【バチェロレッテ3】「この旅で出会った人・時間・経験すべてが“人生の宝物”」 3代目バチェロレッテ・武井亜樹さんインタビュー
武井亜樹さんインタビュー後編
才色兼備のバチェロレッテ(独身女性)が、“真実の愛”を見つけるため多数の候補者から未来の結婚相手を選び抜く恋愛リアリティ番組『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン3(Prime Videoにて配信)が、6/27(木)20時から配信スタート。
今回は、3代目バチェロレッテに選ばれた武井亜樹さんインタビューの後編です!
群馬県出身。2021年3月、東京大学工学部・航空宇宙工学科を卒業後、経済産業省に入省。現在は、宇宙関連事業に熱心に取り組む一方で、宇宙に関する記事の執筆など、宇宙に関する情報を発信するライターとしても活動。趣味は空手(黒帯)、アウトドアスポーツ、食べること(こってり系の日本食とスイーツが特に好き)、ファッション、絵画鑑賞。
もろい部分をさらけ出すことで結ばれる“心の絆”
――15人もの参加者がいれば、第一印象も重要になってくると思うのですが、武井さんは何を最も重要視しましたか?
武井さん:まずは“直感”です。次に、実はあまり印象が強くない人のほうが好きなんです。私は男性に対して警戒心が強いので、パーソナルスペースが結構大事。これから旅をする中で、相手を見極めるために「ちゃんと話す時間を絶対作る」と思っていたから、パーソナルスペースを超えて、グイグイ来ないでくれた人……つまり、私を尊重してくれた人は、いい人だなと思います。ただ、振る舞いや醸し出す空気感は、会ってみないとわからないですよね。
――実際に会って見えてくるギャップですね。印象的だった方はいますか?
武井さん:みなさん、素敵なギャップの持ち主なのですが……今、パッと思いついたのは、飯野(和英)さん。めっちゃ面白いし、めっちゃいい人。アーティスト(ヴィオラ奏者)って、私の周りにあまりいなかったタイプなので、気を遣うかなと思ったんですよ。
――この旅から見えたものは?
武井さん:これまでの恋愛でできなかったことで、今回の旅でやろうと思っていたことは、「自分の弱みや不安を見せる」「思っていることを口に出して言う」こと。実際にやってみたら、相手とは“心の絆”が結ばれたりしたので、自分のそういう脆(もろ)い部分をさらけ出したり、気持ちを伝えたりするのは、恋愛においていいことなのかもしれないと思いました。
仕事では、なかなか弱音ばっかり吐いていられないじゃないですか。でも、恋愛初期では、相手のことをそこまで知らないから、そんなに自分の弱い部分を見せたいとは思わないけど、それがお互いの“ちょっと高くなっている壁”を取り払うことにつながったのかなと。
今回、いちばん勇気を出した、あるいは挑戦したことは、そこかもしれません。相手に対して感じている不安や、「話を聞いて、あなたのこういうことはちょっと不安に思ったんだけど……」と怖がらずに言うことができて、本当によかったなと思います。
――確かに、ほぼ初対面の方にツッコんだ質問をするのは勇気が要ります。
武井さん:この旅でそれができたのは、「向こうも真剣に私に向き合ってくれている」のがわかっていたから。この旅ではみんなが真剣に取り組んでいると知っていたから、「私も最初から自己開示しても大丈夫」という信頼がありました。
今回の旅で増えた恋愛要素は“ギャップ”
――「恋愛経験は多くないが、いつも恋愛の先に結婚を見据えて恋愛してきた」という武井さんですが、これまで好きになった男性はどんなタイプでしたか?
武井さん:今までは、周りに気遣いができる“優しい大人の感じの人”が多かったですね。あと、“一緒にいて楽しい人”。何にもない場所にふたりでいても笑い合えるようなタイプが好きです。一緒にいて楽しい人。 あとはスポーツマンも。
――番組考察の大きなポイントになりそうですね。
武井さん:私の過去の恋愛傾向のひとつというだけですよ。スポーツマンはさておき(笑)、今回の旅も、周りに気配りができるとか、あとは一緒にいて楽しいという点は、やっぱり大事でしたね。といっても、今回参加してくださった男性陣はみんな楽しい方ばかりでしたし、気遣いもすごくできるし、みんな素敵な男性だと思いました。今回の旅で増えた、私の恋愛要素は“ギャップっていいな”と思えたことかも。あ、ネタバレになっちゃうかな?(笑)
――本当に素敵な“旅”だったんですね。
武井さん:はい。想像よりもはるかに素敵でした。来てくださった男性全員が向き合ってくれて。みなさん本当に魅力的だし、誠実だし、会って間もないのに、「この素敵な人たちの中からパートナーを選びたい」と心から思えた。それだけ素敵な人が多かったことは、私にとっても幸せだなって。
正直、めぐりあわせって、私たちにもわからないじゃないですか。でも、来てくれた方が、私にとって「すごくいい人だな」と思える人が多かったし、「こんなにたくさんの人が私の幸せを応援してくれているんだ」という感覚もあって。精神的にも肉体的にも過酷な旅ではあったけど、道中、すごくあったかいなと思っていました。
自分を変えずに価値観を共有できるパートナー、その心強さ
――今回の旅での発見はありますか?
武井さん:すごく、自分に自信がつきました。
――意外な返事が……。
武井さん:旅に出る前まで、自分への自信はどちらかといえば仕事にならそれなりにあったんですけど、恋愛はまったくで。たとえば、「何十億人もいる世界の中から、巡りあわせで運命のひとりに出会いたい」という、けっこうピュアな恋愛観を持っていて。だから「世間とズレているのかな」とか「もっと打算的に動いている人とかもいるのに、私なんかが結婚できるのかな」とちょっと思っていたんです。
でも、この旅では、それらを恐れずに口に出してみたら、共感してくれる人がいた。世の中には自分を変えることなく、価値観を共有できる男性がいることを知って、そういう意味で、自分の恋愛観に自信がつきました。今回、恋愛関係になった人も、ならなかった人も、みんなすごく素敵だったし、そう思える時間を共有できたこと、そういう相手と知り合えたことが宝物……いいえ、“私の人生の宝物”です。
――彼らと過ごした時間が人生の宝物とは……?
武井さん:言いすぎちゃったかな?(笑) でも、本心です。私から見ると、男性陣はわちゃわちゃして、キラキラしていて。なんか“青春”って感じだったかも。いつか、あのメンバーで集まって同窓会ができたらいいな。
――そういえば、『バチェロレッテ』に関わるまでSNSをやっていなかったそうですね。
武井さん:はい。なので、この番組のために、縁起を担いで今年1月1日にアカウントを開設しました。最初は鍵をかけて(笑)、日記みたいにいろいろ投稿していたんですけど、近々公開しようかなと。不思議なめぐりあわせで『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン3に参加させていただきましたが、出てよかったと、心から思います。すごくいい旅でした!
『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン3概要
配信開始日:2024年6月27日(木) 20時より独占配信開始
話数:全9話
6月27日(木)20時 第1話-第4話
7月4日(木)20時 第5話-第7話
7月11日(木)20時 第8話-第9話
製作:Amazon
すでに5シーズン配信されている『バチェラー・ジャパン』の「男女逆転版」。独身女性が主役となり、“真実の愛”を見つけるため、多数の男性候補から未来の結婚相手を選び抜く恋愛リアリティ番組。
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撮影/齋藤晴香 取材・文/中川薫
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