おすすめしたい、“心がほぐれる”絵本

ほっとひと息つきたい日も、ワクワクしたい日も。そわそわしたり、ザワつく気持ちを落ち着かせたい“今”にぴったりな、心がほぐれる絵本、教えてもらいました。

『リサとガスパール ちきゅうを すくう』

サステイナブルがテーマの『リサとガスパーの画像_1
〈文〉アン・グットマン 〈絵〉ゲオルグ・ハレンスレーベン(コスメキッチン ¥1200)
おすすめしてくれたのは…
モデル

松本 愛さん
モアモデル。インスタグラムではオススメのコスメやボディメイクの様子をお届け♡ アカウント@aimatsumoto_45

リサとガスパールとサステイナブルについて考える

「絵本は普段自分が忘れてしまった目線で描かれていることが多いので、新たな発見やひらめきをくれます。この本は、最近よく耳にするサステイナブルを、日々どんなふうに意識し、行動に移していけばよいかを、2匹の愛らしい言動を交えながら、その大切さを教えてくれます」(松本さん)

『3人のママと3つのおべんとう』

サステイナブルがテーマの『リサとガスパーの画像_2
〈著〉クク・チスン 〈訳〉斎藤真理子(ブロンズ新社 ¥1400)
おすすめしてくれたのは…
作家・翻訳家

松田青子さん
『スタッキング可能』(河出書房新社)で作家デビュー。『持続可能な魂の利用』(中央公論新社)など著書多数

がんばる女性たちの気持ちをやさしくほぐす

「同じマンションに住む、それぞれ働いていたり、専業主婦だったりする3人のママの一日を描いた作品。忙しいママたちをやさしく包み込むようなラストシーンに、思わず涙が出ました。この世界は多様で、いろいろな見方があるんだと教えてくれるのが絵本の魅力だと思います」(松田さん)

『九月姫とウグイス』

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〈文〉サマセット・モーム 〈訳〉光吉夏弥 〈絵〉武井武雄(岩波書店 ¥900)
おすすめしてくれたのは…
『教文館子どもの本のみせナルニア国』スタッフ

八巻聡子さん
1885年創業の書店の児童書専門フロアには、1万冊を超えるロングセラー作品のほか、1年以内に発売した児童書も揃う

文豪サマセット・モームによる、ウイットに富んだ唯一の童話

「歌声の美しいウグイスと心通わせる九月姫と、それを妬む8人の姉が繰り広げる物語。ナンセンス、ロマンス、人生の真実がこめられていることを大人になって読み返した時に発見! ウグイスの言葉やページごとに変化する絵のタッチと構図は斬新で、何度見ても感激します」(八巻さん)
取材・原文/広沢幸乃 構成・企画/渡部遥奈(MORE)