“オンナ同士のギスギス感”がクセになる!? 明日7/13(木)スタートの話題のドラマ『セシルのもくろみ』で”セレブ主婦読モ” を演じます!【藤澤恵麻さん 撮影スタジオ直撃インタビュー!】
台本ではオンナ同士がギスギス……じゃあ撮影現場は?
この夏、ファッション雑誌業界を舞台に女たちのバトルが始まる! 7/13(木)からスタートするドラマ『セシルのもくろみ』(フジテレビ系・毎週木曜22:00〜)は、真木よう子さん演じる普通の主婦・宮地奈央が読者モデルにスカウトされるところからストーリーがはじまります。ほか、吉瀬美智子さん、伊藤歩さん、板谷由夏さん、長谷川京子さんら豪華共演陣が脇を固め、女たちのぶつかり合いや幸せを探していく姿を描きます。そんな話題のドラマで、セレブな読者モデル・小田萌子を演じるのは、元モア専属モデルの藤澤恵麻さん! ということで、実際に撮影現場にお邪魔して、ドラマの見どころをたっぷり聞いてきました♡
——撮影現場を見学させてもらいましたが、カメラが回ると緊張感もあるし、みんなが笑顔なのに本音を見せないお芝居にドキドキしてしまいました。 「私も最初はすごく緊張していました。リアルにドラマの世界を生きているような、ギスギスした雰囲気になるんじゃないかな、と思って。でも撮影に入ってみたらみなさん本当にいい方で、和気あいあいとやっています。ただ『みんな笑顔だけど、実は悪意に満ちたことを考えていたらどうしよう』みたいなことを思わせる台本なので、深読みしすぎると今でもたまに怖くなっちゃうんですよね(笑)」 ——ドラマはオンナ同士のバトルのような雰囲気もありますが、撮影現場は違うんですね。少し安心しました(笑)。 「本当に楽しく撮影していますよ! みなさんすごく役にハマっているので、オンとオフがどこで切れているかわからないくらい。主演の真木(よう子)さんも“男勝りで素敵な座長”なので、まっすぐで一本筋の通った奈央という役にぴったりです」 ——藤澤さんと真木さん、同じく読者モデル役の佐藤江梨子さんは同世代なんですよね。 「そうなんです! 特にサトエリちゃん(佐藤江梨子さん)は共演シーンが多いのでよくお話ししています。そして吉瀬(美智子)さんや板谷(由夏)さん、長谷川(京子)さんといったお姉さん世代の先輩方は、私がずっとテレビで観て憧れていた方たちなので、別次元の人を見るような気持ち。ご一緒できて光栄です」 ——そんな豪華女優陣の中で今回演じるのは、“セレブ風ママ読者モデル”の萌子という役どころ。最初この役柄を聞いたときはどう感じましたか? 「純粋に嬉しかったです。ただ“セレブ風ママ読者モデル”という役が、自分につとまるかちょっと不安もありました。私はセレブでもママでもないので(笑)。でも周りからは『ぴったりだよ』と言われたので『私はセレブ風に見えてるんだ』と自分で自己暗示をかけていましたね」
——萌子は、上品ながらも実は少しトゲのあるキャラクターですよね。 「最初に台本を読んだときは、本当にセレブ風で品の良いママだと思っていたのですが、いざ現場に入ると萌子の内に秘めているものがどんどん出てきたんです。今日、撮影中に監督に言われた“悪意と無邪気さ”という言葉が、萌子という役柄をぴったり言い表しています。例えば『あの人とあの人がケンカしたらしいよ』というウワサ話に、萌子が『なんですか、それ?』と返すシーンなどは、その“悪意と無邪気さ”が特にわかりやすいです。最初はニュートラルに言っていたのに、現場でみなさんとお芝居をしていくうちに、人のウワサに興味津々のすごく嬉しそうな『なんですか、それ?』に変わっていったんです。セレブ風なだけじゃない、何かを“もくろんでいる”キャラクターなのかな、と想像していただけたらいいですね」
読者モデルは「とてもじゃないけどできない“プロ”」!
——モアをはじめ、実際のモデル経験がある藤澤さんにとっては、ホームのような感覚もあるドラマなのでは? 「ホームのはずだからちゃんとできなきゃな、と思ったので、ネタが尽きて止まってしまわないように8パターンくらいポーズを決めるようにしています。実際にモデルとして撮られるときは、そのとき感じたことやカメラマンさんのリクエストで動くことが多かったのですが、今回はドラマの現場なので、できる限り準備をして、緊張しない状況を作りたいんです。あ、ちなみに、モアでモデルをやらせていただいていた時は、オンナ同士のバトルみたいなことはまったくなかったですよ(笑)」 ——(笑)。では藤澤さんにとって、「読者モデル」はどういう存在ですか? 「私にはとてもできないと思います。ドラマの中でも、読者モデルが私服を入れたキャリーケースを持ち運ぶシーンがあるのですが、実際の読モの方も自前でお洋服を用意してセルフメイクして、インスタなどのSNSやブログで常に何かを発信したり……すべて自分でやられているじゃないですか。ある意味“読者モデルというプロ”ですよね」 ——確かに、読者モデルの方からは“発信したい”バイタリティも強く感じますよね。 「そうですね。私も最近インスタグラムを始めたのですが、実はネタに困ることが多くて(笑)。ペットやお料理など、何かに特化した投稿ができる人はうらやましいです。私も人に見られる仕事をしていなかったら、インスタグラムなどで自分を発信することがもっと楽しくて、夢中になっていたかもしれないですね」 ——藤澤さんはお仕事として発信する場所が多いから、感覚が違うのかもしれませんね。では最後にドラマの見どころを! 「個性豊かなキャラクターばかりなので、それだけでも楽しいのですが、その全員が何かを“もくろんでいる”ところが見所。『この人は本当は何を考えているんだろう?』と想像しながら、ザワザワ・ゾワゾワしながら観ていただけたらすごく面白いと思います! あとはやはり、真木よう子さん演じる奈央が読者モデルからどうなっていくのかに注目です。彼女がオンナの世界でどんな選択をしていくのかを観ながら、『自分だったらどうするかな?』と考えるキッカケになれたらいいですね。特に女性の方にオススメしたいです。男性が観たら『女って怖い』と思ってしまうかも(笑)」 (取材・文/堀越美香子 撮影/岩城裕哉)
(プロフィール) ふじさわ・えま/1982年12月26日生まれ。香川県高松市出身。大学在学中に集英社『non-no』の専属モデルとなり、大学卒業と同時に本格的に女優として活動を開始。2011年からは『MORE』の専属モデルとしても活躍。映画『奇談』、『ラブ★コン』、『結婚しようよ』、ドラマ『獣医ドリトル』や『ミス・パイロット』など、話題作に多数出演している。
フジテレビ系連続ドラマ『セシルのもくろみ』
舞台となるのは人気ファッション誌『ヴァニティ』。真木よう子演じる“美”から遠ざかっていた普通の主婦・奈央は読者モデルとしてスカウトされ、オンナたちの戦いの中に身を置くことに。トップモデル役の吉瀬美智子、ファッションライター役の伊藤歩、編集部デスク役の板谷由夏、元一流モデル役の長谷川京子など、豪華女優陣を迎えて“オトナのオンナたち”を描くリアルドラマ!●毎週木曜日22:00〜