【King & Prince詳細レポ】永瀬廉「僕らにはファンのみんながいる。これ以上に心強いことはない」
2人で創りあげた初の全国ツアー
「King & Prince LIVE TOUR 2023 〜ピース〜」
10月22日(日)、King & Princeの全国ツアー「King & Prince LIVE TOUR 2023 〜ピース〜」が神奈川県Kアリーナ横浜にて開催されました。
ツアータイトルの「ピース」は、今年8月16日(水)にリリースしたKing & Prince5枚目のアルバムタイトル。”平和”や”楽しさ”、”2人”など様々な意味が込められている、今のKing & Princeの全てが詰まった魅力的なアルバムです。
本ライブもアルバム同様「今のKing & Princeの全て」をテーマに、演出から選曲、衣装、構成、演出など、メンバー2人を中心に作り上げた、キンプリを存分に堪能できるハッピー満載の公演です。
King & Princeとファンがひとつになった13時公演の模様を、美麗写真とともにお届けます!
Kアリーナ横浜に2人の王子様が降臨♡
メインステージに映し出された巨大な円形のLEDスクリーン。そのスクリーンが開くと浮かび上がった2人のシルエット。
ファンの歓声とともに、キラキラ輝く永瀬廉くんと高橋海人くん(※「高」は正式には「はしごだか」)が、メインステージに登場しました。
オープニングを飾ったのは『My Love Song』。キラキラと舞い落ちる紙吹雪の中、2人の最高の笑顔と優しい曲調で、ファンとの距離がスタートからギュッと近づきます。『koi-wazurai』では、バッグステージに移動し、2人が見つめあって歌うシーンにキュン♡
歌唱中には、アリーナ席後方に用意されたリフターに乗って、それぞれが天上付近まで上昇! Kアリーナ横浜のアッパースタンドを埋め尽くしているファンにも手を振り、最高のパフォーマンスを届けます。
『恋降る月夜に君想ふ』では、サビ部分の盛り上がりに合わせて、会場中に黄色と白のペンライトが揺れ、幸せいっぱいの景色に。
ファン待望の、5枚目のアルバム収録曲も多数披露されました。
デコレーションが可愛いトロッコで登場して歌った『静寂のパレード』。前を向いて、笑って歩いて行こうね!と背中を押してくれるような曲調に、会場に温かい雰囲気が流れていきます。
『That's Entertainment』でバキバキのダンスを披露したと思えば、『CHASE IT DOWN』では高橋くんがダンサーさんとアイコンタクトしながら踊る姿がオシャレでカッコ良すぎ!
曲ごとに変わるセットも見どころ!
電子花火が縦横無尽に動きながら出る「スパークラー」という特効機材は、日本国内ツアーで使用するのはこのコンサートが日本初だそう。
衣装をデニム×白Tシャツにチェンジして、今回初となるソロ曲も披露されました。
ソロ曲はバンドで披露され、演奏は7 MEN 侍が担当。バンドを得意とするグループだけあってパフォーマンスも雰囲気もKing & Princeの曲に合わせて見せ場を盛り上げています。
高橋くんのソロ曲『ワレワレハコイビトドオシダ』は、スピード感やメッセージ性があり、高橋くんの男らしさや人間性を垣間見ることができる一曲。
永瀬くんのソロ曲『きみいろ』は、恋愛ソング。優しく語りかけるような歌詞と永瀬くんの優しい歌声に、胸のときめきがとまらなくなるファンも多いはず。
仲の良さが伝わる楽屋エピソードを披露
コミカルなトークが炸裂したMCタイム! ライブを観覧しに来た高橋くんのお父さんの話題で盛り上がりました。
永瀬「昨日、海人パパが来てたんだよね。目立つよね〜」
高橋「そうそう。存在がビッグダディだからね」
永瀬「でね、海人パパの席の隣に俺の友達が座ってたの。それで、海人パパに”お前らジュニア?”って聞かれたらしいよ」
会場中に笑いが起きます。
高橋「本当に頼むよ、パパ!」
永瀬「でね、これが、すごいんだけど! 俺の友達と海人パパ、3、4回連続で同じ日に観覧してて、毎回隣の席やねんて」
高橋「え! そうなんだ。友達はパパのことはわかっているの?」
永瀬「うん。友達はわかっているけど、海人パパは毎回、俺の友達に”お前らジュニア?”って聞いて来るんだって(笑)」
高橋「マジでやめてくれよ〜。本当にそういうところあるんだよ。フランクすぎるから」
永瀬「でも、そんな偶然ある?」
高橋「なかなかない偶然だよね」
永瀬「俺の友達と海人パパ、次会うときは友達になってるかもね」
高橋「友達になってるね!」
永瀬「ライブ中の海人パパの様子を友達に聞いたのよ。そしたらファンの子に負けないくらい、銀テープをキャッチしようとしてるんだって!」
高橋「いつでも俺に会えるんだから、そこはファンの子に譲ってほしいよね。パパに言っておくわ。取れなかった人たち、ごめんね」
永瀬「言っておいて!(笑い)」
さらに、ライブ終わりに送られて来た海人パパからのメッセージの話題に。
高橋「ライブ終わりに、俺のパパから廉に連絡が来たって教えてくれたでしょ。なんてメッセージだった?」
永瀬「 乙 。漢字一文字のみ!」
会場は爆笑の渦!
高橋「ちなみに俺にも、乙 の一文字だったんだよ」
永瀬「すごい、息子と同じ扱いやん」
高橋「だから、廉のことも息子だと思ってると思うよ♡」
楽しそうに話す2人の姿と心が温かくなるエピソードにファンはほっこり♡
ライブ後半には、ヒップホップと和のサウンドがミックスされたイントロが印象的な『ichiban』が披露され、キレキレのパフォーマンスに釘付け!
またデビュー曲の『シンデレラガール』と、2人でのスタートを切った最初のシングル『なにもの』も披露されました。ファンを思うKing & Princeの気持ちが、歌を通して届けられます。
アリーナ中に設置した長い花道、どこまでも高く上がるリフター、小回り抜群のトロッコなどを使って、少しでも多くのファンに近づきたい、そんな2人の想いあふれるコンサートです!
今、ファンに届けたい2人の想い
最後の挨拶では、この一年を振り返り、ファンのみんなへ素直な想いが語られました。
高橋「今回、自分たちのライブに込めたメッセージは、ライブをみてくれたみんなが『楽しかったね!』と笑顔で、ピースな気持ちで帰ってもらいたいと思って創りました。みんなが笑顔でいてくれることは、当たり前じゃない。普段の生活の中でも、僕たちが与えてしまった心配や不安があって、いっぱいいろんな気持ちと戦ってくれたと思っています。甘えてばかりですが、覚悟を持って、廉と一緒にキンプリのエンターテインメントをこれからも届けます。人生の大事な時間をキンプリに使ってくれたことに感謝しています。みんなが僕たちと一緒に幸せの中で過ごせるように頑張ります」
永瀬「今日はありがとうございました。一年間、本当に本当にたくさんのことがありました。みなさんを悲しませてしまったり、不安もふくめ、いろんな気持ちを抱えさせてしまったと思いつつ、いかにその気持ちを埋めてあげられるか、海人とスタッフさんと考えてライブを創りあげました。いざ、こうしてステージに立つと、自分の中にある心配は、みなさんのパワーで一瞬で吹き飛んでいくと公演ごとに思います。5月に再出発をして、キンプリとして活動していくと決めて。これからは、みなさんの道を照らす存在になりたいです。俺には海人がいて、海人には俺がいて、俺らにはファンのみんながいる。これ以上に心強いことはありません」
コンサートに込めている熱い想いと、今後の決意を語ってくれた2人。
これからどんな景色を見せてくれるのか、King & Princeへの期待は大きくなるばかりです。
撮影/新谷真衣 文/木村真悠子