Snow Man渡辺翔太とSixTONES森本慎太郎が節目の決意！『DREAM BOYS』初日開幕記念会見レポ

10月9日より、東京・帝国劇場で舞台『DREAM BOYS』が開幕しました！　初演直前に行われた初日開幕記念会見では、キャストの渡辺翔太（Snow Man）さん、森本慎太郎（SixTONES）さん、少年忍者、紫吹淳さん、鳳蘭さんが出席。現在の帝国劇場では最後となる“ドリボ”への意気込みを語りました。それぞれの熱い思いと絆が垣間見える会見の様子をレポートします！

フライングやボクシングシーン、ロープ・パフォーマンス、壁フライングなど、観る者を魅了する多彩な演出と共に、ボクシングを通して絆を深めていく少年たちを描いた物語。2004年１月の滝沢秀明主演による初演以降、若々しく、パフォーマンス力を備えた20代のタレントたちによって大切に演じ継がれてきたのが、このミュージカル『DREAM BOYS』です。亀梨和也さん（2004～2012年主演）、玉森裕太さん（2013～2018年主演）、岸優太さん（2019～2021年１月主演）菊池風磨さん（2021年～2022年主演）といった、錚々たる人々を中心に毎年様々な組み合わせで上演してきました。2019年公演からは堂本光一さんが演出に関わり、よりいっそう磨き上げられた作品なんです。初演以来20周年にあたる本作には、昨年に引き続き、渡辺さんは主人公のショウタを、森本さんは主人公のライバルである“チャンプ”のシンタロウを演じます。また、２人とともに作品を彩るのは後輩の少年忍者。今回は選別メンバーではなく、総勢21人というフルメンバーで出演し、同作品と“帝劇”を盛り上げます！

——今作への意気込みを教えてください。

渡辺：今年、2024年で帝国劇場がいったんクローズとなり、それに伴い本作も、いったん幕を閉じます。“自分たちで幕を閉じられる”ということは、Jrの頃から思い出すと感慨深い経験だなと思います。お客さんは『DREAM BOYS』を観ながら、劇場内も目に焼き付けてもらえると思い出になるんじゃないかなと思っています。

森本：変に肩に力を入れすぎると空回りして迷惑をかけると思うので、“帝劇最後”ということはあまり意識せず、最大限のパフォーマンスをこのステージにぶつけて、悔いのないよう、千秋楽まで走り抜けたいです。

――演出・堂本光一さんからのアドバイスで印象に残っているものはありますか？

森本：当たり前のことから、視線を向ける先や立ち方などの細かいことまで丁寧に教えてくださいました。演出が変わっているので、去年も見てくださった方はセリフのニュアンスの変化などに気づくかもしれません。

渡辺：段取りくさくならないようにと繰り返し言われました。去年は初めての出演で、いかに光一くんの指示を踏襲できるかを意識していた。今年はそこにプラスして自分らしさを足していけたらと思っています。

――制作発表時、２人が堂本さんにおねだりした“楽屋のれん”は間に合いましたか？

渡辺：当時、「今から言われても間に合わないよ」と言われたんですけど、しっかり初日を迎える前にいただいて……かっこいい先輩だなと。

森本：色がすごくきれいです。名前が書いてあるんです。“堂本光一より”って。それがうれしくてうれしくて……。

鳳蘭：普通、（贈り主の名前は）書いてあるわよ（笑）。

森本：あ……（笑）。すごくうれしかったです！

渡辺：打ち合わせのとき、さらっと「はい」と。いただいたものを開けたらのれんでした。僕は青、森本には緑のおそろいのもの。いわゆるグループに所属しているアイドル特有のメンバーカラーというやつですね。それこそ光一くんが僕らの世代のメンバーカラーを把握していたのかな……と思って、知っていてくれていてもうれしいし、わざわざ調べてくれたのなら、それでもうれしい。この気遣いにぐっときました。

――少年忍者の皆さんは、全員でステージに立ったお気持ちは？

川﨑（皇）：メンバーによっては４度目の出演。光一くんからも「年齢が上がっているからこそ、言葉数をあえて減らし、動きで表現できるように」と指導していただきました。チャンプチームはキャスト変更で入っています。

織山：そうですね、チャンプチームは織山、深田竜生、檜山光成、安嶋秀生、川崎星輝でやらせてもらってるんですけど……。

元木：ちょっと待てーーーい！　（自分を指さしながら）忘れてる忘れてる！

全員：（笑）

織山：（いまツッコミを入れた）元木湧も含めた６人でチャンプチームを演じています。去年7 MEN 侍が演じていた役、しっかりと気合を入れて作っていきたいと思います。実は僕、去年は中村嶺亜くんがやった“腹刺し（ナイフで腹部を刺される）”のシーンを僕がやるんですけど、つい先ほど光一くんから「織山、腹を刺されたら、なんて言うか知ってるか？」と聞かれて、「わからないです」って答えたんです。そしたら光一くんが「なんじゃこりゃあああ！」（松田優作が出演した大ヒット刑事ドラマ『太陽にほえろ』での有名な殉職シーン）って言うんだよと教えてくれたんですけど、それ、ちょっと知らないです。ジェネレーションギャップかもしれませんね……って、そんなこと言ったらめちゃくちゃ怒られると思うんですけど(笑)。とにかく、光一くんからはそういうアドバイスをもらいました(笑)。

渡辺：……少年忍者を見ていて思ったんですけど、エネルギーが全然違うなって。元木の「ちょっと待てーい！」みたいなああいう“爪痕を残してやろう”みたいな欲……Jr特有のギラギラした感じを、自分は忘れていたなって。年齢を重ねると、どうしてもアンパイなほうにいっちゃうから。自分も「年齢を重ねている」と、しみじみ感じました（笑）。

全員：（笑）

森本：（少年忍者の一連のやりとりを見ながら、ノリツッコミの）「パッケージ」があるんだ、さすがだなと思いましたね。Snow ManもSixTONESも、Jr.の頃は（元木さんのように）貪欲にやっていましたから。「いやいやいやいや～！」とか（笑）。

渡辺：（森本さんの発言にうなずきながら）この「キラキラ感いいな」っていうのと、「こういうのを忘れちゃいけないんだな」と、自分への反省を感じました。

元木：マジメに言われても困ります！　恥ずかしくなってくるんで……。

川﨑（皇）：ああ……元木の顔がどんどん赤くなっていく（笑）。

全員：（笑）

――昨年から続投のお２人だけあって、演技が深くなったように感じましたが、何か絆の深まったエピソードはありましたか？

森本：う～ん……（渡辺さんを見ながら）なんかあります？

渡辺：まだ幕も上がってないからなあ……。

紫吹淳：ほら、２人のどちらかいないときに、LINEをしていたじゃない、「今、こういう段階で進行しています」って。

森本＆渡辺：！！！！！

渡辺：紫吹さん、ナイスアシストです！　そうだ、僕が稽古に参加できないときに、慎太郎から「今、光一くんがこう言って変更になったよ」とか、そういうやりとりを遠隔でしました。

森本：光一くんのバックショット写真つきでね！（ドヤ顔）

――最後に、楽しみにしている皆さんへのメッセージをお願いします。

森本：（いま）SixTONESでは髙地優吾と京本大我がミュージカルをやっているので、それぞれのメンバーに負けないように、少年忍者のエネルギッシュさにも負けないように、森本慎太郎らしく輝いてパフォーマンスして千秋楽まで駆け抜けていきます！

渡辺：自分たちを選んでいただいたことが光栄です。スタッフの方、ファンの皆さんに「最後にふさわしいキャストだ」と思っていただけるよう、エネルギーを客席にぶつけて千秋楽まで楽しんでやっていけたらと思います。

今作で、公演回数は750回を超えるという『DREAM BOYS』は、2025年２月に迎える建て替え工事のために一時休館を控える現・帝国劇場最後の上演となります。しかし、出演者たちの歩みは止まりません。彼らは全身全霊を込めて、これからも終わらない夢を描き続けることでしょう。

彼らが紡ぐ夢の舞台を、お見逃しなく！

会場：帝国劇場
日程：2024年10月9日（水）〜29日（火）
演出：堂本光一
出演：渡辺翔太／森本慎太郎（Wキャスト・出演順）、少年忍者（田村海琉、織山尚大、川﨑皇輝、内村颯太、深田竜生、黒田光輝、檜山光成、久保廉、小田将聖、元木湧、北川拓実、青木滉平、安嶋秀生、ヴァサイェガ渉、鈴木悠仁、瀧陽次朗、川﨑星輝、山井飛翔、長瀬結星、豊田陸人、稲葉通陽）、紫吹淳、鳳蘭