川口春奈が自然体でいられる理由。「大切にしているのは、居心地のいい状態でいること」

川口春奈　自然体でいるためのセルフラブ論

モア読者から寄せられた質問やお悩みに、川口さんが回答。まっすぐでブレなくて、飾ってないのにやっぱりカッコいい。そんな考え方に触れるだけで、今の自分をもっと大切にしたくなるはず。

仕事のこと、友達のこと、好きな人のことetc.　ゆるーく女子トークしませんか？

川口春奈

かわぐち・はるな●1995年2月10日生まれ、長崎県出身。最近の主な出演作に、NHK連続テレビ小説『ちむどんどん』やドラマ『silent』がある。『ニンゲン観察バラエティモニタリング』（TBS系）にレギュラー出演中

川口さん、なんでそんなにいつも自然体でいられるんですか？

カーディガン￥44000／スローン　Tシャツ￥6380／グラストンベリーショールーム（プログレスランニングクラブ）

YouTubeでも見せる、格好つけたり見栄をはったりしない姿が魅力。川口さんが、ありのままの自分で輝ける理由。

わがままでいられる場所をひとつ見つけられればいい

Tシャツ￥14850／ワンダリズム（ブラームスルーツストック）　パンツ￥24200／S＆T（バウム・ウンド・ヘルガーテン）　靴下￥2420／ジャーナルスタンダードラックス表参道店（ジャーナルスタンダードラックス）

3人姉妹の末っ子として、のびのびと育ってきた私。そんな環境のおかげなのか、昔から周囲にどう見られているかはまったく気にならない性格でした。お仕事を始めてからも、ファッションやメイクで背伸びしたい時期はあったけれど、パーソナルな部分は変わらない。なぜなら、私は自分を上手に取り繕えないし、格好つけることも柄に合ってないから（笑）。大切にしているのは、居心地のいい状態でいること。それが、みなさんから自然体だと言ってもらえる理由なのかなと思います。

職場でも学校でも人づきあいって必ずあるけれど、みんながみんな相性がいいかと聞かれれば、きっとそうではないはず。このMOREを読んでいる方の中にも、周りに合わせてありのままの自分でいられないことに悩んでいる人もいるかもしれないですよね。

お仕事に関しては「できない」って言えないから、合わない人ともある程度うまくやっていくしかないと思うんです。でも、職場で頑張っている分、それ以外のところはわがままになってもいいんじゃないかな。私自身はお仕事とプライベートの境目があまりないほうだけれど、それでも休みの日は好きな人たちと好きなことをして、バランスをとるようにしています。

宝物みたいな作品に出合えた今は向上心でいっぱいです

昨年主演を務めさせてもらったドラマ『silent』の撮影期間中は、毎週オンエアが終わるたびにたくさんの方がSNS上で盛り上げてくださっていることを感じていました。それが何よりの力になっていたし、振り返ってみると、みなさんにも一緒にドラマをつくってもらっていたなと思います。

ある現場では40代の男性から「ささるわ〜」って言われて（笑）、幅広い年齢層の方に観ていただけていたこともうれしかったです。もちろん私にとっても大切な宝物みたいな作品なのだけれど、もっといいお芝居をしていかなきゃいけないなっていう、ひとつの壁にもなったというか。だから、それはそれで素敵な想い出としてふたをして、次のお仕事が始まる時にはさらにいいものを届けていきたい。今は、そんな向上心みたいな気持ちでいっぱいです。