今までと、これからと。終わらせたくない、ロングロングインタビュー

大好きだからモデルとしてもっともっと成長するために──。7月27日に33歳を迎えたばかりの栞里が、ついに旅立つ時がきた。MOREで過ごした11年間分の軌跡と、これから始まる人生に想いをはせる。

【佐藤栞里インタビュー】レギュラーモデルの画像_1

服・小物/すべてスタイリスト私物

ラストシューティングの地は、沖縄・恩納村。エメラルドブルーの海をバックに撮影を予定していた。しかし、天候はくもり。そんなあいにくの空模様を感じさせない、栞里の笑い声がビーチに響きわたる。「今日の海、ちょっと濁ってるけどそれもいい味!(笑)」。そう言いながら、子どものように海で遊ぶ彼女のおかげで、私たちの心は晴れていった。持ち前の優しさと、明るさ。どんな状況も楽しもうとするアティチュード。それは11年前からまったく変わらない。

【佐藤栞里インタビュー】レギュラーモデルの画像_2

この先、どんな壁にぶつかっても大丈夫。きっと全部が大切な“ピース”だから

11年間ではぐくんだ自信でこれからもコツコツと

11年前と同様に、次なるモデルとしての居場所を探している最中の栞里。でも、あの時とは違う。

「この11年間で、MOREのみんなをはじめ、たくさんの人が私に自信をくれたから、あの時ほど力まずに次の道探しができているかなあ。不安はもちろんある。でもね、どんな経験も時がたてば、あれは人生の重要なピースだったととらえられる。そう今までの経験で学んだから、どんな壁にぶつかっても乗り越えられるはず」

「いまだに自信はないよ」と笑うけれど、11年の日々の中で、しなやかな心をはぐくんできた彼女が、これからの目標を教えてくれた。

「誰かに『コレやってみない?』と提案してもらったら、すぐに『やります!』と返事ができる自分でありたい。自信がないと迷ってしまうし、準備ができていないと躊躇してしまう。できることを増やして、必要とされた時に全力で応えたい。あとは、目の前のことをコツコツと積み重ねて、お世話になっている方に、恩返しをしていきたい! 今、いつもと言ってること変わらないじゃんって思ったでしょ?(笑)。でも、やっぱり環境が変わっても自分にとって大事なことって変わらないんだよね。将来、OGとしてMOREに呼んでもらえるように、みんなに『佐藤栞里はモアモデルだったんだ』と自慢してもらえるように、これからも頑張るから。今日も、たくさん話を聞いてくれてあがとう。また、すぐ会おうね♡」

【佐藤栞里インタビュー】レギュラーモデルの画像_3

フリル¥495000/リューム(サフィア イースト) Tシャツ¥15400/ボウルズ(ハイク) リング(人さし指)¥132000/カドー 伊勢丹新宿店 本館1F(カドー) リング(薬指)¥44000/ブランイリス トーキョー(ブランイリス) ブレスレット¥126500/ホワイトオフィス(ジジ)

【佐藤栞里インタビュー】レギュラーモデルの画像_4

撮影/東 京祐 横浪 修 ヘア&メイク/川添カユミ(ilumini.) スタイリスト/石上美津江 取材・原文/海渡理恵 ※MORE2023年9・10月合併号掲載