北川景子さん出演! 落語の世界の、落語のように心温まる映画『の・ようなもの のようなもの』
ちょっぴり変わったタイトルのこの映画は、松山ケンイチ主演、北川景子共演作品。落語界を舞台に、夢に向かってひたむきに生きる若者の苦悩や、人生の岐路に立たされた男の再生を描いた温かい人間ドラマで、『間宮兄弟』や『僕達急行 A列車で行こう』などで知られる森田芳光監督の劇場デビュー作『の・ようなもの』の35年後を描いたオリジナルストーリーです。
主人公は生真面目で冴えない落語家の志ん田(松山ケンイチ)。30歳で脱サラをして落語家になり、師匠・志ん米(尾藤イサオ)の家に住み込み絶賛修行中。ある日、かつて一門にいた志ん魚(伊藤克信)の落語を聞きたいというスポンサーの願いを叶えるために、志ん田は行方の分からなくなっていた志ん魚を探すよう師匠に命じられます。志ん魚を探して、出会って、彼と時間を過ごすことで、志ん田は自分に足りなかったものを見つけますが……。
普段、落語にふれあうことのない人であっても「ああ、落語ってこんなに面白いのか」と新しい発見があったり、下町に生きる人たちの温かさにジーンとさせられたり、とにかく心がほっこりすること間違いなし。35年前の『の・ようなもの』を観ていなかったとしても、もちろん楽しめます!
(文/新谷里映)
●1/16〜新宿ピカデリーほか新春ロードショー
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