【iKONインタビュー】今の心境を風景にたとえると? JAY「人生と似ている“波”が見えます。今はすごくいい波に乗れている」
iKON Fly over ~6人が見ている風景~
2015年に韓国でデビューし、数々の快挙を成し遂げてきた6人組ボーイズグループ・iKON。今年9年目を迎える彼らは、長年所属した事務所から新事務所にメンバー全員で移籍し、5月にアルバム『TAKE OFF』を発表。アーティストとしての新章を本格始動させた。今、限りない可能性が広がる空を、大きく、自由に羽ばたき始めた6人の瞳に映っている風景とは。
あいこん●2015年に開催したサバイバル番組から誕生した韓国屈指のヒップホップアイドルグループ。日本をはじめとした海外での活動も積極的に行い、世界的な人気を誇っている。「2023 iKON WORLD TOUR TAKE OFF」の日本公演を5、7月に開催。さらに〈東京〉10月7〜8日、〈大阪〉10月11〜12日にアンコール公演を開催予定。日本公式ファンクラブ「iKONIC Japan」会員募集中。現在、「GET READY,iKON TIME!〜iKONICのためなら〜」(Mnet Smart+)配信中。iKON SPECIAL SINGLE「PANORAMA」が8/23発売予定
Q.今の自分の心境を風景にたとえると?
船で島から島へと移動をしていて、最初はもやがかかっていたけれど、それが徐々に晴れて視界がクリアに。あとは、たどり着いた新しい島の広大な平原を走るだけという感じ。
舗装された道ではなく、自分が進んでみたいと思う道を探しながら車を運転している絵が浮かびます。
人生と似ている“波”が見えます。僕が大好きなサーフィンは、大小ある波をうまく選ぶことが大切。大きい波だからといってうまく乗れるとは限らないのですが、今はすごくいい波に乗れていると感じます。
今は頂上のない山を登っている感じ。以前は、頂上まで行けば、楽になれると思っていたので、早くこの山を登りきって休みたいという気持ちがあったように思います。でも最近は、この果てしなくて、頂上のない山を登っていく過程を楽しみたいという考えに変わりました。どうやってこの道中を笑顔で過ごすのか探っているところです。
今はできるだけ落ち着きたくて、そのために努力をしているところ。だから、夏の日本の静かな田舎が浮かびます。渓谷や山小屋があって、日本のアニメに出てくるようなおばあさんもいて、一緒に静かにご飯を食べながら過ごせる、すごく平和な場所です。以前は、建物がひしめきあう都市にいたイメージです。
海に浮かぶ船が見えます。もともとその船は韓国に停泊していたけれど、今は遠くにある海の沖を目指して、どんどん進んでいるようなイメージ。たどり着く先は見えないけれど、ずっと遠くにある新しい場所を目指して頑張っているところです。
撮影/天日恵美子 スタイリスト/井田正明 取材・原文/海渡理恵 ※MORE2023年9・10月合併号掲載