みなさんこんばんは! 少女マンガ大好きライターのみかりんです。 さて、毎週木曜日にお届けしている、試し読みつきオススメ少女マンガ連載。5月はちょっぴり趣向を変えて、「男子の少女マンガ事情」に迫る! そこで召集されたのが、"モア男子"。デイリーモアの人気企画『“年上・年下・同世代”モア男子が選ぶ!超私的ベストコーデはコレだ☆』に登場し、毎回激論を交わしているモア男子たちに、オススメの少女マンガを聞いてみました。

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今週は、年上男子アニキ(42)がレコメンド! 『別冊マーガレット』で連載していた『瞬きもせず』(作:紡木たく)です☆ 「先週のヤマグチとは違って、俺は4つ、5つ上にふたりの姉がいたこともあり、当時の少女マンガにはえらい詳しいんですよ。特に『ホットロード』で有名な紡木たく作品は全部読んでて。中でもこの『瞬きもせず』は、連載当時中学生だった自分とシンクロするところが多すぎて、いまだに忘れられない作品なんです。 山口県の高校生たちの物語。愛媛県出身の自分と同じ瀬戸内圏が舞台のため、作品で描かれる風景や方言が近かったこと。主人公の高校生かよ子と同じく4人きょうだいの末っ子だったこと。かよ子の兄、次男(つぐお)と同じく、とにかく田舎が嫌で、いますぐでも都会にでようと考えていたこと。かよ子と付き合う紺野と同じくサッカー部だったこと。紺野の親友、輝哉のようにちょい年上の悪い女の人に憧れていたこと、などなど、当時の自分の境遇にピタッときたんだよねえ。ま、俺だけじゃなくサッカー部の仲間もみんなそんな感じで部室で読みふけってたから、練習もろくにしてなかったけど。しかし、も、もう30年前だって! モアの読者、産まれてねえよ! 昭和だったよ! ただし、きっと地方の若い男女の多くがもつ青春期の悩みーーたとえば、自分の夢や目標に進むことは、恋人や家族や故郷との別れもはらんでいること。地元と出て初めて感じる本当の孤独や挫折や望郷の念みたいなものーーは時代は違えど不変なのでは、とも思うのです。少女マンガだけど、当時の男子たちにも多大な共感をもたらした名作、いまのモア世代男女にもぜひ読んでもらいたいですね」(アニキ) ではさっそく、試し読みをどうぞっ!

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