【WEST.】ドーム公演も発表!「WEST. 10th Anniversary LIVE TOUR AWARD」レポ
ライブの模様を最速でお届け!
7人組グループWEST.のアリーナツアー「WEST. 10th Anniversary LIVE TOUR AWARD」は、10年で培った圧倒的な歌唱力とパフォーマンス力で魅せる最高のエンターテインメントが詰まったライブ! この記事では、5月4日(土)、横浜アリーナ公演の様子をお届けします。
※この記事内には一部、演出についての言及や曲名が登場します。
ライブ開始前からWEST.メンバーの登場を心待ちにするファンの手拍子が会場に響いて……。会場が暗転して、メインステージの幕が上がると、赤×黒のキラキラ輝くタキシードに身を包んだメンバーが登場!
重岡大毅「横浜ラスト~!ただのライブにはしないぜ~~!」
ファンからの「ええじゃないか~」という掛け声とともにオープニング曲の『ええじゃないか』が披露されました。続いて、最新アルバム収録曲で10周年を祝う元気なWEST.のイメージにぴったりな『AWARD』が流れると、待っていましたと言わんばかりのファンの声援が横浜アリーナに響き渡ります。
『We are WEST!!!!!!!』ではコールアンドレスポンスで盛り上がり、曲のクライマックスには神山智洋さんがマイクパフォーマンスを。
神山智洋「過去イチのライブにするぞ!よろしく~」
決め台詞に応えるようにファンから歓声が上がり、会場のボルテージはさらに上がっていきます。
10年の想いがギュッと詰まった濃厚ライブ
このライブは、「10th Anniversary LIVE TOUR AWARD」で全244曲の中から投票で選ばれた各部門1位曲もセットリストに。
最強ラブソング第1位に選ばれた『何万回だって君が好き』は、メンバーがリフターに乗ってファンサービス! 美しくも切ないミディアムバラードにキュンキュンしたファンも多いはず。
ミュージック・ビデオが観たい楽曲の第1位に選ばれた『セラヴィ』では、普段のWEST.のイメージとは異なる、無機質でセクシーな世界観で魅了。
THE GREATEST WEST. SONG No.1に選ばれたファン人気No.1ソングの『アンジョーアリーヤ』では、10年間の軌跡の映像とともに披露されました。過去の映像からもメンバーの仲の良さが伝わってきます。
ライブで初パフォーマンスとなった『絶対絶命』は、上下左右4面のLEDに囲まれながら、斜めになったステージでアグレッシブなダンスを披露。
ライブの見どころの、WEST.がバンドを背負って熱く歌唱するコーナーは『証拠』からスタート。曲が流れ出すと、ファンのペンライトがさらに大きく揺れて、光の波がアリーナに広がります。会場全体を巻き込み「エイ、エイ、オー」という掛け声から始まる『超きっと大丈夫』は重岡大毅さんが作詞作曲を担当。頑張るみんなを超全肯定する応援ソングをメンバーたちが熱く力強く歌い上げる姿が印象的です。
「LIVE TOUR 2022 Mived Juice」からスタートして3年目を迎えるアコースティックコーナーでは、重岡大毅さんがピアノ、中間淳太さんが鉄琴、桐山照史さんがパーカッション、濱田崇裕さんと神山智洋さんがアコースティックギター、藤井流星さんがタンバリン、小瀧望さんがシェイカーを演奏し『あじわい』を披露。
続く『しらんけど』は、中間淳太さんと藤井流星さんがサックスを演奏。CDでは聴くことができないオリジナルのアレンジで、大人な雰囲気とあたたかいサウンドでファンを魅了します。
しかし、かっこいいだけでは終わらないのが、WEST.。
『しらんけど』では、カッコよくサックスを演奏する中間淳太さんが、マイクを通してツッコミを続けるというシーンも。笑いも忘れません。
重岡大毅さんの主演映画「ある閉ざされた雪の山荘で」の主題歌『FICTION』も披露されました。楽曲の持つスタイリッシュな世界を、炎の演出とs**t kingz kazuki さん振付のクールなダンスで表現していて、その世界観に引き込まれます。
熱量そのままにドーム公演まで駆け抜ける!
アンコール『ハート』の曲終わりに、デビュー10周年ツアーのラストを飾る、ドーム公演「WEST. DOME TOUR AWARD 〜10th Anniversary〜」の開催決定が発表されました!
メインスクリーンにスケジュールが発表されると、歓喜するファンの歓声は最高潮に。
メンバーコメント:ライブの感想からドーム公演への意気込みまで
重岡大毅「10周年はあっという間な気もするけど、やっぱり長かったです。ライブは毎回発見があったり毎公演手応えが違うので、10年たった今でもずっと魅了されています。ライブが続けられることに本当に感謝です。ドームはやっぱり大きいし、そこに自分たちが立てるということはいまだに特別な感情になります。しっかり自分たちのベストパフォーマンスを出せるように頑張ります。そして前回のドームを越えます!」
桐山照史「10年間何かを続けるって、すごく貴重な体験だなと大人になってあらためて感じました。個人的には今年に入って体調を崩したり、色々なことを考える時間があった中で、やっぱりステージの上に立たせてもらえること、自分の帰る場所をファンの皆さんが作ってくれていたということに本当に感謝しています。今後15周年、20周年もメンバー7人とスタッフさんとファンの皆さんと新しい景色を見ていきたいとシンプルに思えるライブになりました。ドームではアリーナとはまた違うWEST.を見せられるんじゃないかなと思います。でも10年間でみんなと作ってきた空気感は変わらないので、いつも通りのWEST.節も炸裂させたいなと思います! あと、東京ドーム最終日(8月31日)は僕の誕生日なので、みんな頼むで!笑」
中間淳太「まずは誰1人欠けることなく10周年を迎えられて嬉しいです。この10年は長かったようであっという間でした。今回のライブはそんな10年間をギュッとまとめたライブにしようということで、昔懐かしい曲も入れています。今は藤井が演出を担当していますが、以前は僕も演出をやっていたので、藤井をサポートする形で今回参加できて、より10周年を感じることができました。ドームツアーはこのアリーナツアーをさらにバージョンアップさせて、より多くの方に『WEST.10 年頑張ってきてよかったな!』と思ってもらえるようなライプにします! 改名後一発目のドームライブ、楽しみたいと思います!」
神山智洋「速いなと思いつつ、思い返すとこれまでいろいろな可能性を探っていく中で悩んだ時期もありました。でもファンの皆さんはそれを全て受け取ってくれて、月並みですが、7人だけじゃここまで来れなかったと思います。ファンの皆さんの応援があってこその僕たちです。これが決してゴールじゃないので、10年頑張った先の11年目もその先も、まずはファンの皆さんに楽しんでもらえることを考えつつ、その中に僕たちの好きなことややりたいこともうまく表現していきたいと思います。去年福岡で PayPayダンス踊って良かったー! そしたらありがたいことにみずほ PayPayドーム福岡でのライブが決まりました! やっぱり会場によって雰囲気が全然違うので、福岡がどういう反応になるのか今から楽しみです。僕たちのホーム大阪から始まり、初めての場所に行って、そして最後に東京とまわっていきます。前回のドームツアーより進化した、そして AWARD 第2章になるようなライブを作りたいと思います!」
藤井流星「もう10年かという気持ちもありますが、振り返るとちゃんと10年分の色んな思い出があります。ライブ中よくメンバーの顔を見ますが、年々ライブしている時のメンバーの表情がよくなっていっていますね。ほんまに楽しそうにしている顔を見ると、10年経ったからこその表情だなと感じます。そういう光景が好きです。3大ドームツアーとしては2回目なので、前回よりも成長した姿を見せたいです。アリーナツアーと同じタイトルでのドームとなりますが、アリーナとはまた違ったダイナミックな演出を入れたいなと思っています。ぜひ楽しみにしていてください!」
濵田崇裕「10年経ったなんて信じられないです! でもびっくりするぐらい速かったとも思います。何よりメンバー7人誰も欠けることなく続けられていることが一番良かったと思います。アリーナツアーは日々楽しいです! ライブ中メンバー同士で目が合うとすごくいい表情をしていますね。ファンのみんなもそれを感じてくれていると思います。また、ファンの皆さんが喜んでくれている顔を見ると、10年経ったんだなと月日を感じます。ドームツアーができるのがとても嬉しいです。より多くの人たちに楽しんでいただけるライブを作るので、ぜひ遊びにきてください! ドームツアーでも WEST.を炸裂させます!」
小瀧望「10周年多忙です! 特にデビュー日当日は10年前のオフが嘘かと思う嵐のような1日でした。でも誰1人欠けることなく10周年を迎えられたことがすごくいいことだと思います。ファンの皆さん初め、関係者の方々など本当にたくさんの方に祝っていただいたので、そこでじんわり10周年を感じました。ライブでも懐かしい曲をやっているので、エモさを感じつつ、10年を噛み締めながら歌っています。10周年を迎えてのドームツアーなので、みんなに『本当に良かったね』と思ってもらえるようなライブにしたいと思います。10年だからこそ、WEST.という輪をもっともっと広げられるようなライブにします!」
ライブ中、何度もファンへ「ありがとう」と口にするメンバーの姿が印象的でした。WEST.らしさが詰まったアニバーサリーイヤーライブ。ドーム公演でのさらなる挑戦に、今後も期待が高まります。
撮影/齊藤晴香 文/木村真悠子