌル。寝る間を惜しんで業務を続けていたが……。
この作品、シリアスとサスペンスだけでなく、ラブコメ要素もかなり高い!
パク・シネとパク・ヒョンシクの掛け合いが、とにもかくにもキュート。特に制服姿でじゃれあうふたりの温度差のあるコメディ演技にニヤニヤが止まりません♡
同じ優等生でも、闘争心をむき出しにするのはジョンウ。ハヌルに対抗して、ある時は大量の粉末コーヒーを口にかっこみ、またある時はクールを決め込みつつ、足もとでは貧乏ゆすり。また、消しゴムを忘れた彼女に「消しゴムをあげる」と言いつつ、ひと文字も消せないほど小さな欠片だけ渡すなど、まるで小学生のような意地悪も(笑)。試験でハヌルに負けたとわかるや否や気絶するシーンは、もはやコントです。
そんな、天才なのにどこか子供じみているジョンウを、パク・ヒョンシクが生き生きと演じています。
滑稽に見えるくらい、真摯に努力し続けてきたジョンウとハヌル。それぞれの痛みを共有しながら、人生の“スランプ”を、どう乗り越え、どのような感情を抱き、最終的にどんな決断をするのか、本編を観てぜひ確かめてみてください!
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どんな不幸が訪れても耐えられる、と信じる力を得たハヌルとジョンウ。
配信サイト
『ドクタースランプ』
全16話
Netflixシリーズ『ドクタースランプ』独占配信中
パク・ヒョンシクの繊細な演技が冴えわたる! ミュージックロマンスドラマ『サウンドトラック #1』
『サウンドトラック #1』
全4話
出演:ハン・ソヒ、パク・ヒョンシクほか
ディズニープラス スターにて全話独占配信中
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あらすじ
写真家のソヌ(パク・ヒョンシク)と作詞家のウンス(ハン・ソヒ)は19年来の親友。ある日、ウンスは有名な作曲家から作詞の依頼を受けるが、歌詞から切ない片思いの感情が感じられないとダメ出しされる。ソヌが誰かに片思いをしていることを知ったウンスは、「片思いの歌詞を書く手伝いをしてほしい」とソヌに2週間限定の共同生活を持ち掛ける。
ここが見どころ!
各地で街を彩るイルミネーションが始まり、いよいよ冬がやって来る! 季節によってファッションが変化するように、寒い季節だから聴きたくなる音楽、見たくなるドラマ・映画ってありますよね。『サウンドトラック #1』は、冬の感性がたっぷり詰まったラブストーリー。全4話の短編ドラマですが、センチメンタルな気分に浸ったり、心がじんわり温まったりと、まるで劇場で1本の映画を観たかのような満足感と余韻が残るドラマです。
演出を手掛けたのは、『ヴィンチェンツォ』(2021)のキム・ヒウォン監督。韓国ドラマはシーンを彩るOST(挿入曲)もストーリーと同じくらいの大役を担っていますが、本作はその“音楽”の部分によりフィーチャー。“ミュージックロマンス”という新たなジャンルに挑戦し、SUPER JUNIORのキュヒョン、NCTのドヨン、イ・ハイといった人気アーティストたちがOSTに参加しています。そのどれもが世界観とマッチしているのはもちろんのこと、歌詞が字幕で表示されるところもポイント。ソヌの心情を表したようなOSTに感情を揺さぶられます。
どちらかが「20年来の親友じゃん」と言うと、もう片方が「正しくは19年ね」と訂正する些細なやり取りがツボ。
活発な性格のウンスは「なんで片思いなんてするの?好きになったら思いを伝えればいいし、告白して断られたことがないもの!」と片思い経験ゼロ。いつものようになじみの店にソヌを呼び出し、歌詞に真実味がないとダメ出しされたことを愚痴っていましたが、どうやらソヌには好きな人がいるみたい。しかも、長い間片思いをしている模様。2週間で歌詞を書き直す条件でもう一度チャンスをもらったウンスは、ソヌに「うちに泊まり込みで作詞作業の手伝いをして!」とごり押しします。(すんごい酔っ払いながら(笑))
ソヌは「嫌だ。家汚いじゃん」と、今日も今日とて自由奔放なウンスをあしらっていましたが、翌朝、荷物をまとめてウンスの前に現れます。そう、ソヌの片思いの相手はウンスでした。片思い中であることを勘づかれたことに焦って、相手は留学先で出会ったジェニファーだと嘘をついてしまいますが(そもそもジェニファーはウンスが当てずっぽうで言った名前)、海外でも活動するソヌは、2週間後の出国までにウンスに告白しようと決意して助手を引き受けたのでした。
やれやれという顔をしながらもウンスの誘いに飛ぶように駆けつけるソヌに胸きゅん。
こうして共同生活がスタート。作詞の参考にしようとウンスが片思いの心情についていろいろと尋ねるのですが、ソヌの答えが秀逸で……。
「片思いには恥ずかしさもあるけど、胸が痛む時もある。自分にできることは相手と指先が触れ合うことだけだから」
「好きな相手と何もできないことよりも、その人が望むことを何もしてあげられないことのほうが切ない」
表現が美しいがゆえに切ない……。しかも、ソヌにとって片思いは人生の一部のようなものだから、自分の気持ちをアピールすることもなく淡々と答えるところがもっと切ない! それに対してウンスは、「手を握っちゃえばいいじゃない」とソヌの手を握るし、「私も望みがあるんだけど……チョコレートが食べたい」と、無自覚な小悪魔っぷりでソヌの心を揺さぶりまくり。時折ラブコメチックなシーンもあり、喜怒哀楽で言ったら“哀”の演技が魅力的なハン・ソヒのイメージとは少し違う、“喜”と“楽”が多めの軽やかな演技も新鮮で似合っています。
高校時代のシーンで披露した制服姿がかわいすぎると話題に♡。
ウンスとの友情を失いたくなくて想いを隠してきたソヌ。その気持ちが痛いほどわかるくらい、お互いを信じて夢を応援し合う2人の関係性が丁寧に描かれていて、全4話という短さでもどっぷり感情移入してしまいました。
作業に集中しているウンスの横顔を見つめ、「薄着すぎるぞ」と小言を言いながら自分のマフラーをウンスに巻いてあげて、マッコリが好きでワインは頭が痛くなってしまうウンスの好みを把握しているソヌ。なのに、ウンスがほかの男とワインを美味しそうに飲んでいたと知った時の表情といったら……。一方的に相手を思い慕う「片思い」を表現するパク・ヒョンシクの繊細な演技が冴えわたっています。
-
「私たちは離れちゃダメ。そのためには一生友達でいないと」
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「ウンスにとって心が安らぐ存在でいられればそれでよかった」
出国前に告白すると決めていたソヌですが、その前にウンスがソヌの気持ちに気づいてしまいます。19年来の仲でお互いを知り尽くしているけれど、唯一知らなかったソヌの思い。2人の関係に変化は訪れるのか、それとも……。後半から片思いの景色がガラリと変化する吸引力のある展開が、静かで優しい物語に心地よいドキドキをもたらしてくれます。
配信サイト
『サウンドトラック #1』
全4話
ディズニープラス スターにて全話独占配信中
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