5人組のガールズグループのNewJeansが、初のファンミーティング「Bunnies Camp」を7月1~2日に、韓国・ソウルのSKオリンピックハンドボール競技場で行いました。今回は、オンラインとオフラインの同時開催。7月2日のオンライン公演にお邪魔し、KPOP界きってのフレッシュで熱いニューアイコン、NewJeansのファンミーティングの模様をお届けします!

NewJeansのファンミーティングの様子

NewJeansってどんなグループ?

レポートに入る前に、NewJeansについて説明させてください!

NewJeansは2022年、BTSが所属するHYBE傘下の新レーベル「ADOR」からデビューした5人組ガールズグループ。「ADOR」は、SHINee、f(x)、EXO、Red Velvet、NCTなどのSM所属アーティストのアルバムコンセプトの担当したミン・ヒジン氏が立ち上げたレーベル。その初アーティストがNewJeansなんです。

グループ名の由来は「人々が日々愛用し、いつ着ても飽きないジーンズのように、時代のアイコンになる」という抱負が込められているそう。

レトロでフレッシュ。そこに少し郷愁や切なさを織り交ぜた中毒性のある音楽が魅力。さらに、愛らしいルックスと、思わずマネしたくなるキャッチーなパフォーマンスが話題を呼び、韓国国内では常にチャート上位をキープ。日本でも1stシングル『OMG』がオリコン週間合算シングルランキングで初登場1位。加えてK-POP史上、デビュー後最短でビルボードHot100へチャートイン! アメリカ『TIME』誌が選ぶ「次世代のリーダー」、同じくアメリカの『Rolling Stone』誌が選ぶ「Future25」にも名を連ねるなど、規格外の新人グループなんです。

ちなみに、MINJIとHANNIは、デビュー前にBTSの『Permission to Dance』(2021年)のMVに出演(制服を着てマスクをはずす2人組)していますよ!

ゲームにダンスバトルに入所式まで⁉ NewJeansのキャンプは本格的

NewJeansのファンミーティング中の写真

7月22日でデビュー1年を迎えるNewJeans初のファンミーティングのタイトルは「Bunnies Camp」。“NewJeansの最も親しい友だち(=うさぎたち)”という意味が込められた5人のファンクラブ名「Bunnies」の特別な“キャンプ”は、ライブパフォーマンスやゲーム、ダンスバトルや寄せ書きコーナーで構成され、5人とBunniesの距離が、より縮まるような愛と友情にあふれた公演になりました。

 「Bunnies、本当に会いたかったです!」とファンひとりひとりに手を振りながら客席通路からNewJeansが登場し、無数のうさぎ型のペンライトと大歓声に包まれながら、まずは入所式(笑)からスタート。キャンプを楽しく安全に過ごすための5つのルールをメンバーが読み上げます。最後のルール、「Bunnies Camでは、NewJeansとBunnieの両方がお互いに向けた友情と愛を隠すことなく存分に表現してください」が読み上げられると、班長のMINJIさんが、「先に私たちが表現してみますね!」と宣言して「Bunnies、叫べー!」と客席を煽る。その熱量のまま、ビート強めな『Attention』を熱く、しなやかに歌い上げたのでした。

白い衣装のNewJeans

キャンプといえばレクリエーションということで、メンバーが体を張った3つのゲームに挑戦。ジェスチャーゲームではHANNIさんの見事な表現力に会場が沸きました。しかし、ペンライトを振るゲームと、ペンライトの瞬きの色と順番を覚えるゲームに大苦戦。Bunniesの助けを借りて、なんとかミッションは成功。会場の一体感もグッと高まります。そして楽曲『Cookie』へ。ベンチに横一列に座って、腕や首をシンクロさせるあの不思議な振り付けから目が離せません!

途中、お姉さんチーム(MINJI、HANNI)と妹さんチーム(DANIELLE、HAERIN、HYEIN)による、ダンスバトルも。スポーティーな衣装に着替えてステージに解き放たれた5人が、ゴリゴリにパワフル、しかも芸術的なダンスバトルを繰り広げ、メンバーと観客のボルテージも最高潮に! そして、水中をたゆたうような清涼感あふれる『Hype Boy』でクールダウン。ホワイトのカジュアルな衣装に着替え、キャンプ椅子に腰かけながら『Hurt(250 Remix)』をしっとりと歌い上げると、5人が今日の感想を語り始めます。

DANIELLEさんがダンスバトルについて「班長(MINJI)とHANNIさん、HAERINさんのソロステージとてもかっこよかったです」と伝えると、「競争だったけど、メンバーだからとても楽しく踊れました。HAERINさんも本当にカッコよかったですよね!」と笑顔で答えるHANNIさん。そのまま、トークのバトンをHAERINさんへ。「少し緊張したんですが、(妹チームの)チーム長の名誉をかけて、このバトルに勝つ!という気持ちでやりました」(HAERIN)と、たぎる闘志の秘密を語ったのでした。

 

“私たち”は繋がっている

NewJeansの引きの画像

世界中のBunniesから寄せられたメッセージを読み上げ、“Bunniesに伝えたい1曲”をそれぞれがソロで歌唱。中には、NELLやHYUKOUという韓国のロックバンドの曲も。あらためてNewJeansの音楽の懐の広さを感じさせたのでした。

そして、5人からBunniesへの手紙の時間へ。

HANNIさん「皆さんとの時間が終わらなければいいのにといつも思うし、永遠にその瞬間にとどまっていたいけど、時間はそういうものではありません。だから、私は時間というのが、ちょっとキラいです」

HAERINさん「こんなにBunniesが一つの空間に集まっているのを見るのは初めて。私たちは繋がっていると思う。すべては完璧ではないから、その間の空間を埋めてくれるのがBunniesだと思う」

HYEINさん「正直に言うと、たまに私も疲れたり、大変な時もありますが、皆さんと一緒にいる時はとても元気が出て、たくさんのエネルギーをもらいます。私にとって本当に大切な存在だということを知ってほしいです」

DANIELLEさん「正直、私は宇宙にいてもBunniesの愛を感じると思いますが、今日のように近くにいる時が一番好きです!」

MINJIさん「私の2023年夏はBunnies Campとして記憶されると思います。それだけ私にとっても大切で意味深い瞬間でした。一緒に過ごしたBunniesも同じ気持ちだったことを願っています」

 

10年後の夏も一緒に

NewJeansのパフォーマンス中の写真

5人からの真心のこもった手紙に返信するかのように、客席から “7月・ふたたび始まる私たちの熱い夏”という、スローガンを掲げるサプライズが! 2022年の7月にデビューした彼女たちを祝福し、今年の7月も一緒に熱く過ごそう、というメッセージなのでした。

「正直、Bunniesのおかげで夏だけでなく、四季を通じて熱くて幸せになりました」とHYEINさんが言うと、HANNIさんが「来年の夏も、10年後の夏にも、一緒に過ごしてくれますよね?」とBunniesの夏を予約。BunniesとNewJeansの濃密な2回目の夏が始まったのでした。

本編最後の曲には、MINJIさんが作詞に参加した、エモーショナルな楽曲『Ditto』へ。後ろ髪をひかれるようにして5人は舞台を後にしました。

アンコールのコールが鳴り響く中、背中の蝶の羽を広げた5人が『OMG』を歌ってステージを飛び回りました。「皆さん、今日はどうでしたか? 本当に幸せでしたよね? 皆さんの幸せが 私たちの幸せなんです」とMINJIさん。名残惜しさを吹き飛ばすように、初公開された新曲『ETA』へ。「この歌を聞きながら、みんなで楽しく最後の挨拶をしましょう!」(DANIELLEさん)。ハイピッチのダンサブルナンバーを初披露しながら、熱い夏に向かって駆け出したのでした。

NewJeansは、7月21日に韓国で2nd EP(ミニアルバム)『Get Up』でカムバック。日本でも、7月12日放送予定のフジテレビ系『2023 FNS歌謡祭 夏』に出演が決定。全世界が注目する5人の姿を、ぜひチェックしてくださいね!

 

NewJeans

メンバープロフィール

MINJI:2004年生まれ。韓国出身。清楚なルックスから繰り出される低音ボイスのギャップが魅力。また、抜群のトーク力でグループをまとめる最年長メンバー。

HANNI:2004年生まれ。ベトナムとオーストラリアにルーツを持つ。英語、ベトナム語、韓国語のトリリンガル。パワフルなダンスが魅力のウィンクマスター。

DANIELLE:2005年生まれ。オーストラリアと韓国にルーツを持ち、韓国語と英語を操るバイリンガル。弾ける笑顔が魅力。デビュー曲『Attention』の作詞にも参加するなど、楽曲制作にも意欲的。

HAERIN:2006年生まれ。韓国出身。韓国の伝統舞踊であるパンソリの経験者。正確で流れるようなダンスと、子猫を連想させる大きな瞳が印象的。

HYEIN:2008年生まれ。韓国出身。身長170cmの長い手足を巧みに操るダンスと多彩な表情で客席を魅了する最年少メンバー。

NewJeans公式サイト

ⓒ 2023 ADOR. All Rights Reserved. 文/中川薫