【SHINeeライブレポ】TAEMIN、KEY、MINHOが東京ドームに帰ってきた!
「SHINee WORLD VI [PERFECT ILLUMINATION] JAPAN FINAL LIVE in TOKYO DOME」を開催
SHINee IS BACK!! 輝くSHINeeが、約6年ぶりとなる東京ドーム公演「SHINee WORLD VI [PERFECT ILLUMINATION] JAPAN FINAL LIVE in TOKYO DOME」を2/24(土)、2/25(日)に開催しました。
韓国デビューから15年、そして日本デビューからももうすぐ13周年を迎える彼らが、SHINee WORLD(ファンの呼称、略してシャヲル)と共に歩んできた軌跡が走馬灯のように蘇る、ライブの最終日の様子をレポートします!
1曲目『Clue +Sherlock(Japanese Version)』から息をもつかせぬ怒涛の展開
SHINeeを象徴するカラー、パールアクアグリーンに染まった会場。ライブの幕開けを飾ったのは、『Clue+Sherlock(Japanese Version)』。5人のシルエットをアニメーション化した映像で観客の期待を高めると、メインステージの中央から、ホワイトをベースにゴールドの刺繍を施した貴公子スタイルのKEY、MINHO、 TAEMINの3人が降臨! 東京ドームは割れんばかりの大歓声に包まれる。TAEMINがファンに「楽しむ準備はOK?」と語りかけると、「SHINee’s back」というフレーズが印象的なこの曲で、約6年ぶりとなる東京ドームへの帰還を告げると、気迫あふれるパフォーマンスで観客を一瞬で魅了。
続けて、『Picasso』、『Stranger』を情熱的にパフォーマンスし、メンバーがジャケットプレイを披露するたびにワントーン高い歓声が湧き上がる。メインステージからセンターステージに移動しながら、日本オリジナル楽曲『君のせいで』、『Get The Treasure』、さらには、華麗なマイクスタンドさばきが見どころの『Dream Girl(Japanese Version)』を立て続けに展開。メンバーのカリスマとエネルギーあふれるステージにファンは釘づけに。最初のMCでMINHOが、「東京ドーム! ただいまー!」と声を上げると、ファンからは大きな「おかえり!」という返事が。3人は、満足げな表情を見せていました。
軽快なダンスポップ『Like it』では、3人がギュッと集まってハートを作る場面が♡ あまりの可愛さに、ファンは悶絶した様子。イスを用いた前衛的なダンスが魅力の『Good Evening(Japanese Version)』では、MINHOの跳躍力に驚かされた人も多いのでは?
枠に囚われないSHINee。第一線で走り続けるグループの表現力の高さを証明
ここからは、SHINeeの持つヒップ&大人の色気を堪能できるステージを展開。三者三様のクールなスタイルに着替え、ロック調にアレンジした『HARD』や、ヒップホップベースのダンスナンバー『Don‘t Call Me(Japanese Version)』を、レーザー光線や炎が燃え上がるステージで、挑発的にパフォーマンス。これまでのキャリアを通して、常に挑戦し続けてきた彼らの確固たる信念を感じさせるステージは圧巻でした。シリアスなムードから一転、体が自然とリズムに乗ってしまうレゲエナンバー『Body Rhythm』では、MINHOがジャケットを脱ぎ捨て、肉体美が際立つショート丈のノースリーブ姿に。トップスをめくりあげてシックスパックを露わにすると会場からはどよめきが! 続く『JUICE』でも、TAEMINが服をめくりあげたり、ラストにKEYが髪をあげたり……。大人の色気でファンを魅了していました。
MCをはさみ、中毒性の高いファンキーなリズムと個性的な振り付けが魅力の『Everybody』で会場の温度を上げると、たたみかけるように『Lucifer』へ。TAEMINの力強くて、美しいロングトーン(一定の声や音を長く出し続けること)に鳥肌が立ったという人も多いはず!
“洗練”という言葉が似合うSHINeeを象徴する楽曲のひとつ『View』そして『Downtown Baby』はトロッコに乗ってファンと交流しながら披露し、会場のボルテージはどこまでも上がって。
明るく爽やかな『Dazzling Girl』では、マッチョポーズを決めるMINHOに、戸惑った様子のTAEMINの姿。その微笑ましい(?)光景に、笑いが起きていました(笑)。
『1of1』を用いた映像が流れたのち、上品なスタイルに衣装チェンジした3人は、デビュー曲『Replay -君は僕のeverything-』をしっとりと、『Love Like Oxgen(Japasene Version)』を軽やかに歌い上げました。
スイートなR&Bナンバー『Your Number』では、ラストにKEYが「Can I get your number?」と落ち着いたトーンで囁くと、大歓声が湧き上がりました。その後のMCで、TAEMINとMINHOが、この「Can I get your number?」というセリフにチャレンジすることに。TAEMINは低音ボイスで、「ちょっと携帯番号ちょうだい。あれ、なんで? そっか、わかった」とひとり寸劇を披露。MINHOはカッコよく「(首をかしげながら)Can I get your Number?」とキメて、シャヲルからは高評価を得たものの、KEYからは「3.5ぐらい。まぁ普通」と辛口評価を受けていました(笑)。
ライブも残すところわずかに。
愛についてつづった『Keeping Love Again』『Fire』を情感たっぷりに目をつぶって歌い上げると、ドームは感動に包まれて……。
たくさんの思い出が詰まった『Diamond Sky』では、指で作ったダイヤモンドを空に掲げて全員の心がひとつに。
そして、最後を飾る『LOVE』へ。メンバー、ファン……ひとりひとりに想いを届けるように心を込めて歌う3人。シャヲルで埋め尽くされた会場を見渡す、清々しい表情のMINHOとTAEMIN、そしてKEYの目からは一筋の涙が流れたところで本編は終了しました。
近い未来での再会を誓った、愛に満ちあふれたアンコール
アンコールを求める観客による『君がいる世界』の合唱。それが終わったタイミングで、スクリーンにとあるファンの「5HINee FOREVER」と書かれたボードが映し出され、歓声が湧き上がりました。大きな感動と、心温まる空気感。そして、すかさず「SHINee」「FU~FU~」と繰り返す、お決まりのコールがスタートしました。そのコールの声に応えてトロッコに乗って登場した3人は、『Super Star』『Runaway』『The Feeling』を歌いながら、ファンひとりひとりと交流したり、メンバー同士でじゃれあってみたりと楽しげな様子。肩の力が抜けた3人は、とてもリラックスしたいい表情を見せていました。
「SHINeeにとって特別な曲」というKEYの紹介で始まったのは、『Colors Of The Season』。そして、フィナーレを飾る『1000年、ずっとそばにいて』を届け、会場に幸せが満ちたところで、シャヲルからSHINeeへプラカードを使ったサプライズが!
客席に「SHAWOL♡SHINee」の文字が浮かび上がり、それを見たMINHOは顔を手で覆って号泣。KEYも涙を見せ、TAEMINは涙を堪えている様子でした。
東京ドームを埋め尽くすシャヲルに、最後の挨拶
TAEMIN「いい日曜日になりましたか? 僕にとって最高の日曜日になってすごく幸せです。みなさんからいつも愛や、大切なこの瞬間をプレゼントしてもらってうれしいです。SHINeeで、ドーム公演を2日間することできてうれしかったし、これからも僕たちの歩みを見守って。今までありがとうございました。これからもお世話になります。よろしくお願いします!」
MINHO「最後まで、本当にありがとうございました。僕は、最後のイベント(プラカードを持ったサプライズ)に本当に感動をもらいました。今日の公演は心配もありましたが、みなさんの目を見たら(その心配が消えて)なくなりました。ありがとうございます。僕たちSHINeeのことをずっと応援よろしくお願いします。SHINeeは今からスタートです! いつも永遠に応援よろしくお願いします。もちろん、みんなが、僕の希望と愛です」
KEY「最後までありがとうございました。一緒に歌って踊ってくれて、こんな瞬間が来ることを僕は楽しみにしていました。昔、いつかSHINeeの曲を懐かしいと言いながら、歌ったり、踊ったりすることができるかなと考えたことがあったんですが、それが実現してうれしいです。ありがとうございました。ドーム公演まで時間がかかってごめんなさい。ツアーをまわること、ドームに立つことが、もっと自然にできるようにしたい。今までありがとうございました。これからもよろしくお願いします。次のライブで、昨日会ったみたい感じの自然な雰囲気で会いましょう。ありがとうございました!」
挨拶を終え、ファンに挨拶をするためにステージを練り歩いている時、TAEMINが「MINHOさんも、ファンのみなさんの前で泣けるようになりました」とつぶやくと、すかさずKEYが「歳だよ、歳。絶対に歳…」とコメント。すると、TAEMINは「これは絆か? 歳か…どっちなの?」とぼそり。そして、3人はお決まりのギュッと抱き合ってサムズアップするポーズを決めてから、「いってきます!」「大好き」と口々に叫んだり、姿が見えなくなる最後の最後まで『1000年、ずっとそばにいて…』を歌ったりしながら、希望に満ちた雰囲気で公演が終了しました。
笑いの絶えないMCタイムも健在。ハイライトをプレイバック!
SHINeeのライブといえば、爆笑のMCタイムも見どころ。 ライターKが印象に残ったMCの名シーンを厳選してピックアップします!
1:ユーモラスなKEY節炸裂! ソロ活動の有無はシャヲル次第?(笑)
3人はそれぞれソロ活動の予定を報告することに。MINHOはドラマの放送が待機していること、TAEMINは3月に開催される武道館3daysをアピール。そして、KEYは「たぶん6〜7月、僕も何かあるかも……? できるように頑張っています」と告げ、ファンに向かって「SMもっと頑張って。KEY君が何も決まってないと言っていたけど、これはどんな意味ですか?」と事務所にメールするように促していました(笑)。このKEY節にはファンも爆笑していました。
2:“ひよこ口”で91年生まれコンビを見つめるTAEMIN
去年、SHINeeが出演した「MUSIC BANK GLOBAL FESTIVAL 2023」の舞台裏で、LE SSERAFIMといっしょに彼女たちの曲でダンスチャレンジ動画を撮った時の話題に。MINHOとKEYが、その時のダンスを一生懸命復習しだすと、TAEMINは愛らしい“ひよこ口”でふたりの復習タイムが終わるのを待っていました(笑)。
3:MINHOの男前エピソード
リハーサルのために早めに来日していたメンバー。少し時間ができたMINHOとTAEMINは、ふたりで買い物に行ったそう。その時に、MINHOが靴をプレゼントしてくれたことをTAEMINがうれしそうにKEYとファンに報告すると、MINHOは「KEY君にもプレゼントするよ」とひと言。それに対して、KEYは「僕、来月誕生日だから(※本当は9月)」と答え、MINHOは「KEY君は毎日誕生日」と笑っていました。
3人の歌唱力とフィジカルの強さ、会場のどこにいても楽しめる構成・演出、さらには、全く色褪せない楽曲揃いのセットリストに、切れ味抜群のトーク……。どこを切り取っても素晴らしい圧巻のライブに、SHINeeが、なぜこれだけ多くの人に愛されるグループであるかの理由が詰まっていた。SHINeeはきっとこれからも、この日のような景色を何度も生み出し、見続けるのだろう。次回は、どんなライブが待っているのか。今から楽しみで仕方がない。
SHINee Information
■SHINee Official Website:http://shinee.jp/
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■SHINee Universal Music WEBSITE:http://www.universal-music.co.jp/shinee/
文/海渡理恵