カーラ・デルヴィーニュがかわいすぎる! 宇宙を舞台に繰り広げる美男美女のラブストーリー『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』
SF映画と聞くと、どうしてもハードルが高いイメージを持つ女性も多いはず。その理由は、「そもそも設定が謎」とか「専門用語やルールが覚えられない」とか「戦いすぎ」とか、なかには「マニアの熱い説明についていけない」なんて人もいるかもしれません。今回紹介する『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』は、1967年から愛され続けるフランスのコミック・シリーズを映像化したSFアドベンチャー。『スター・ウォーズ』にも多大な影響を与えた伝説的コミックの待望の映画化ということもあり、もちろんマニアにはたまらない1本。10歳からこのコミックのファンだったリュック・ベッソン監督(『レオン』や『フィフス・エレメント』など)がメガホンを取った、SF好きによるSF好きのための映画なのです。 ただし、この作品のいい意味での魅力は、SF好きじゃなくてもリュック・ベッソン好きじゃなくても絶対に楽しめる、超娯楽大作だということ。オリジナリティ溢れる宇宙生物のデザインや、野心的でダイナミックな視覚効果はもちろんすごいのですが、SFが苦手な女性に特に注目してほしいのは、連邦捜査官のヴァレリアンと美しき相棒ローレリーヌによるラブストーリー。本筋では宇宙を守る極秘任務を任されたふたりのスリリングなミッションが描かれますが、同時にツンデレなローレリーヌをなんとか口説きおとそうとする、プレイボーイで自信家のヴァレリアンによる裏ミッションが展開していくのです。 ローレリーヌを演じるのは、モデルとしても活躍するカーラ・デルヴィーニュ。とにかく強くて美しくて優秀で、まさに女も惚れる女! 敵をバタバタとなぎ倒す激しいアクションはもちろん、水着や戦闘服、純白のドレスなど、劇中で披露する様々なファッションもたまりません。一方ヴァレリアンを演じたのは、『ディーン、君がいた瞬間』でジェームズ・ディーンに扮するなど、陰のある青年役のイメージが強いデイン・デハーン。彼がちょっとチャラいダメ男のヴァレリアンを演じていることも新鮮です。美男美女による宇宙を舞台にしたラブストーリーの行方に、ぜひ注目を。ちなみに監督からの熱烈なオファーを快諾した、歌姫リアーナの出演も話題に。クレオパトラからナース、メイドまで、変幻自在に姿を変える宇宙人バブル役に扮したパフォーマンスは見事です! (文/松山梢) ●公開中 ©2017 VALERIAN S.A.S. - TF1 FILMS PRODUCTION