貫地谷しほり 今月は、舞台『くちづけ』にの画像_1
話し手:貫地谷しほり かんじや・しほり●1985年12月12日生まれ、東京都出身。LaLaTVドラマ『私たちがプロポーズされないのには101の理由があってだな season2』に出演 聞き手:ライターゆっこ 舞台に出演する俳優を数多くインタビュー取材するほか、ステージコラムを執筆

『くちづけ』

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宅間孝行エンタメプロジェクト“タクフェス”の第3 弾は、2010年に初演、2013年に堤幸彦監督の手によって映画化された名作が帰ってくる! 実話をもとに知的障がい者とその家族の日常を描いた、やさしくもせつない物語。出演は、金田明夫、森田涼花、大和田獏、かとうかず子、柴田理恵、上原多香子、宅間孝行ほか。◆10/ 7 ~18 サンシャイン劇場(地方公演あり)●サンライズプロモーション東京 ☎0570・00・3337

2年前に主演させていただいた、大切な作品が舞台化されます!

ゆっこ(以下Y) 『くちづけ』は、宅間孝行さんが自身の劇団のために書き下ろし、2010年に初演された作品。その後2013年に映画化が実現した際には、貫地谷さんが主人公のマコを演じられたんですよね。 しほり(以下S) はい、初主演映画ということもあって、とても思い入れのある作品です。 Y) マコは、30歳の体に7歳の心を持った、天使のように無垢な女性。当時は、役づくりでかなり模索されたと聞きました。 S) 映画の撮影が始まる前に、監督から初演時のDVDをいただいたんです。舞台では加藤貴子さんがマコ役をなさっていた んですけど、私の場合、ほかの方が自分と同じ役を演じる姿を観ると、どこかしらにエッセンスを取り入れてしまう習性があるので、その時はあえて早送りで観賞させていただきました(笑)。クランクアップ後にあらためてきちんと拝見したら、お父さん役の金田(明夫)さんのお芝居がマコへの愛情にあふれていて、すごく感動しました。今回の舞台でも金田さんが同じ役を演じられるということなので、そのお芝居を生で体感できるのが楽しみです。ハンカチなしには観られない予感がします! Y) 今作でマコを演じるのは、森田涼花さん。ほかの役者さんが自分と同じ役を演じる姿を観る心境は、いかがですか? S) 私はそういう経験が初めてなので、自分でもどういう気持ちになるのかがわからなくて、それも楽しみなポイントです。 Y) 貫地谷さんが感じる、宅間さん作品の魅力といえば? S) 宅間さんの願いがこめられたハッピーエンドな作品が多くて、最後はほろっと涙が出るようなところも大好き。宅間さんの舞台に出演経験のある女優さんたちに聞くと、ご自身で書かれた脚本を演出されるので明確な理想があって、稽古では熱い指導も飛び交うそうです。私はまだその演出を受けたことがないからついていけるか不安だけど(笑)、いつかご一緒したい演出家さんのひとりです。

--------------------- MORE2015年11月号・さらに詳しい情報は雑誌MOREをチェック! 取材・文/吉川由希子 撮影/北浦敦子 ヘア&メイク/SAKURA(アルール) スタイリスト/青木宏予 ---------------------

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