初の単独ドーム公演「2023 JO1 2ND ARENA LIVE TOUR 'BEYOND THE DARK:RISE in KYOCERA DOME OSAKA’」を完走!

11月28、29日に、世界最大級の K-POP Awards『2023 MAMA AWARDS』に参加し、東京ドームの舞台を多いに盛り上げたJO1。息つく暇もなく、12月8日には「2023 JO1 1ST ASIA TOUR 'BEYOND THE DARK' LIMITED EDITION」のラストを飾る上海公演も。まさに“グローバルボーイズグループ”にふさわしい、2023年の締めくくりを迎えようとしているメンバーたち。
ここでは、“怒涛の師走”にエネルギーを投下した、初単独ドーム公演「2023 JO1 2ND ARENA LIVE TOUR ‘BEYOND THE DARK:RISE in KYOCERA DOME OSAKA’」(11月24日、25日@京セラドーム大阪)の1日目の様子をレポート!

JO1 公演終了直後の全体写真

©LAPONE Entertainment

JO1プロフィール

2019年社会現象を起こした日本最大級のオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」で、視聴者である“国民プロデューサー”によって101名の中から選ばれた11名で結成されたグローバルボーイズグループ。グループ名「JO1」(ジェイオーワン)には、「PRODUCE 101 JAPAN」で一緒に夢を目指した練習生たちが1つになって、世界の頂点を目指していくという意味が込められている。

初単独ドームに感無量

11人のシルエットがステージに浮かび上がる。すると、広大なドームの客席の隅から隅まで埋め尽くされた客席から、JAM(JO1のファンの呼称)の歓声が弾け、「SuperCali」でスタート! 出だしから、気合が入った木全翔也白岩瑠姫のシャウト、ラップが飛び交う。その勢いのまま、2曲目のトリガーとなる「Are you ready京セラーーーー!」(豆原一成)の大号令で始まったのは「Trigger」。2023年の「輝く! 日本レコード大賞」で優秀作品賞の受賞曲だ。気合と情熱、自信と信頼がみなぎる中、初めてとは思えないほどの熱量でドームのステージのボルテージを上げていく。

「夢にまで見た、光景です」と、リーダーの與那城奨は満席のドームをゆっくりと見渡しながら語ると、川尻蓮がメンバーカラーにデコレーションされたキラキラのマイクを見せながら、「かわいくない? 今日のために、みんなでつけました」とニッコリ。金城碧海は、おなじみの“碧海コール”の中、地元大阪に響き渡るように「ただいま!」とあいさつ。続いて豆原も「京セラドーム、キターー!」と叫んだ。京都出身の大平祥生は、顔を隠した手をどけながら「ホンマに好きやで?」と言った直後、「ドームに立つのが僕の夢でした。今、夢を叶えている最中です」と真顔で告白。兵庫出身の川西拓実も「(ここに)立ちたかった」と感慨深げに2回、つぶやく。木全はマイクなしの生声で、その大きな声をドーム中に響かせる。そして白岩は配信で観ているファンについて言及すると、「全員幸せにする」と宣言したのだった。

初ドームでも笑いを忘れないJO1

今回は、アリーナツアーに引き続いての前編生バンド編成で、いつもよりグルーヴが増した中、初披露の曲が5曲も!

11月17日に公開した映画『OUT』主題歌「HIDEOUT」や、3RD ALBUM『EQUINOX』収録されている「Fairytale」、そして初のユニット曲「Itty Bitty」(ダンスユニット:川尻、白岩瑠、川西、木全、大平、豆原)、「Mad In Love」(ボーカルユニット:與那城、河野純喜、佐藤景瑚、金城、鶴房汐恩)が初披露。「JO1で一番ロマンティックな曲を歌います」という河野の曲フリのあと、「愛してるよー!」という佐藤の愛の叫びから始まる、爽やかで熱いメロディに聴き惚れるJAM。途中、佐藤豆原の変顔写真を取り出すと、それを見た豆原は写真の変顔を顔面模写(笑)。初ドームでも、決して笑いを忘れないJO1魂を見せつけた。

また、アジアツアーでお披露目したばかりの「Eyes On Me (feat.R3HAB)」は、国内初ステージとなった。全編英語詞の楽曲をよどみなく歌う11人の姿にJAMは目を輝かせていた。

 

さらに、ドーム公演のために特別に用意されたパフォーマンスも。

ひとつは、アリーナ席に用意された“ラジカセ・トロッコ”。縦横無尽に走るトロッコに乗りながら、メンバーは想いを込めたカラーボールを投げ(特に野球部出身の川西が剛腕ぶりを見せていた)、JAMとのやりとりを楽しんでいた。

また、先日の取材の際、「僕ら全員、体重を測りました」(豆原)という大きなヒントを残してくれたが、まさにアンコールでその答えが。6機の大きなバルーンで、11人が登場するサプライズ! ドームの中を浮かびながら、ゆっくりと客席を回るメンバーたち。普段は近くに行くことができない2階や3階のJAMと目線を同じにしてほほえみあったり、手を振り合ったり、指ハートを贈ったり。JO1JAMの“もっと近くに”“そばにいたい”という相思相愛の思いがカタチになった幸せな演出だった。

JO1のバルーン写真

©LAPONE Entertainment

夢は本当に叶います。私が“証明”です!

アンコールでは、「NHK紅白歌合戦」の2年連続出場と「輝く!日本レコード賞」での優秀作品賞選出されたことをJAMに伝えると、「紅白出るぞ-!レコ大出るぞ-!」(豆原)と、ドームの中心で、2023年の最後の最後までJO1として駆け抜けられる喜びを叫ぶ。そして、スタンド席にメンバーの名前が浮かび上がる公式ペンライトの演出とともに、それぞれの思いをコメントした。

 

鶴房:(デビューからここまで)ほんまにいろんなことがありました。ドームできて良かったなと(心から)思っています。楽しすぎて一瞬ですね。この思い出を今日寝るときに思い出して、1公演3時間くらい思い出して、明日は寝不足で起きてください(笑)。つまり、そのくらいの(熱くて深い)気持ちでいてくださいってことです!

 

大平:親がたくさんライブとか連れて行ってくれて、京セラでもたくさんのアーティストさんを観て。“実際立ったら、どんな感情になるんだろう”と考えていたんですけど、とっても幸せです。皆の顔が見たいので、照明を全部つけてもらっていいですか? 上までいるね。怖くない? 幸せすぎます(涙)。ずっと幸せにします。これからも一緒に歌いましょう。

 

佐藤:楽しかった、最高です! (自分の名前が浮かび上がったスタンド席を見ながら)本当にすごい景色ですね。今日、すごい興奮しすぎてミスしちゃいました! でもすごい楽しかったし、またやりたいなと思います。次は東京ドームだね、(本人の地元)ナゴヤドームも来いよッ! 待ってるよ♡

 

木全:(デビューから)4年位経って苦労もしましたし、僕らを応援するのが大変な時期もあったと思います。でも、こうやって僕らがドームに立てるぐらい、すごい熱量でずっと応援してくれててそれを僕らもずっと感じていて、なにかでっかいお返しをしたいなとずっと思っていた。このドームはもちろん、紅白だったり、レコ大だったり、皆さんに恩返しできる機会ができました。これからも恩返しの機会をたくさん増やしたいと思っています。またね!

 

白岩:(公演は)メンバーとJAMの皆さんと作り上げるものだと思っているので(最初に)「帰るまでには幸せにします」と言ったんですけど、幸せでしたか? (JAMの大歓声が!) ふふっ、ステージからも、バルーンだったり、トロッコだったりとかからも、たくさんのJAMの顔を見たんですけど、皆さん、笑ってたり泣いてくれたり、本当に幸せそうな顔が直接伝わってきました。ドームに立つのはひとつの夢でしたけど、もうひとつの夢は、もう一度皆さんに会うことです。すぐまた会いたいです(と、投げキッス)。

 

與那城:(高所が苦手なので気球は)最初「僕、ちょっと無理かもしれないです」みたいなことを言ってたんですけど、JAMの応援のおかげで、あんな高いところまで行けて、後ろの席隅々まで見ることができて、本当に僕は乗ってよかったと思います。JAMがいてくれたら、僕たちはどこへでも行ける。最後までそばにいてくれますか? (大好き!というJAMの声を受けて)俺も大好きだよ。

 

川尻:色々準備をしていく中で、スタッフさんに「蓮はよくばりだね」って言われることが多いんだけど……よくばりでいいじゃん! もっとJAMと遊びたいし、もっと会いたいし、よくばりでいいんじゃー! これからも僕のよくばりに応えてください(笑)。

 

金城:不安に思ったりしんどい思いすることもあると思うんですよ……でも、今日、この日だけは、そんなことを忘れて、皆さん、幸せになりましょうよ、ね? 僕たちJO1が絶対幸せにします。約束します。どこまででも行くし、何でもします。だって、空は繋がっているから。皆が呼んでくれれば、どこへでも飛んでいきます。

 

豆原:夢、ひとつ叶いましたね。でもまだ、まだ行けると思います。ドームツアーもしたいですし、まだまだたくさん夢があります。(メンバーの個人活動が増えたことに触れ)僕はずっとJO1豆原一成なので、これからもずっと11人のJO1を応援してもらえたらと思います。

 

川西:僕も(過去に何度も)京セラドームに来たことがあります。(その時)京セラドームで夢を追いかける気持ちをもらって、今こうやってこのステージに立っています。みんなさん! そこのあなた! 夢は本当に叶います。私が“証明”です。だから、本当にあきらめないでください。夢ある人もたくさんいると思うけど、絶対できるから。一緒に頑張りましょう!

 

河野:(学生時代、何度もアルバイトで)スタンド席で警備していたんですけど、全員、上見てください! その時に(聞いた)天井に響き渡る音が好き過ぎて、ガチで俺、思ったんですよ。「なんで俺がここに立てへんねん」って。悔しくて……でも、もう立てました!(涙) JAMの皆さん、ありがとうございます。これからも京セラドームに立ちまくる人になります。

ドームいっぱいに響く、「JO1! JO1!」の声に応えたダブルアンコールでは、デビュー曲「無限大」を披露。JAMとの最後の時間を惜しむように、ステージの隅から隅まで駆け回りながら、全31曲という大ボリュームのコンサートを終えた。

ファーストドーム公演での鳴り止まぬ大歓声は、これからもJO1JAMの心に響き続ける。

JO1 公演中の記念写真

©LAPONE Entertainment

ドーム公演のセットリスト

『2023 JO1 2ND ARENA LIVE TOUR ʻBEYOND THE DARK:RISE in KYOCERA DOME OSAKAʻ』
【大阪:京セラドーム大阪】
2023年11月24日公演

01. SuperCali
02. Rose
03. Trigger
04. Comma,
05. Fairytale
06. Fairytale Epilogue by REN&RUKI(オリジナル曲 川尻連&白岩瑠姫ユニット)
07. We Can Fly by SYOYA&SHOSEI&SHION(オリジナル曲 木全翔也&大平祥生&鶴房汐恩ユニット)
08. Run&Go
09. NEWSmile
10. HIDEOUT
11. RadioVision
12. Itty Bitty
13. Eyes On Me(feat. R3HAB)
14. OH-EH-OH
15. Voice(君の声) by SHO&JUNKI&SUKAI(與那城奨&河野純喜&金城碧海ユニット)
16. Gradation
17. Romance
18. Prologue
19. Venus
20. Mad In Love
21. With Us
22. Breaking The Rules by TAKUMI&KEIGO&MAME(オリジナル曲 川西拓実&佐藤景瑚&豆原一成ユニット)
23. Algorithm
24. Walk It Like I Talk It
25. Speed of Light
26. YOLO-konde
27. Tiger
<本編終了~ENCORE>
28. We Good
29. Touch!
30. 僕らの季節
<ENCORE終了~DOBLE ENCORE>
31. 無限大

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©LAPONE Entertainment 取材・文/中川薫