Sexy Zone菊池風磨をつくった家族の教え。「礼儀や挨拶をはじめ“人として”の言動に関してだけはめちゃくちゃ厳しかった」
【スペシャルインタビュー】もしも会社の席の隣が菊池風磨だったら……?
“隣の男”はとにかく頭の回転が速い。賢く、潔く、あったかく、人生の術に長けている。そんな菊池風磨が迷えるモア読者のお悩みに回答。次々と名回答を繰り出します!
菊池風磨プロフィール
きくち・ふうま●1995年3月7日生まれ、東京都出身。アイドルグループSexy Zoneのメンバー。音楽業のほか俳優としても活躍し、ドラマParavi『隣の男はよく食べる』(テレビ東京系・水曜深夜0:30〜)では倉科カナとダブル主演を務める
仕事についてのお話
Q. 自信がありません……
自分のことが好きになれず、すぐネガティブ思考になってしまいます。風磨君なりのメンタルケアがあれば教えてほしい!
実は、僕も自信がついたのってここ2〜3年で。それ以前は自信を持つことができなかったんですよ。となると「何がきっかけで変わったのか?」と聞きたくなりますよね。その答えは……肉体改造なんですよ(笑)。体を鍛え始めたのは「暇だったから」。仕事はないけど時間はある、だったら、自分の何かを変えたいなと始めたんだけど。これが不思議なもんで、体が変わると自信がつくんだよね。体を動かすと成長ホルモンが出て前向きになるって言われているけど、本当にね、気持ちが前を向くんですよ。で、仕事にも前向きになって頑張れたり、ここぞという時に踏ん張れたり、そんな自分にまた自信が持てるようになっていくんだよね。「そんなのやっても変わらない」と言い訳をつけて自信がない時、人は同じ場所にとどまりがちだけど、とりあえず、体を動かしてみる、そうじゃなくても、とりあえず何かやってみる。自分“を”信じることだけが自信じゃない、自分“が”信じてどれほどのことができたか。それが自信につながるような気がオレはしています。
Q. 菊池家の教えが知りたい!
私は1歳の息子がいて、将来は風磨君のような家族や仲間を大切にする漢気あるお兄さんになってほしいのですが、子供の頃にご両親から注意されたことなどがあれば教えてください。
基本的にうちは放任主義で。「あれをするな」、「これをするな」と言われた記憶がないんですよ。ただ、礼儀や挨拶をはじめ“人として”の言動に関してだけはめちゃくちゃ厳しかった。今の自分をつくったのはそんな家族もだし、友達や先輩をはじめ周りの環境も大きいと思う。道をはずれそうになったら引き戻してくれて、間違った時はちゃんと叱ってくれる。居心地がいいだけじゃなく、ときに厳しさもガツンと届けてくれる。そういう環境はすごく大切だなって大人になった今、感じています。
Q. 人生を後悔なく生きる方法。
昨日より今日、今日より明日。過去より今のほうが楽しい! と思って過ごしている風磨君の生き方が好きです。どうしたらそんなふうに前を向いて歩くことができるのでしょうか。
逆に「そうじゃないとつまんなくない?」って思っちゃう。オレね「昔は楽しかった」ほど生産性のないものはないと思っているんですよ。過去にはもう戻れないんだから、だったら、今を楽しくしたほうが絶対にいいから。はちゃめちゃに楽しかった学生時代も「戻りたいか?」と聞かれたら、その答えは「戻りたくない」なんです。楽しいことにも全力で向きあったけど、つらいことにも全力で向きあったから。あの大変だった受験勉強はもう二度と経験したくないからね(笑)。最大限の力を注いで“今”を生きると、数年後に振り返った時「戻りたい」ではなく「あの時みたいにはもうできないや」と思う。そんな時間を積み重ねていくほうが人生は楽しいとオレは思っている。
【INFORMATION】ドラマParavi『隣の男はよく食べる』
彼氏いない歴10年。長年恋から遠ざかっていた、料理上手な独身女子・大河内麻紀(倉科カナ)と、隣の部屋に住む肉食年下イケメン男子(菊池風磨)の、ピュアで不器用なラブストーリー。テレビ東京系(毎週水曜深夜0:30〜)で大好評放映中のほか、動画配信サービス「Paravi」で毎週水曜21時より毎話独占先行配信中
取材・原文/石井美輪 ※MORE2023年6月号掲載