その魅力に、まだまだ追いつけなさすぎる。山田涼介「ウラハラナスガオ」

Hey! Say! JUMPのセンターとして、アイドルとして、圧倒的人気を誇り役者としてもその演技力が高く評価されている、山田涼介はいったいどんな人なのか。クールに見えて情熱的? 真面目に見えて自由人? 30歳という節目を控えた彼のON(仕事)とOFF(プライベート)、その魅力に迫ります!

山田涼介プロフィール

山田涼介

1993年5月9日生まれ。Hey! Say! JUMPのメンバーとしての活動はもちろんのこと、役者としても高く評価され、数々の話題作に出演。現在、ドラマ『王様に捧ぐ薬指』でまさに王様なイケメン御曹司、新田東郷を好演している

ウラハラな山田涼介「OFFモード」

仕事現場から離れたら本当の自分をちゃんと大切にしたい。“偽らない、装わない、ありのまま”なプライベート。

白パーカーを着てピースするHey! Say! JUMP山田涼介

衣装/スタイリスト私物

休日はゲーム一択

え、それ以外に何かやることありますか? プライベートは完全にインドア。自他ともに認める陰キャですけど、何か?(笑)。

ほっこりとした店が好き

普段、よく行くのは、ご夫婦が営んでいる焼鳥屋さんとか、家族経営の居酒屋さんとか、ほっこりとしたお店。手広くいろんな店を開拓するのではなく行きつけの店に何度も通って、店主と仲よくなって、自分の居場所をそこにつくるタイプ。え、意外? なんで? オシャレなバーに通ってそう? いや、オシャレなバーなんて行ったことないし、どちらかといえば苦手だし(笑)。

4年に一度の神木隆之介

オンライン上には“ゲーム仲間”がたくさんいるけど、現実世界の“リア友”は3人だけ。もちろん、芸能界にも仲よくしてくれる人はいるけど、友達と言ってしまっていいものか、悩む。たとえばさ、リュウ(神木隆之介)とかは高校の同級生で今も仲がいいんだけど、めったに会わないからね。本当、オリンピック周期くらい。リュウから「今、同級生と一緒にいるよ。来ない?」ってたまに連絡が来たりして、タイミングが合えば参加するっていう。それが数年に一度、あるかないかだからね(笑)。

基本、人間関係は“深く狭く”

極度の人見知りだし、自分のテリトリーに入れる人は選ぶタイプ。そもそも、オレ、人が苦手だからね(笑)。仕事現場でコミュニケーションをとるのは楽しいんですよ。普段、あまり話さない分、それは楽しめるの。ただ、プライベートは……。今いる“3人”の親友だけでもう十分。これ以上、友達はもう増やさなくてもいいかな(笑)。

いつでも、どこでも、山田のまんま

今、インタビューを受けている自分も友達と一緒にいる時の自分も変わらない。基本的に自分を装ったりつくったりするのが苦手。その理由は、単純に「面倒臭い」から。本当はきっと、つくったほうがいいと思うんですよ。愛嬌を振りまいたほうが得だって、オレもね、ちゃんとわかっているんですよ。でも、それができない(笑)。カメラの前ではちゃんとやります。与えられた役をちゃんとまっとうします。だからこそ、そうじゃない時は自分のままでいたい。そりゃ、オレだって全員に好かれたい気持ちはありますよ。でも、無理なの、そんなの。100人いたら100人全員に好かれようなんて絶対に無理なの。だったら、今の自分のまんまで堂々と生きていたい。特にプライベートはこの自分を「よし」と思ってくれる人とこの自分を受け止めてくれる人と一緒にいたい。

撮影/ISAC(SIGNO) ヘア&メイク/二宮紀代子 スタイリスト/野友健二(UM) 取材・原文/石井美輪 ※MORE2023年6月号掲載