今、観る人の心を明るくする言動が大人気のギャル芸人・エルフ荒川さんが「MORE WEB」に初登場! 前後編に分けてお送りするインタビュー、まず前編ではマインドや恋愛について語ってもらいました!

エルフ荒川さんのポジティブマインドの秘訣を根掘り葉掘り

アップでポーズを決めるエルフ荒川さん

服/すべて荒川さん私物

エルフ荒川さん

1996年8月30日生まれ。A型。大阪府和泉市出身。2016年、相方のはるさんとお笑いコンビ「エルフ」を結成。2022年、「女芸人No.1決定戦 THE W 2022」で決勝進出。今年、「M-1グランプリ2023」に出場中。ギャルでポップな見た目と、観る人を元気にする言動が10~20代の女性に大人気! 今年7月には自身がプロデュースしたコスメブランド『ギャルズ コスメティックス』をローンチするなど、世間もモア編集部も今、大注目の“ギャル芸人”!

繊細な私なんて、ダサいやん? だからネガティブなままでは絶対終わらせない!

引きでダブルピースをするエルフ荒川さん

いつも元気で明るく、前向きなイメージの荒川さん。ポジティブでいられる秘訣はあるのでしょうか?

荒川さん(以下敬称略):「『ポジティブだね! 元気だね!』 って言われることが多いけど、実は全然ネガティブな日もあるんですよ。空が曇っているだけで最悪ーって思うし、意外と偏頭痛とかもあるタイプ。繊細なところがあるのも自覚していて、それがいやだなって思った時期もあったな。こんなキャラやのに、言葉尻ひとつで1時間くらいうじうじ悩んでしまったり。ダサーって感じです。でも、ネガティブなままでは終わらせないっていう気持ちで日々生きているし、全部を楽しくしちゃえばいいや! って思っているんですよ。何が起きてもSNSでみんなに発信してネタにしてみるとか、絶対に好転させるぞー! っていう気合だけは満タン」

―ファンの方や、SNSのフォロワーの方に発信する時、意識していることはありますか?

荒川:「ギャルで元気なだけじゃなく、ちょっとしたことでくよくよ悩んだり、失敗して落ち込んだり、『そういう部分も含めて荒川です!』 って言うようにしています。飾らない姿を見せることで笑ってもらいたいし、“こんな人もおるんやから私も大丈夫大丈夫”って、みんなに楽な気持ちになってもらえたらうれしいな」

ネイルとネイルで支えあって生きていきましょ~!

全身カットでポージングするエルフ荒川さん

ネガティブなままで終わらせないという考え方を持つようになるきっかけがあったんですか?

荒川:「そういうクセがついたのは、つらい時、いつも笑かしてくれた母からの教えが大きいかも。裕福な家庭ではなかったし、いいことばかりじゃなかったけど、その時代があったから今の私があるなって思うんですよ。3歩下がっても1歩は前に進む倒れる時は後ろじゃなくて前に倒れる! 的なマインドっていうんですかね。この経験を絶対に自分のものにしてやる! っていう気持ちはいつもあるかな」

つらい時、悲しい気分からどうしても抜け出せない時はどうしたらいいのでしょうか?

荒川:「そんな時は、休んでいいと思うんですよね。無理に明るくするより、とことん落ち込めばあとは浮上するしかなくなるから。それと、人に頼ることも大事。自分ひとりでできることなんて結局はひとつもないと思っているし、周りのみんながおるから今の自分がおる。人と人、じゃなく、ネイルとネイルで支えあって(笑)、助けあいながら生きていきましょうよ

恋愛だけはこじらせ倒してることが悩み……早く結婚したい〜!

ハッシュタグポーズをするエルフ荒川さん

荒川:「なんかちょっといいこと言っちゃいましたけど、恋愛だけはこじらせ倒してて、もう私なんて誰も相手もしてくれないと思う……。好きな人に対しては、今どこ? 誰とおるん? ってなってしまって、一途というよりしつこい(笑)。恋愛以外考えられなくなっちゃうんですよ。それやのに恋愛相談を受けることが多いんですよね。私の恋愛観てキモいのに、アドバイスして大丈夫なんかなって思うことがたまにあります(笑)」

今後、恋愛を含めてどのように進んでいきたいですか?

荒川:「自分自身をブランディングできるタイプではないから、弱さも本音も全部見せて周りとつながることを大切に。そうすることで見えてくることってたくさんあるし、ファンのみんながもっといいほうへ導いてくれたり私の人生に味付けしてくれたりっていうことがすごく多いと思うんです。こういうふうに見られたいっていう気持ちより、やりたいこと、伝えたいことをただただしていくだけ。それで、生涯ギャルマインドを掲げながら早く年を取りたいな。吉本の姉さんたちってえげつないんですよ。ハイヒールさんたち、島田珠代さん、「かつみ♥さゆり」のさゆりさん……信じた芸をやり続けるのに年齢は関係ないなって先輩たちを見るたびにつくづく思っています。個人的に、吉本ギャル最強説”を唱えているので、私も早くその一員になれるように精進します! あとは、早く結婚したい! 落ち着きたい! ギャルは意外とピュアなんでね。いい恋愛に出合うことも諦めないでいきますよ〜」

撮影/千葉タイチ 取材・文/通山奈津子