【ヒコロヒー】栄えている時はおごらず、衰えても悲しまない。【今をときめくあの人のお守り言葉】
やる気が欲しい時や、落ち込んだ時に思い出したり、人生の指針にしたり……。第一線で活躍する人に、“心のお守り”として大事にしている言葉を教えてもらいました。
ヒコロヒー(芸人)
その言葉に出合ってから
人生のテーマにしている言葉
「おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。」
「『平家物語』冒頭の名文は、仕事が増えて、いわゆる“売れた”と呼ばれるようになってから強く意識し、この言葉の意味についてじっくりと考えるようになりました。私の解釈は、『どう生きても風の前のちりと同じような人生なのだから、栄えている時はおごらず、衰えても悲しまない』。凜と生きていこうと思うことができます」
Photo : Mariko Kobayashi Composition&Text : Rie Kaido ※MORE2024年春号掲載