絵のテクニック満載!「夢がかなう おとなの絵日記術」【おすすめ本】
最近発売された本の中から、おすすめを厳選して紹介!
最近発売された話題の本から、3冊のおすすめをご紹介します。
『夢がかなう おとなの絵日記術』吉沢深雪
画材の選び方、簡単なマークイラストの描き方、レイアウトのちょっとしたコツ。本書は、小学生時代の夏休みに、絵日記の宿題に苦手意識があった人でもすぐに描きたくなるような、大人のためのテクニックが満載の一冊。パスタがおいしくできた、お気に入りの洋服をほめられた……絵日記に描くだけで日常のふとしたことが想い出になるはず。(朝日新聞出版 ¥1540)
『わたしたちもみんな子どもだった〜戦争が日常だった私たちの体験記〜』和久井香菜子
ある女性は一家の大黒柱として働き、ある女性は薬剤師の夢を叶えるために勉強して、ある女性は少女歌劇団の推しを追いかける。私たちが教科書で学んできた戦争の歴史には、本書につづられているような10代、20代だった“普通”の人たちの人生は記されていない。これまで“常識”だと思っていたことは本当に常識なのか、考えさせられる。(ハガツサブックス ¥1650)
『水たまりで息をする』高瀬隼子
不満もなく、このまま夫婦一緒に年を重ねていくのだと信じて疑わなかった衣津実。ある日突然夫がお風呂に入らなくなったことで、何が正解なのかわからなくなっていく。“そうしたほうがよさそうだから”進学、就職、結婚してきた妻と、世間のよさそうを受け入れられなくなった夫の、責任をはっきりさせないやりとりに、現代の息苦しさを感じる。(集英社 ¥1540)
原文/千吉良美樹