【TOMORROW X TOGETHER】 SOOBIN「MOAと完成させた」! 初の京セラドーム大阪ライブレポ
TOMORROW X TOGETHERが初のドーム公演を開催!
現在発売中のMORE8月号の表紙も飾っている、韓国の5人組ボーイズグループ、TOMORROW X TOGETHER。
彼らが、アジア、アメリカなど13都市を巡回するワールドツアー『TOMORROW X TOGETHER WORLD TOUR <ACT : SWEET MIRAGE>』の追加公演を、7月1日~2日にかけて京セラドーム大阪にて開催しました。
感動と愛に包まれた、7/2(日)の模様をレポートします!
25曲以上披露! “Blue Hour”で幕を開けた3時間半超えライブ
ライブの幕開けを告げる鐘が鳴り響くと、お城を彷彿とさせる階段に佇む貴公子ルックの5人が登場! “Blue Hour”の香りに包まれるなか、ディスコジャンルの明るいナンバー『5時53分の空で見つけた君と僕[Japanese ver.]』で、一瞬にしてMOA(ファンの呼称)を夢の世界へと誘う。BEOMGYUの微笑みを合図に、トロピカルハウスジャンルの『Can't We Just Leave The Monster Alive?』がスタート。
続いて、メンバーの個性爆発の自己紹介へ!
アニメ好きのSOOBINは、今大人気のアニメ「推しの子」のポーズ。HUENINGKAIは“モアモアキュン♡”ポーズ。“TXTの美男子”ことBEOMGYUは、首を傾けながら人差し指をほっぺに当てるあざとさ全開のポーズでMOAのハートを射抜くと、YEONJUNとTAEHYUNは、最高にカッコよくあいさつをキメてファンを虜にしました。
スポーティなスタイルに着替えた5人は、バスケットボールを使いながら『Drama [Japanese Ver.] 』をフレッシュに歌い上げ、ダンサブルな『No Rules』、キュートな振り付けが魅力の『Cat & Dog』をパフォーマンス。SOOBINのキリングパートと、YEONJUNが曲のラストで見せた猫耳ポーズの可愛さにファンは悶絶!
その後のMCでは、犬の鳴き声を“頼もしいver.”や“可愛いver.”で真似したり、MOA棒(ペンライト)を使って遊んだり。ファンと“永遠に忘れられない思い出作り”を楽しむメンバーたち。
このコーナーのハイライトが、このふたりの小競り合い(笑)。BEOMGYUが、会場のMOAに、「BEOMGYUさん、本当にハンサムですねー!」と言わせると、SOOBINがすかさずMOAに「SOOBIN先輩が、BEOMGYUさんよりハンサムですよね」と言わせる。すると、BEOMGYUはちょっと拗ねた様子を見せて、「僕が、いちばんですよね?」とファンに再確認。「はい!」という返事に満足げにしていました。
SOOBIN
TAEHYUNが、“TXTと一緒に逃げようか〜♪”と言いながらMOAに手を差し伸べ、『9と4分の3番線で君を待つ(Run Away)[Japanese Ver.]』をパワフルにパフォーマンス。マジカルな雰囲気の中、センターステージにひとり残ったHUENINGKAIが夢幻的なダンスをくり広げたのち列車に乗り込むと、ステージ中央に映し出された時計の針が戻り、また進み始める。
列車から降りてきた5人は、TAEHYUNのハイトーンボイスが切なさをかき立てるトロピカルサウンドの『We Lost The Summer』、火柱が上がり真っ赤に染ったステージで“助けて”のフレーズが印象的な『Can’t You See Me?』を展開。楽曲世界へとグッと引き込むステージで、観客の心を奪いさりました。
日本オリジナル曲で魅せる、TOMORROW X TOGETHERの表現の幅
映像をはさみ、ジャケットに着替えて登場したメンバー。
TXTの表現の扉をまたひとつ開けるきっかけとなった『0X1=LOVESONG (I Know I Love You)feat. 幾田りら[Japanese Ver.]』、車型のトロッコに乗って“TXTドル札”を撒きながらエモポップパンクの『LO$ER=LO♡ER』を熱唱。
続いて、TAEHYUNとHUENINGKAIが制作に参加したロックナンバー『Dear Sputnik』、日本オリジナル曲で、“仲間と一緒に、勇気を持って明日へ飛び出そう”と歌う『Force』、メインステージに戻って、レインボーの花火が上がるなかグループ初の英語曲『Magic』を披露。感情を解放させるように歌い上げ、会場に一体感が生まれました。
ベージュのサテンブラウスに着替えたメンバーは、HUENINGKAI×TAEHYUN、SOOBIN×BEOMGYU、YEONJUNの順で、妖艶なダンスパフォーマンス。
MOAに人気の曲『Opening Sequence』で魅せると、今日のライブのために準備したという、ライブ初披露のバラード曲『ひとりの夜 (Hitori no Yoru)』、メンバーが映画『花束みたいな恋をした』にインスパイアされて制作した『君じゃない誰かの愛し方 (Ring)』を情感を込めて歌い上げ、TXTの表現力の高さを証明しました! MOAの中には、涙がこぼれたという人も多かったのではないかと思います。
ライブ後半戦へ突入。
強烈な印象のイントロが流れるはじめると、白のロックTに着替えたメンバーが出現。ダークな雰囲気の『Good Boy Gone Bad[Japanese Ver.]』をパフォーマンス。曲の主人公を憑依させたようなYEONJUNのキリングパートと、BEOMGYUが口にくわえたバラを燃やす演出にはファンから悲鳴に似た歓声が漏れる。
そして、TAEHYUNが腹チラでファンを魅了した『Tinnitus (Wanna be a rock)』、冒頭のHUENIGKAIのパフォーマンスに心奪われる『Devil by the Window』を立て続けに展開し、会場のボルテージは最高潮に。
映像が流れたのち、モノトーンのジャケットスタイルに着替えた5人は、手押し相撲などのキャッチーな振り付けが目を引く『Angel Or Devil』、『Ice Cream』、YEONJUNが振り付けを考案した『Happy Fools (feat. Coi Leray)』で会場は幸せに包まれる。
そして、MCをはさみ、7月5日に発売されるアルバムに収録される『Sugar Rush Ride [Japanese Ver.]』で本編は終了しました。
「愛している以上の言葉が欲しい」。MOAへの感謝の気持ちがあふれ出たアンコールステージ
MOAからの熱烈なアンコールを受けて、船に乗って登場した5人。“Neverland”の香りに包まれるなか『Farewell, Neverland』、MOAを想って作ったという『Blue Spring』を会場を見渡しながら歌唱。MOAの美しい歌声に、目を閉じて聴き入るメンバーの表情は幸せそうでした。そして、「愛する君と過ごす日々をひとつひとつかき集めて、その全てが君になり僕になる恋愛を、数々の小さな花びらが重なって咲く紫陽花にたとえた」(YEONJUN)というバラード曲『紫陽花のような恋 (Hydrangea Love)』を披露。
メンバーの最後のコメントをプレイバック!
【SOOBIN】
僕はデビュー前からドーム公演に対するロマンが大きかったです。とても遠い未来に思えていましたし、とても大きな夢のように思えて口には出さなかったんですけれども、早い時期にMOAのみなさんでいっぱいのドームに来ることができて嬉しいです。これでいいのかな?と思えるくらい、今年この地球で僕は誰よりも幸せだった気がします。MOAのみなさんのおかげです。本当にどうもありがとうございます。そして、ありがたいことに昨日、YEONJUNさんが代表して両親に感謝の挨拶をしてくれたんですけれど、僕の家族、両親は今日来てくれました(家族に向かって手を振る)。誰よりも愛するお母さん、お父さん、お兄さん、お姉さん、おばさん、本当に愛しています。今日は最高に幸せな日なので、泣かないで笑顔で帰りましょう。またね! みなさん、愛しています。ありがとうございます!
【YEONJUN】
言葉には聞いていた京セラドームは夢のステージのひとつだったんですが、昨日と今日、MOAのみなさんだけで会場がいっぱいになりました。僕の愛するみなさんと、こんなに大きな会場をいっぱいにできてとても幸せです。こんな瞬間を作ってくださったMOAのみなさんありがとうございます。スタッフのみなさんにも感謝していますし、これからもさらに多くのMOAのみなさんに会えたら嬉しいです。今日はお父さんがきました。お父さん、見えてる? カッコいいよね? 愛してるよ。またあとで会おうね。そして、MOAのみなさん、これからもずっと長く会いましょうね。愛してます。大好きです。ありがとうございます!
【BEOMGYU】
はじめて京セラドームで公演すると聞いた時、このドームの会場がMOAのみなさんでいっぱいになる光景を想像できませんでした。気がついている方もいるかもしれませんが、舞台に僕が立つといつもこうやっているんです(手の平を目の上に当てて、遠くを眺めるような仕草)。MOAのみなさんがいつこんなに増えたんだろうと考えるとすごく不思議ですし、多くのMOAのみなさんが見ていてくださるってことがとても不思議でした。2日間とっても楽しくて幸せでした。実は、前回のツアーの時に「次のツアーの目標は何ですか?」と聞かれて、「もっと今より元気に、幸せな気持ちでステージに立ちたい」と言いました。メンバーのおかげで、大勢のMOAのみなさんのおかげでその目標が叶っていると思います。僕を幸せにしてくれてありがとうございます。僕たちもMOAのみなさんを幸せにするために努力します。とても愛しています。
【TAEHYUN】
実は、京セラドームの公演が発表になってティーザーが流れた時にMOAのみなさんの歓声を裏で聞いていました。それからずっとこの公演をしたいと思っていたんですが、期待していた以上に楽しいですね! 京セラドームでどんな公演をしたらいいか考えて、もともと計画にはなかったんですが、僕たちメンバー5人の意見で、『ひとりの夜 (Hitori no Yoru)』、『君じゃない誰かの愛し方 (Ring)』『紫陽花のような恋 (Hydrangea Love)』も含めてお見せしたいと思いました。だから、みなさんの心に残って、気に入っていただけたと願っています。また次、素敵なセットリストを持って戻ってきます。昨日と今日、4時間近く応援してくださっていました。それだけでも大変だと思うんですけど、本当にお疲れ様でした。ライブストリーミングで観てくださっているMOAのみなさんも、会場に来てくださったMOAみなさんも大好き!
【HUENINGKAI】
2日間、幸せな思い出を作ってくださってありがとうございます。たしかに僕は愛されているんだなとしっかり感じました。MOAのみなさんと、家族の愛がいっぱいあるからこそこの場に立てているんだと思います。いつも感謝しています。僕の体中の細胞がMOAのみなさんを愛してると言っています。(※甘いセリフにザワザワする他のメンバーたち)元気でいてくださいね! また会いましょう。
全員がラストコメントを終えたのち、リーダーのSOOBINが、今回のライブについて、「MOAと完成させた公演だった。MOAのために存在するTXTでいることを約束します。いつも幸せで、健康で僕たちを待っていて。ここまでTXTでした!」と締めると、『Our Summer』を紙吹雪が舞うなか、MOAとシングアロン。曲が終わると、MOAから「私たちの夢が叶ったこの場所この季節を忘れない」というスローガンのサプライズが! これには、5人も感激した様子で、「大きな愛を送ってくださりありがとうございます。すぐに戻ってくるから待っていてくれますよね! めっちゃ好きやねん」(HUENINGKAI)。「今日も長い時間応援してくださって、どうもありがとうございます。お家に帰ったらおいしいご飯を食べて、シャワーを浴びてください。いつも応援してくれてありがとう。大好きです!」(BEOMGYU)、「“愛する”という言葉以上に、何か壮大な言葉はないか悩んでみたんです。でも僕の気持ちを表現できる言葉は、“愛してる”しか見つかりませんでした。とても、とても愛しています」(SOOBIN)、「幸せな時間をプレゼントしてくれてありがとう。次に会う時まで健康でいてね。約束!」(YEONJUN)、「僕たちすぐには(韓国に)帰らないので、日本での活動がたくさん残っているので期待していて。泣かないでね! 泣くのは、昨日の僕で十分です。ありがとう! また会いましょう」(TAEHYUN)とうれしい言葉を残して、舞台裏へと去っていった。
鳴り止まない歓声にこたえるため、再登場した5人はスタンドマイクで『Ito』を熱唱。最後は時間をかけて、「ありがとう」「元気でいてね」「大好きです」と、MOAに何度も何度も声をかけながら会場をめぐったのち、メインステージに戻ると円陣を組んで、喜びを分かち合う5人。
3時間半超えのライブが幕を下ろしました。
かっこよすぎる!メンバーソロカット
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(P)&(C) BIGHIT MUSIC
文/海渡理恵