東京とロサンゼルスで2拠点生活!

“You Only Live Once”は、僕の座右の銘。 人生は一度きりなので、今を存分に楽しみたい。

AAAのメンバーとしてデビューし、第一線を走ってきた與 真司郎さんがアーティスト活動を一度休止することを発表し、LAを拠点とした生活を始めて約7年が経過。今の心境、海外生活から今後の夢、ずっと支えてくれたファンに対する想いを語った。

【與 真司郎インタビュー】AAA休止中のの画像_1

Profile

あたえ しんじろう●1988年11 月26 日生まれ。京都府出身。14歳でエイベックスに所属し、16歳で男女混合のパフォーマンスグループ、AAAのメンバーとして『BLOOD on FIRE』でCDデビュー。現在は、日本とLAで活動中。

AAAの活動休止とともに、自身のアーティスト活動も一旦休止し、今まで以上に密度の濃いLA生活へ

今後について自問自答を繰り返し、LA生活を堪能してみることに

與さん「AAAの活動休止が決定したとき、今まで休むことなく走り続けてきたので、自分自身も一度立ち止まってみるのもいいのかなって思って。突然人生設計を変更することに多少の焦りはあったし、いろいろ悩んだりもしましたよ。辞めようかなと思った時期もあったけど、“自分は表現することが好き音楽しかない!”ということだけは明確でした。ただ、ノンストップで生きてきた分、いろんなことをインプットしてもアウトプットする時間すらなかったので、一度AAAの活動休止とともに自分自身の音楽活動をも休止してみるのもいいのかなって思って。LAをメインに生活しながら、ときどき日本に帰ってくるという行き来で気持ちをリフレッシュできたし、ものすごくあっという間の1年でした」

1年間のLA生活を<喜><怒><哀><楽>で振り返ってみる

【與 真司郎インタビュー】AAA休止中のの画像_2

<喜>

與さん「自由な時間があったので、自分としっかり向き合えたという喜びを初めて味わうことができました。先のスケジュールが決まっていない1年を過ごすのが、正直不思議な気分でしたけど(笑)。最初の方は焦りもあったけど、リスクを取ってでも、一度立ち止まるのも人生の中でありだと実感できたことは確かです」

<怒>

與さん「アメリカに住んでいると、理不尽なことでイライラが勃発(笑)。そんなこと、日常茶飯事なんですけどね~。先日はゲートがあるコミュニティパーキングで犬の散歩をしているおばちゃんと遭遇。僕は速度をちゃんと守って走っていたにもかかわらず、そのおばちゃんはリードをしてない犬を3匹散歩させていて“危ないな……”と思っていたら、いきなり近づいてきて“あんた何してんの?”みたいな感じでクレームを言われて(困惑)。こっちは全く悪いことをしていないので、ちょっとだけイラッとしちゃいましたね(笑)。でも、“なんでもはっきり言うのがこの国のいい所!”と割り切って生活すれば問題なし!」

<哀>

與さん「哀しいエピソードがなかなか思いつかないので、ちょっと考えますね……。映画でも最近泣いたりしていないしなぁ。重めな感じの内容はちょっと話しにくいけど、強いてあげるなら、信頼していた人に裏切られたことかな。思い出すだけで、哀しくなっちゃうね……」

<楽>

與さん「楽しい出来事は山ほどあって! 最近だと、仕事で4年ぶりにNYに行ったんですが、友達に会う時間もあったり、一人で地下鉄に乗りカフェへ行ったりできたので、久しぶりにワクワクしました。LAでは車生活が中心であまり電車に乗ったりしないため、とにかく新鮮でした。普通のことかもしれないけれど、そういうことが当たり前に一人でなんでもできる今の生活に大満足です」

LA生活を通して考えた、人生の方向性

【與 真司郎インタビュー】AAA休止中のの画像_3

與さん「海外で生活をしているからといって自分の性格は何も変わっていませんが、ライフスタイルを通して、考え方はやっぱり変化していきました。“こんなに人って変われるんだ!”って思うぐらいに(笑)。日本にいたときは、人と比べたり、自分や時には他人を責めちゃうこともあって……。わがままに思われることもあったでしょうね。でも、海外に住んで、全部自分一人でやらなきゃいけないので自立するしかなかった。自分でコネクション(繋がり)を築いていかないと始まらない。それがきっかけで、視野も広がっていきました。それからかな? 人と比べなくなったし、“自分は自分! 人は人!”と、割り切れるようになり、人生が豊かになっていって、自分でもビックリですね」

自分の新しい一面、海外生活をして得たもの

與さん「僕は物事をはっきり言いすぎるので、日本では時に誰かを傷つけていないか心配でしたが、アメリカははっきり言うのが普通のことだから少し気持ちが楽かな!  普通に受け入れてもらえるので、さらに度胸がつきました。小さい頃は自分の意見を押し殺していたりしていたので、今は生きやすい環境に感謝! ただ、日本に帰りたいなって思うことも多々あるのは事実です。日本人の優しさが恋しくなったり、母親の手料理が食べたくなったり、やはり住みやすいのは日本だったりするから、行ったり来たりがいいとこどりなのかもしれません(笑)」

今後の活動は、ファンの方たちと距離を近づけるイベントに力を注ぐ

與さん「いろいろ考えていることはたくさんあって、もう何から始めようかなって感じです。自分にしかできないことをやっていきたいので、細かいことはまだちょっと言えないですけど、、、いろんな方たちに影響を与えられる人になれるように今はただただ頑張るのみ! 4月からスタートするトークショーも期待していてくださいね。トークショーは10年以上ずっとやっているイベントだし、なによりファンの皆さんとの距離も縮められる。今まではコロナのこともあっていろいろなルールがあったけれど、最近はやっと客席を回ったりできるようになって、僕自身もワクワクしています。特にこの3年間できなかったことを何かしらの形にしてやりたいなと思っていて。ファンの方に喜んでもらえるのがトークショーの魅力だと思うので、頑張ります!」

4月22日から『與真司郎 TALK SHOW 2023』がスタート‼

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撮影/齊藤 晴香 ヘア&メイク/佐藤真希 スタイリスト/後藤泰治 取材・文/山中ゆうき