【スペシャルインタビュー】もしも会社の席の隣が菊池風磨だったら……?

“隣の男”はとにかく頭の回転が速い。賢く、潔く、あったかく、人生の術に長けている。そんな菊池風磨が迷えるモア読者のお悩みに回答。次々と名回答を繰り出します!

SexyZone菊池風磨 仕事のお話1

菊池風磨プロフィール

菊池風磨

きくち・ふうま●1995年3月7日生まれ、東京都出身。アイドルグループSexy Zoneのメンバー。音楽業のほか俳優としても活躍し、ドラマParavi『隣の男はよく食べる』(テレビ東京系・水曜深夜0:30〜)では倉科カナとダブル主演を務める

仕事についてのお話

Q. 苦手な仕事とどう向きあえばいい?

今社会人4年目なのですが、やりがいを見つけられず仕事をやめるか悩んでいます。

そもそも、僕はこの仕事が好きなので。「やめたい」とか「逃げたい」と思ったことがないんですよ。「大変だな」と思う仕事はあるけれど……。この仕事はその努力に対する反応が目に見えて返ってきやすいから。今日もさ、モア編集部と近所の台湾料理屋さんで撮影したんだけど、その店のお母さんが「いつも観てるよ」と言ってくれたり。前回集英社に来たのはだいぶ昔のJr.時代、『Myojo』の取材だったと思うんだけど。その時は誰も見向きもしなかったのに(笑)、今日はモア編集部の皆さんが拍手と歓声で迎え入れてくれたり、そこには自分が表紙を飾っている雑誌やポスターが並んでいたり、その反応がご褒美となりモチベーションになったりするんだよね。走るにはやっぱりガソリンが必要なわけで、仕事を頑張れない、やりがいを感じることができない、仕事でご褒美を得ることができないのなら、仕事以外の場所にそれを用意してもいいと思うんですよ。たとえば、休日に楽しい予定を詰め込んだり、お給料で何を買うか考えたっていい。目の前にいくつものニンジンをぶら下げて走る。オレが会社員だったらきっと、そうしているんじゃないかな。

Q. 決断に自信を持てる人になりたい。

たとえば「どっちもやりたいし挑戦したい」という時、風磨君はどんな判断基準で選択や決断をしますか?

自分は「友達に胸を張って伝えられるほう」を選びますね。今でこそ、自分に正直に生きているオレですけど、昔は取り繕っていた時期があるんですよ。でも、友達と一緒にテレビを観た時に「自分のことを見てられない」と思ってしまって、そこで「もう取り繕うのはやめよう」と決意したんだよね。友達もだし、先輩や家族もそう、周りに恥じない生き方が自分の恥じない生き方になる。だから、迷った時、最後はそれで決断を下すんです。

Q. 新しい環境や挑戦、緊張してしまいます!

転職することを決めましたが、今から不安です。ドラマ『隣の男はよく食べる』が始まりましたが、新しい撮影現場で心がけていることなどあれば教えてほしいです!

オレもね、昔は緊張したんだけど、今はしなくなりました。だってさ、本当だったら、全部緊張するわけじゃん。この悩み相談だってさ、全国各地のモア読者さんが見るわけでしょ。ドラマにしろ、雑誌にしろ、それはそれは多くの方が見てくださるわけで、いちいち緊張していたらもう、心が追いつかないわけですよ。だから、それはもう自ら排除しちゃいました。ただ、新しい環境でうまく立ち回れるかどうかは別の話で、相変わらず「はじめまして」は人見知り全開。今作も最初は倉科(カナ)さんと全然話せなかったしね。でも、それでいいんですよ。あんなにきれいな方を目の前にしたらうまく話せないのが当たり前なんですよ。つまり、最初から完璧じゃなくていいんですよ。背伸びしない、無理しない、等身大の自分でいればいいんです。特に、イチャイチャからがっつりのキスシーンまで、今作は初めてのことだらけで。そのたび、「自分、いっぱいいっぱいなんで、お願いします」って、倉科さんに頭を下げましたからね(笑)。

【INFORMATION】ドラマParavi『隣の男はよく食べる』

彼氏いない歴10年。長年恋から遠ざかっていた、料理上手な独身女子・大河内麻紀(倉科カナ)と、隣の部屋に住む肉食年下イケメン男子(菊池風磨)の、ピュアで不器用なラブストーリー。テレビ東京系(毎週水曜深夜0:30〜)で大好評放映中のほか、動画配信サービス「Paravi」で毎週水曜21時より毎話独占先行配信中

取材・原文/石井美輪 ※MORE2023年6月号掲載