【KARA復活&15周年インタビューまとめ】ガールズパワーの秘密とグループの絆、目指す場所。
伝説のガールズグループ・KARAが、デビュー15周年を記念したアルバム『MOVE AGAIN —KARA 15TH ANNIVERSARY ALBUM[Japan Edition]』を引っさげ昨年電撃復活。ヨンジ、ニコル、ギュリ、スンヨン、ジヨンの完全体で復活を遂げた5人がMOREに登場! 私たちの青春時代に憧れと輝きを与えてくれたパワフルな彼女たちが教えてくれる、ガールズパワーの秘密と、グループの絆について。
- Gyu-Ri(ギュリ) インタビュー
- Seung-Yeon(スンヨン) インタビュー
- Ji-Young(ジヨン) インタビュー
- Nicole(ニコル) インタビュー
- Young-Ji(ヨンジ) インタビュー
- KARA ― つながる絆、目指す場所。
KARA
2007年デビュー、K-POPブームの先駆けとして一大ブームを巻き起こしたアイドルグループ。デビュー15周年を機に再集結し電撃復活を果たす。2月23日に大阪、2月26日に福岡、3月3日に横浜エリアでファンミーティングを開催
公式サイト:KARA OFFICIAL HOMEPAGE YouTube:KARA Official
Twitter:KARA OFFICIAL tiktok:karaofficial329
Gyu-Ri(ギュリ) インタビュー
ファンの皆さんからもらうパワーが私たちを奮い立たせる
「最近パワーを感じたのは、カムバックして初めて立ったステージです。ファンの皆さんの反応が想像以上に大きく、KARAはこんなに愛されているんだと誇りに思いました。また再集結をしたことにより、かつて私たちが先輩に抱いていたような憧れを感じてもらえる存在になり得るんだと思うようになったんです。ほかにはメンバーからもたくさんパワーをもらっています。末っ子ライン(ジヨン&ヨンジ)は、お姉さんメンバーに元気がないなと思う時に自然に明るさをくれる子犬のようなパワフルさが、ニコルはステージ上で彼女ならではのエネルギーが、スンヨンは外見は可愛らしいですが、情熱を内に秘めていてここぞという時にそれを放出します。それぞれ違うパワーを持っているので、私も見習いたいと思っています」
パク・ギュリ プロフィール
パク・ギュリ●1988年5月21日生まれ。リーダー。ファンから“女神”と呼ばれるほどの美貌と、グループのお姉さんとしてメンバーみんなに頼られるやさしさを誇る
Instagram:@gyuri_88
Seung-Yeon(スンヨン) インタビュー
いつまでも先輩たちのように活動したい。その憧れが、私のパワーの源
「私のパワーの源は『40〜50代になっても先輩たちのように輝きながら活動していたい』という気持ちです。韓国にはジェネレーションワンと呼ばれる先輩たちをはじめ、長く活動されている方々がたくさんいるので、私もそうなれるよう集中して活動していきたいです。そしてファンの皆さんも私にパワーをくれる存在で、感謝の気持ちでいっぱいです。長い間KARAを待ってくれたファンの方々の姿を見ると、強いパワーがわいてきます。パワーを発揮するために心がけていることは自分を客観視すること。私は何ごとも事前にしっかりと準備をすることで自信が得られるタイプなので、落ち着いて自分をしっかり見つめてあげられてこそ、いざステージに上がった時にするべきことがちゃんとできて、思いきり楽しめるんです」
ハン・スンヨン プロフィール
ハン・スンヨン●1988年7月24日生まれ。“最強の童顔”とファンに呼ばれる愛くるしいルックスとは裏腹に、妥協のないパフォーマンスを突き詰めるプロフェッショナルな一面も
Instagram:@thesy88
Ji-Young(ジヨン) インタビュー
メンバーといる一瞬一瞬が楽しくて一緒にいるとパワーがみなぎります
「私はメンバーといると楽しくて楽しくてたまらなくて、一緒にいる時間はずっとパワーが出てるって感じます。デビュー15周年は大事なアニバーサリーだから何かやろうってことはみんなと話していたんですが、アルバムを出して、MVも撮れるとは思っていませんでした。私がKARAに戻ってきたのはほぼ10年ぶり。『ひとりで活動していた時間は再びKARAをやるためにあったのかな』と思うほど胸がいっぱいで、久々の活動の一瞬一瞬を目いっぱい楽しんでいます。特に今回初めて一緒に活動するヨンジの、分け隔てない明るさにはパワーをもらっています。昔はどこか無理していたところもありましたが、今はその都度立ち止まって、自分がどういう気持ちでいるのかを確認することでパワーを持続できている気がします」
カン・ジヨン プロフィール
カン・ジヨン●1994年1月18日生まれ。KARAとしての活動のほか、日本でも映画『暗殺教室』シリーズやドラマ『地獄先生ぬ〜べ〜』など多くの作品で俳優としても活躍
Instagram:@kkangjji_
Nicole(ニコル) インタビュー
今の自分を認め、自分に正直にいることがパワーを発揮する秘訣
「私は緊張するタイプなので、パワーが欲しい時はこれまで自分が歩んできた道を思い出します。たとえば『以前の私もできたんだし、あの時より今の自分のほうが成長しているから大丈夫!』というふうに。あと、自分に正直でいることも大事です。嘘をつくと自分を不自由にしてしまいますよね。今の自分の正直な気持ちは、KARAとして久しぶりにステージに立つので、皆さんの記憶よりもっとカッコよくきれいになった姿を見せていきたいです。新曲は曲もダンスもとてもいいし、メンバーみんなが可愛いし『KARAはまた絶対ヒットする』と思いました(笑)。KARAの楽曲はモア読者の皆さんの青春時代と結びついていると思いますが、『今も記憶に鮮明に残っている青春です』というような言葉をいただくとパワーがみなぎります!」
チョン・ニコル プロフィール
チョン・ニコル●1991年10月7日生まれ。明るい性格でKARAの元気担当。アメリカでのダンストレーニングの経験もあり、パフォーマンス力に定評がある。日本でもソロアーティストとして活動するマルチな一面が
Instagram:@nicole__jung
Young-Ji(ヨンジ) インタビュー
ストイックに進み続けるメンバーとファンの方々がさらなるパワーをくれる
「グループとしては結成15周年ですが、私がKARAに入ってからは約8年半。だからこそ私がKARAになってから15年がたった時に『今のお姉さんたちみたいに素敵でいられたらいいな』って思いますし、一切手を抜かず、以前と変わらず活動に向きあっている姿を間近で見ていると、私こそもっと頑張らないといけないなって思います。私は今まで、ひたすら前だけを見て走り続けてきました。それ以外のやり方はまだわからないのですが、その結果今があるっていうことは、ちゃんとパワーを持って頑張ってこられたんだと受け止めています。また、7年半という長い間待ち続けてくれたカミリア(KARAファンの呼称)は、私にさらなるパワーをくれる存在です」
ホ・ヨンジ プロフィール
ホ・ヨンジ●1994年8月30日生まれ。KARAには2014年に新メンバーとして参加した。グループの末っ子ながら持ち前の明るさでメンバーに笑顔を与える太陽のような存在
Instagram:@young_g_hur
KARA ― つながる絆、目指す場所。
さらなる進化を遂げた個々のパワーを集結し、再始動した彼女たち。今だからこそ見えてきたKARAのエネルギーとこれからについて。
“今の私たちのパワーはジェットコースターのよう”
再集結で見えてきた今のKARAのパワー
——15thアニバーサリーアルバムにこめた思いは?
ギュリ:メンバーが作詞作曲をしている曲もありますし、ジャケット写真も含めて全体的なプロデュースをみんなで手がけ、成長したKARAを見せたいという気持ちをこめました。
ニコル:特にリード曲の『WHEN I MOVE』のステージングは見どころがたくさんあって、パワーを伝えられる曲になっていると思います。
——再始動したKARAのパワーをひと言で表すと?
ヨンジ:ひと言!? 難しい!(笑)。ん〜〜(しばらく考えて)わかった! “ジェットコースター”! ジェットコースターを動かすには大きな推進力が必要ですよね。今のKARAからはそんな力強いパワーを感じ取ってもらえると思います。
スンヨン:2000年代、10年代、20年代すべてで1位になった初のガールズグループだと韓国のメディアが言ってくれたんです。昔、「長く耐え抜いた人たちが結局成功を収める」ってことを言われたことがあって、当時はピンときてなかったんですが、今はそれを実感しています。
ヨンジ:ジヨンお姉さんは?
ジヨン:“根性”だと思う!
スンヨン:(笑)まさに、ずっと頑張ってきたからこそ、今の幸せがあるんだなって思いますね。
「KARA=青春」は私たちメンバーも同じ
——KARAは最高! と思う瞬間はいつですか?
ヨンジ:いつもです!
ジヨン:そう、いつも。ステージの映像を観るたびに「私たちカッコいい!」と思います。
スンヨン:メンバーと一緒だと自信も増すし、なんでもできるっていう気持ちになります。
ニコル:11月の京セラドーム大阪でのカムバックのステージで最初に『ミスター』が流れた時の、ファンの皆さんの反応が本当にすごくて。どれだけ待ってくれたのかが伝わってきて「KARAは今もKARAなんだ」って実感しました。
ヨンジ:ファンの皆さんも同じ気持ちでいてくれたんだなってステージで鳥肌が立ちました。
ギュリ:再集結までの期間はそれぞれソロの活動をしていて、カムバックのステージに向けてみんなの力が結集し、爆発した感覚がありましたね。
ジヨン:最近よく「KARAは青春だ」って言ってもらえるんですが、自分たちにとってもそうなんです。曲を聴くと、当時のことを思い出します。10年後もそうなんじゃないかな。
ニコル:今回の新曲も、今の若い人たちが10年後聴き直して、「この時青春だったよね」って思えるような存在であり続けたいですね。
——最後に、MORE読者に向けてメッセージをお願いします。
ジヨン:日本の皆さんが応援してくださる声はちゃんと届いています。これからもKARAをよろしくお願いします!
ニコル:2023年にKARAとしてご挨拶できることに感謝しています。今後もよい姿をお見せできるように頑張ります。
ヨンジ:会いたかったです! 私たちはこうやってまた会う運命だったんだと思います。
ギュリ:取材を通じて「KARAが青春だった」と思ってくださる方がたくさんいることを感じ、胸がいっぱいになりました。自信を持つこともできたし、その愛に幸せを感じています。
スンヨン:コロナ禍で活動ができなかった時期がありましたが、日本のファンの皆さんと共に時間を過ごすことができて本当にうれしいです。また会えるように頑張ります!
撮影/ISAC(SIGNO) ヘア/Eun-Seong,Cho@ALUU メイク/Go-Woon,Choi@ALUU スタイリスト/菅沼 愛(TRON) 取材・原文/小松香里 ※MORE2023年3・4月合併号掲載