Sexy Zone菊池風磨が先輩に可愛がられる秘訣は?「礼儀と言葉遣いだけはすごく気にしているかも」
【スペシャルインタビュー】もしも会社の席の隣が菊池風磨だったら……?
“隣の男”はとにかく頭の回転が速い。賢く、潔く、あったかく、人生の術に長けている。そんな菊池風磨が迷えるモア読者のお悩みに回答。次々と名回答を繰り出します!
菊池風磨プロフィール
きくち・ふうま●1995年3月7日生まれ、東京都出身。アイドルグループSexy Zoneのメンバー。音楽業のほか俳優としても活躍し、ドラマParavi『隣の男はよく食べる』(テレビ東京系・水曜深夜0:30〜)では倉科カナとダブル主演を務める
人間関係についてのお話
Q. 後輩に慕われる先輩になりたいです!
多くの後輩に慕われているイメージのある風磨君、その秘訣を教えてください!
最近は、後輩から相談されるようなことも増えてきたかな。でも、僕、そんな丁寧に答えないですよ(笑)。自分の経験をふまえたうえで細かく答えることはできるけれど、結局、それはオレだから。オレのやり方でしかないから。それが後輩に当てはまるとは限らないし、下手したら、彼のよさを消してしまうかもしれないしね。オレの経験はあくまでも例題。正式な問題はやっぱり、自分で培った公式を当てはめて考えないとダメなんだよね。「ああしろ」、「こうしろ」を言わないのはコミュニケーションも同じ。オレ個人としては、自分で考えて行動する、その環境を提供するのがいい先輩な気がしている。
Q. 先輩から可愛がられる後輩になりたい!
櫻井翔さんや二宮和也さんをはじめ、いろんな先輩と仲がいい風磨君。目上の人に可愛がられる存在になれるコツって???
いや、コツとかは考えたことないんですけど……。ジャニーズの先輩後輩も縦社会な面もあるので、礼儀と言葉遣いだけはすごく気にしているかも。それこそ、後輩から聞かれて「ここだけは」とアドバイスするのが、先輩とごはんをご一緒させていただく時のこと。みんな「ごはん行きましょうよ」を使いがちなんだけど、結局、そこではたいてい先輩がごちそうしてくれるわけで、だからこそ「ごはんに連れていってください」が正解だと僕は思うんですよね。後輩から先輩に伝えるのにこの言い回しは適切じゃないな、とかそういう人間関係の“基本のき”になる言葉遣いはすごく気にする。丁寧語とか謙譲語とかは、学生時代に勉強したけど大人になってからも学び直したし、今もわからないことはすぐに調べる。だから僕、先輩へのメールとかガッチガチに堅いですからね(笑)。
Q. 本音を話すことができません。
人と話す時、「これを言って相手がこう思ったらどうしよう」と考えてしまい、本音でつきあえる友達や恋人に出会えません……。
何もかも語りあう必要はないんじゃない? 本当のことなんか言えないもんじゃないですか? それが当たり前だとオレは思うし、すべてを言わなくていいような気がしますけどね。何を考えているかなんてその人にしかわからないし、それをわざわざすべて伝える必要もない。「これだけは」っていうことだけがちゃんと伝わればそれだけでいいんじゃないかなって思うけどね。
Q. 友情を長続きさせるには?
環境の変化と共に学生時代の友達とどんどん疎遠に。学生時代の友達とずっと仲がいい風磨君だからこそ、友人関係を長続きさせる方法を聞きたいです!
大事なのは、無理しないことなんじゃないかな。休みや時間が合わなくなることもあるし、お互いの価値観だって変化していく、環境が変われば合わなくなるものが出てくるのは至極当たり前のことで。オレね、それはそれでいいと思っているんですよ。友達は“ずっと一緒”じゃなくていい。時間が合わないのなら、合う時を待てばいい。価値観が合わないのなら、そこに触れる言動をお互いに避ければいい。オレだったら「今はそういう時期だな」くらいに考える。今はまだお互いの人生が忙しいけれど、いつかまたバチンと合う日がくるかもしれないしね。
Q. 人見知りをなおしたい。
風磨君も昔は極度の人見知りと聞きました。どうしたら克服できますか?
この答えは“もうひとりの自分をつくる”なのかな。人見知りの自分とは違う、明るく社交的な自分がいて、そいつと入れ替わっている、そんな感覚なんだよね。たとえるなら、一時的な大学デビューみたいな感じ。その時だけ「全然違う自分でトライしてみよう」みたいな(笑)。
【INFORMATION】ドラマParavi『隣の男はよく食べる』
彼氏いない歴10年。長年恋から遠ざかっていた、料理上手な独身女子・大河内麻紀(倉科カナ)と、隣の部屋に住む肉食年下イケメン男子(菊池風磨)の、ピュアで不器用なラブストーリー。テレビ東京系(毎週水曜深夜0:30〜)で大好評放映中のほか、動画配信サービス「Paravi」で毎週水曜21時より毎話独占先行配信中
取材・原文/石井美輪 ※MORE2023年6月号掲載