【高橋一生×飯豊まりえインタビュー】パリでの撮影中、プリクラでパシャリ!?「モノクロのいい写真が撮れました(笑)」
『岸辺露伴は動かない』が映画化。高橋一生×飯豊まりえインタビュー
人気ドラマシリーズ『岸辺露伴は動かない』がいよいよスクリーンへ。映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』(5月26日公開)で最大の事件に立ち向かうふたりが考える、好奇心の赴くままに生きるということ。
祝、映画化。『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』のウラバナシ
ドラマに引き続き、特殊能力を持つ漫画家の岸辺露伴を高橋さん、その担当編集の泉京香をMOREでもおなじみのまりえが好演。映画化への想いや撮影裏話、長く愛されている作品ならではのエピソードに注目。
日本とパリ。撮影現場には国境を越えた共通性があった
高橋:パリでの撮影は、本当に楽しかったです。現地のスタッフのみなさんもドラマの時からずっと参加してくれていたんじゃないかなと錯覚するくらい、抜群のチームワークだったので。
飯豊:阿吽の呼吸でしたよね。私は、照明部に同じ年のフランス人の女の子がいたんですけど、お菓子をくれたり、休憩時間に一緒にご飯を食べたり……っていう交流もできました。
高橋:結局どこの国も撮影現場は変わらないんだなと感じる共通性もたくさんあって。たとえば「あの方はカメラマンのアシスタントさんだな」とひと目でわかるんです。
飯豊:撮影機材が日本とフランスでそんなに変わらないのも、おもしろかったです。バミリ※に使うアイテムは違ったんですけど。
高橋:日本は養生テープを使うけれど、向こうにはダクトテープしか売ってないらしくて。現地のスタッフの方が養生テープをとても気に入っていたので、パリに仕入れたら儲かるかもしれません(笑)。
※立ち位置の目印のこと
教会やレストラン。さまざまな場所を訪れることができました ── 飯豊
パリで撮った記念写真は、モノクロのおしゃれな仕上がりに
高橋:パリでのあき時間は、キャスト、スタッフのみなさんでご飯を食べたり教会に行ったり、いろいろな場所を回りました。楽しかったです。
飯豊:一生さんはいろんなことに詳しいので、教会の中を歩きながらガイドさんみたいに説明してくださるんです。
高橋:日本とパリに拠点がある共演者の美波さんおすすめのレストランにも行ったのですが、お肉がとてもおいしかったです。
飯豊:私は、オニオングラタンスープが好きでした! あと、撮影場所の近くに美波さんが「これはパリのプリントシールなんだよ」って教えてくださった機械があったので、お昼休憩の時に3人で衣装を着た状態で撮ったり。
高橋:「証明写真かな?」と思うくらい、撮るまでの時間があっという間で……。
飯豊:でも、モノクロのいい写真が撮れました(笑)。
抜群のチームワークで臨んだパリでの撮影は楽しかった ── 高橋
いいとよ・まりえ●1998年1月5日生まれ、千葉県出身。最近の出演作にNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』やドラマ『オクトー〜感情捜査官 心野朱梨〜』などがある。ドラマ『君と世界が終わる日に』Season5でダブル主演が決定。モアレギュラーモデル
たかはし・いっせい●1980年12月9日生まれ、東京都出身。映画、ドラマ、舞台など幅広く活躍。『NODA・MAP 第26回公演「兎、波を走る」』(6/17〜7/30 東京芸術劇場プレイハウス、8月 大阪・博多公演)に出演する
『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』
荒木飛呂彦作の大人気コミック『ジョジョの奇妙な冒険』から生まれたスピンオフ『岸辺露伴は動かない』が2020年末実写ドラマ化され話題に。その制作チームが長編劇場版に挑んだ『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』を、ぜひスクリーンで楽しんで
撮影/山根悠太郎(TRON) ヘア&メイク/田中真維(MARVEE/高橋さん分) AYA(TRIVAL/まりえ分) スタイリスト/秋山貴紀(A Inc./高橋さん分) 高木千智(まりえ分) 取材・原文/吉川由希子 ※MORE2023年7月号掲載