保護猫カフェで出会った人と猫の実話を短編にした『いっしょに帰ろう』【おすすめ本】
最近発売された本の中から、おすすめを厳選して紹介!
最近発売された話題の本から、3冊のおすすめをご紹介します。
『コンジュジ』 木崎みつ子
自分を救い出してくれる存在——それはいつも現実世界のものとは限らない。主人公のせれなが小学生の頃、母は彼女の誕生日に出ていき、父は2度も手首を切った。少女がひとりで向きあうにはあまりに過酷な現実がそこにあり、せれなはしだいに、今は亡き“推し”に救いを求めるようになる。自分を必死に守るせれなの姿に胸が締めつけられる物語。(集英社 ¥1400)
『入浴の質が睡眠を決める』 小林麻利子
リモートワークが増え、昼夜のメリハリをつけにくくなったことなどから、「睡眠障害」に悩む人が増えている。「なかなか寝つけない」、「眠りが浅い」、「寝ても翌日だるさが残る」……etc.そんな人たちのために、“眠りとお風呂の専門家”である著者が提案するのは、良質な睡眠を促す入浴法だ。“入浴のコツ”をつかめば、ぐっすり眠れるはず。(カンゼン ¥1600)
『いっしょに帰ろう』 蘭木流子
猫カフェは猫カフェでも、「保護猫カフェ」をご存じだろうか? お店で触れあう中で、気に入った猫がいれば譲り受けられる場所。本書は、そんな保護猫カフェで“新しい家族(=猫)”と出会った人たちの実話が盛り込まれたコミックエッセイだ。自由気ままな猫たちと心を通わせ、一緒に暮らす。人づきあいのヒントも隠されているかも。(ハガツサブックス ¥1400)
原文/千吉良美樹 ※掲載商品の発売時期については変更等の可能性があります。メーカーHP等で最新情報をご確認ください。