6人組のグローバルボーイズグループ「DXTEEN」

6人組のグローバルボーイズグループ「DXTEEN(ディエックスティーン)」。彼らは、オーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」で誕生したグローバルボーイズグループのJO1とINIが所属するLAPONEエンタテインメントから、2023年5月10日にシングル『Brand New Day』でデビューする期待の新人グループです!

(後列左から)寺尾香信、田中笑太郎、福田歩汰  (前列左から)谷口太一、大久保波留、平本健

(後列左から)寺尾香信、田中笑太郎、福田歩汰

(前列左から)谷口太一、大久保波留、平本健

谷口太一のマイルールは、「何事も全力で取り組む」

「洗濯もののタオルでさえも、全力で畳みます」

DXTEEN
谷口太一

たにぐち・たいち●2002年7月11日生まれ。奈良県出身の20歳。身長173㎝。メンバーカラーはレッド。メンバー最年長のリーダー。ダンスの実力者で、力強くも指先まで気を抜かない繊細なパフォーマンスが魅力!

リーダーの谷口太一さん。DXTEENのデビューに先立ち、事務所の先輩グループ、JO1やINIのリーダーたちとも語り明かしたそうで……。

――まず、自己紹介をお願いします。

 

谷口:小柄な恐竜、DXTEENのリーダーです! 

 

――グループ内ではどんな立ち位置?

 

谷口:グループのリーダーです。僕はダンスを武器としているので、練習する時はダンスリーダーとしても、メンバーを引っ張らせていただいています。

 

――アーティストを目指したキッカケは?

 

谷口:キッカケはいくつかあるんですけど……。最初は、小学校5~6年生の時。BIGBANGさんのパフォーマンスをテレビで観たこと。当時、東方神起さんや少女時代さんといったK-POPがもともと好きで、よく観ていたんです。BIGBANGさんはそれまで見てきたステージパフォーマンスとは全然違った存在感があったので、すごく驚いたんです。「こんなパフォーマンスもあるんや!」「カッコいい!」と、すべてが衝撃的でした。その頃は、まさか自分がアーティストになろうと思ってはおらず、ただ憧れる程度でした。

その後、高2の春にKPOPイベントを、いちファンとして観に行った時、韓国の事務所にスカウトされて、今に繋がりました。

 

――スカウトだったんですね。しかも日本で、韓国の事務所から。珍しいですね。

 

谷口:はい。めったにないチャンスですよね。そこで、「憧れていたアーティストという存在に、僕もなれるかもしれない。しかも大好きなK-POPで」と思い、このチャンスを掴むしかないと決めてすぐに韓国へ渡りました。ただ、その後コロナ禍で状況が大きく変わってしまって。日本に戻れない日々のなか1年半ほど韓国で練習生をしていました。その時に、当時所属していた事務所を通して今回のお話をいただき合流することになりました。

 

――どんなアーティストになりたいですか?

 

谷口:まず、DXTEENとしての目標は、僕たちのパフォーマンスを観たり音楽を聴いてくれた人たちに笑顔になってもらえるようなアーティストになりたいです。デビュー曲『Brand New Day』というタイトルやMVを観てもらうと伝わるかもしれませんが“青春”がテーマなんです! メンバーはフレッシュさや可愛らしさのある10代が多いので、同世代の方には共感を、年上の方には「学生時代の思い出」として共感してもらえるのかなって。「わかる~」とか「あの頃、懐かしかったよね」と思ってもらえるようなグループになれれば!

僕個人としては、BIGBANGさんが僕に与えてくれたように、僕も誰かに夢を与えられる存在になることです。僕の姿を見て、この道に進みたいって言ってもらえるようになれたら。いつかその言葉を聞く日がきたら、心から「やってきてよかったな」って思えると思うんで。その言葉を聞けるように、頑張っていかないと!

――今までの人生で出合った、大切な一曲は?

 

谷口:BIGBANGさんの『ガラガラ GO!!』(2009年)です。それまで耳にしていた音楽とは全然違う、ファンを引き込む強めのコンセプトであったり、キャッチーでありながらも骨太な楽曲だったり。曲を聴いた瞬間に「もっていかれた」というか、衝撃的でした。

 

――谷口さんが思う、DXTEENの強みは?

 

谷口:僕たちのかわいさとフレッシュさが強みのひとつです。デビュー曲『Brand New Day』の楽曲と僕らのキャラクターがリンクして、今回のコンセプトである“青春”の世界観がいい感じに仕上がっています。ぜひチェックしてください!

DXTEEN谷口太一

「メンバーには、なんか太一くんはヤバいと思われている」

――韓国でのトレーニング生活で「克服したと思うこと」や「新しく知った自分の一面」は?

 

谷口:克服したことは、自分の意見を言えるようになったことです。

共同生活をしている時、言いたいことを無理に我慢するのはよくないこと。やっぱり、いろいろたまっちゃうので。これは他の5人より先に韓国で共同生活をしていた僕の経験によるものです。

僕自身、本音をうまく伝えられるタイプではなかったんですけど、「自分の意見を素直に言う」こと自体が大切だと思うようになりました。積極的に意見を言ったり、メンバーの意見を聞いたりすることが、チームのためになるなぁと。

発見としては、メンバーに「なんか、太一くんはヤバい」と思われていることですね。正直、僕としてはよくわからないんですが(笑)。

 

――デビューに向けて、先輩であるJO1やINIからもらったアドバイスはありますか?

 

谷口:デビュー発表の記者会見のビハインド映像で多くの方がご存じかと思いますが、JO1の與那城奨さんとINIの木村柾哉さん(各グループのリーダー) と僕の3人でお話をさせてもらう機会がありました。そこでおふたりのお話を伺って、「やっぱりリーダーはリーダーやねんな」と感じました。発言のひとつひとつに芯があるんですよ。

発言から受け取った印象もありました。奨さんは、メンバーひとりひとりに寄り添うリーダー。ちょっとでも気になることがあれば、相手の話を聞いて相談に乗るそうです。柾哉さんは、そっと背中を押すタイプのリーダーのように感じました。僕の場合は……、まだリーダーになって間もなく見えてきていないので、おいおい考えます(笑)。

「チームをよくするために最初にすべきこと」についても伺いました。

JO1さんは「チームでの決まりごとを決める」。具体的な目標や、挨拶と礼儀を忘れないといったルールを最初に決めて、あとは全体ミーティングを定期的に開いて必要に応じて追加しているそうです。これを聞いたその日に、僕もメンバーを招集してミーティングを開き、早速DXTEENでも取り入れました(笑)。

INIさんは、「いついつまでにインスタのフォロワー数200万を突破しよう!」みたいな、「具体的かつ高めの目標を立てる」とおっしゃっていました。チームとしての決まり事も、向上心を高めるために目標を設定することも、ほんまに大切やなって思いました。

先輩たちのアドバイスをもとに、僕らも「チームをよくするために最初にすべきこと」を決定しました。それは「何事も全力で!」です。

どんな仕事であれ、「自分を出し切った」と言えるぐらいの熱量で仕事に向き合うのが、僕らDXTEENの“根っこ”です!

 

――先輩たちの姿から学んでいる事は?

 

谷口:そのリーダー会議の時に、おふたりからSNS用写真の効果的な撮り方や、バラエティ番組でのHOW TOも教えてもらいました。でも、リーダー論に興味がいってしまって、残念ながら覚えきれなかったこともあります。すみません!

 

――デビューに向けて個人的に準備していることや練習している事はありますか?

 

谷口:……リーダー論の復習?

DXTEEN谷口太一

素顔やプライベートを深掘り!

――疲れた時、何で癒されていますか?

 

谷口: ファンの方との対話ですね。3月のプレデビューイベントで、初めてファンの皆さんと対面でお会いし、本当に感動しました。あの場に立つために必死で頑張ってきたんだなと思った時、大変さが消えて癒されました。やっぱり、ファンの皆さんにたくさん会うためにも、何事も全力でしなきゃダメ。 だから、ファンの方の存在が癒しであり、目標であり、原動力なんです

 

――普段はどんな休日を? または理想の休日の過ごし方はありますか?

 

谷口:プライベートな時間は仕事と練習が終わった後の時間になっちゃうので、ほぼ自宅で過ごします。最近、謎にハマっているのが洗濯物を畳むこと。そもそも洗濯の一連の作業すべてが好きなんです。洗濯機を回して、「あと何分や、15分か」とか言いながらYouTubeを流しつつ、出来上がりを待つ時間もワクワクします。洗濯終了を知らせるアラームが鳴るタイミングで新しい曲をかけて、洗濯物の量に合わせたハンガーなんかも全部用意して、一気に洗濯物を干すんです。作業にも音楽にもウキウキな時間を楽しんでいます。最近は自分たちの曲のインストを流しています。洗濯中のBGMはインストが多いかも。

 

―――実は誰にも言ったことのない趣味や、隠れた特技があったりしますか?

 

谷口:実は誰にも言ったことがないのですが……。タオルを畳む作業が好きです(笑)。ふわふわの生地の端と端を重ねて、しっかり整えて畳むのは、謎に楽しいので好きです。誰かに「ちょっと畳ませて」と言われても、うーん、譲れないですね!

 

 

――好きな食べ物は?

 

谷口: 焼きリンゴです。小さい頃、お母さんがケーキ屋さんで買ってきてくれた焼きリンゴを初めて食べて、「なんだこれ! おいしい‼」と。間もなくして、フライパンと砂糖とリンゴを用意して、自分で作って食べるようになりました。スパイスはその日の気分で。初めて自発的に作った料理かもしれません。韓国生活中もよく作ってましたよ、深夜に(笑)。

 

――最後にファンの皆さんにメッセージを。

 

谷口:3月のイベントでは、本当にありがとうございました。「PRODUCE 101 JAPAN」には参加していない僕と(田中)笑太郎の名前やカラーを掲げてくれてる“ファン”が会場にいてくださって……。見た瞬間、心の中で「わぁ!!!」と叫ぶくらいうれしかったですし、僕と笑太郎以外の4人のファンの方々も、僕たちを温かく受け入れてくれて。あの時間、あの空間がほんとに幸せで、忘れられません。本当に素敵な1日だったな……。これからも、あの日のような思い出を、ファンの皆さんと一緒に、もっとたくさん作っていきたいです。愛してます!

DXTEEN

DXTEEN|'Brand New Day' Official MV

DXTEEN プロフィール

JO1・INIが所属するLAPONEエンタテインメントから新たにデビューする3組目のアーティスト「DXTEEN(ディエックスティーン)」。 メンバーは、大久保波留、田中笑太郎、谷口太一、寺尾香信、平本健、福田歩汰。
LAPONEの練習生制度である「LAPONE BOYS&LAPONE GIRLS」から初めて誕生した平均年齢18.6歳の6人組グローバルボーイズグループ。 

2022年1月から1年以上に及ぶ韓国でのトレーニングを経て、2023年5月10日にデビューが決定している。

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撮影/齊藤晴香 取材・文/中川 薫