YUTO(PENTAGON)インタビュー!「NCT 127のYUTAくんがきっかけで、ヴォーカルトレーニングを受け始めた」
2023年MORE5月号掲載企画から、インタビュー記事をお届けします。
ゆうと●1998年1月23日生まれ、長野県出身。「PENTAGON」のメンバー。2016年ミニアルバム『PENTAGON』で韓国デビュー。昨年9月に日本で5枚目となるミニアルバム『Feelin’Like』をリリースし、オリコンデイリーチャート1位を獲得。ファッションモデルやイベントMCなどソロとしても活躍中。近況はInstagram(@yuto_dachi)でチェック
日韓の架け橋になる唯一無二の音楽をつくりたい
今年、デビュー7年目を迎えるPENTAGONのメンバーで、K‐POP界で活躍する日本人の先駆け的存在のYUTOさん。彼は今、「日韓をつなぐ存在」になるため、多岐にわたる活動を行っている。
YUTOさん「3年前にコロナ禍の影響で、音楽番組やライブ活動が一時休止すると同時に、韓国人メンバーの兵役も徐徐に始まって、ぽっかりと時間ができたんです。それでそのあいた時間に、僕がグループのため、ひいては大好きな日韓のカルチャーのためにできることはなんだろうと考えて出た答えが、日本での個人活動だったんです。韓国文化を紹介する番組に出演したり、イベントのMCを務めたり。『韓国に遊びにくる日本人が増えるきっかけになれば』と思いながらいつも活動に取り組んでいます」
そんなYUTOさんが、日本での個人活動と並行して力を入れていることが、“楽曲制作”だ。
YUTOさん「“本場でK‐POPを学んだ日本人”という強みを生かして、まだ誰も聴いたことがない、K‐POPとJ‐POPを融合させた曲をつくりたくて、日々試行錯誤しています。だから最近は、幅広いジャンルの曲を聴いたり、MVを観たりして、アイデアの引出しを増やそうとしている最中。特に、藤井 風さんの作品は、曲も映像も素晴らしいので、よくチェックしています。『damn』のMVには、すごく刺激を受けました!」
こうした“YUTOにしかできない取り組み”をする中で、自分が成長したと思う点を尋ねると、「意見を言えるようになった」と即答。
YUTOさん「思い返してみると、今のような活動をする前は、『デビューできてよかった』という気持ちが強くて、事務所に『これがしたい!』と相談することがほぼなかったなと。でも、やりたいことが明確になってからは、支えてくれるスタッフに自分の意見をどんどん伝えるようになりました。先ほどお話しした個人活動だけでなく、いろんなことに挑戦して自分の可能性を広げています。僕はグループでラップ担当ですが、実は、昨秋からヴォーカルトレーニングを受け始めたんです! きっかけはNCT 127のYUTAくん。ときどき、ふたりでカバー曲のレコーディングをして遊んでいるのですが、YUTAくんは歌がすごくうまい。あんなに高い歌唱力を持っているのに、継続してボイトレに取り組んでいるみたいで。その努力し続ける姿に刺激を受けました。僕も練習を重ねて、2〜3年後には皆さんに披露できたらいいなと思っています」
最後に、チャレンジ中のことがうまくいかない時、どうやって気持ちを立て直しているのか教えてくれた。
YUTOさん「諦めそうになった時こそ、『止まらずに頑張ろう』と自分を奮い立たせています。途中で歩みを止めてしまったら、これまで積み重ねてきたことがムダになってしまう。頑張り続けたら、必ず道は開けると過去の経験上知っているので、どんなことがあっても前進し続けたいです」
撮影/森山 丈 ヘア&メイク/藤原加奈 スタイリスト/青木紀一郎 取材・原文/海渡理恵 ※MORE2023年5月号掲載