【TWICE・SANAインタビュー】デビューから今までを振り返る。「9人でいくつもの困難を乗り越えてきた。このメンバーならきっと大丈夫」
私らしくいるために、守りたいもの、伝えたい言葉
唯一無二の輝きを放つガールズグループ「TWICE」のメンバーSANA。知性あふれる美しさと、天性の愛らしさで世界中を魅了し続けている。近年、ユニットとしての活動も精力的に行う彼女が、MOREに単独で初登場。メンバーと共に駆け抜けてきたこれまでと、これからを真摯に語る。
SANAとTWICEの今までを振り返って
2022年、事務所との契約更新のタイミングで、9人全員での再契約を選び、グループのさらなる飛躍を誓ったTWICE。デビューから今までに至るSANAの想い、メンバーやONCEへの感謝の言葉とは。
Q.2015年10月20日にデビュー。練習生から“TWICE・SANA”になった時、どんな気持ちだった?
「ずっと夢見ていた歌手になるんだ! これからが本当の始まり」と気が引き締まりました。“SANA”と書かれたボードを持って応援してくれたり、心のこもった言葉をお手紙で伝えてくれたり、自分のファンという存在に初めて会った時は、不思議な感覚を覚えると同時に、すごくうれしかったです。今でもライブ会場で、私のファンだとわかるアイテムを持っている方を見つけた時がいちばん心躍ります!
Q.デビュー2作目『CHEER UP』で、「shy shy shy」ブームを巻き起こしたSANAさん。注目を集めたことで、考え方や表現に変化はあった?
『CHEER UP』は、デビュー間もない頃だったので、韓国語の発音にとても気をつけていた時期でした。だから、この曲を初めてステージで披露する直前まで、ひとりで焦りながら、「シャイシャイシャイ!」とはっきりと単語が聞こえるように練習をしていたのですが、この曲のリリース日に開催したショーケースライブ後、みなさんが、「シャーシャーシャー」と崩した発音で言ってて! 私も合わせることにしたのを覚えています(笑)。
Q.日本での活動で最も記憶に残っていることは?
2019年に開催したTWICE初のドームツアー1日目のオープニングステージ。『One More Time』という曲で幕開けした瞬間に感じた緊張感と、胸がいっぱいになったことは今でも忘れられません。
Q.デビューからこれまでを振り返って、どうやって“壁”を乗り越えてきた?
私ひとりではなく、9人で支えあって乗り越えてきました。壁が現れても、それがどれくらい高くて分厚いのかは進んでみないとわからない。でも、これまでもそうやっていくつもの困難をみんなで乗り越えてきたので、今後また壁にぶつかったとしても、このメンバーならきっと大丈夫。いつもそう思っています。
“お疲れさま”。メンバーがかけてくれる何気ないひと言が背中を押してくれる。
Q.2022年、9人全員で現事務所との契約更新を発表。この決断をしたことで再確認したTWICEの魅力とは?
7年間、みんなで支えあい、築き上げてきたTWICEというチームは、これからやってみたいことも、できることもたくさんあるチームだと思ったので、9人がいるTWICEを守りたかった。そして、とても大切な8人の存在に出会えたことに感謝していますし、そんなメンバーとまだ離れる時ではないなと思いました。
私たちTWICEにはやりたいことがまだまだある。だから、9人のTWICEを守りたかった。
Q.メンバーに伝えたい“ありがとう”を教えて!
ある曲の活動中に心身共に疲れてしまった時期がありました。お仕事が終わって寮に帰った時に、玄関で何も聞かずに背中をぽんぽんと叩きながら、「疲れたよね〜お疲れさま!」と声をかけてくれたメンバーみんなの言葉で、「よし、また頑張るぞ」と思えました。みんな、あの時はありがとう!
サナ●12月29日生まれ、大阪府出身。9人組の多国籍ガールズグループ「TWICE」のメンバーとして、2015年10月に韓国デビュー。2017年6月には、日本デビューも果たす。近年、数多くのブランドアンバサダーとしても活躍。2023年、メンバーのMINA、MOMOと共にユニット「MISAMO」を結成。JAPAN 1st MINI ALBUM『Masterpiece』をリリースし、『第74回NHK紅白歌合戦』にも出演
Photo : Kyosuke Azuma Style Director : Choi Minhye Stylist : Oh Soyull Hair : Choi Jiyoung(LULU) Make-up : Won Jungyo(Bit&Boot) Text : Rie Kaido