カーリングに青春をかける女子高生たちの奮闘と友情を描く青春映画『カーリングの神様』が、11/8(金)に公開されます。主演を務めた本田望結さんと、今回が映画初出演のMORE専属モデル、川口ゆりながクロストークを展開しました。後編は、ふたりの青春時代の思い出を伺いました。

川口ゆりなさん、本田望結さん
俳優・フィギュアスケーター
本田望結

ほんだ・みゆ●2004年6月1日生まれ、京都府出身。3歳から芸能活動を始める。ドラマ『家政婦のミタ』(2011年)で注目を集め、話題作に多数出演。近年の出演作は、ドラマ『少年のアビス』(2022年)、NHK連続テレビ小説『らんまん』(2023年)など。俳優業と並行して、フィギュアスケーターとしても活躍。

モデル・俳優 
川口ゆりな

かわぐち・ゆりな●1999年6月19日生まれ、宮崎県出身。2014年に「第14回全日本国民的美少女コンテスト」で演技部門賞を受賞し、芸能界入り。2016年にアイドルグループ「X21」に加入するが、グループが2018年に解散。俳優としての活動を続けるなか、2021年「Girls Planet 999:少女祭典」に参加。2022年3月21日に、“Kawaguchi Yurina”としてデジタルシングル『Look At Me』でソロデビューを果たし、同時期に『MORE』で専属モデルに。

初対面は10代の時。頼りになったお互いの存在

川口ゆりなさん

――おふたりの初対面はいつですか。また、その時の印象を教えてください

川口ゆりなさん(以下、川口):6年前とかだったかな? 

本田望結さん(以下、本田):そうだったかな? 私が14歳の時かぁ。

川口:そう、まだ小さい望結ちゃんがMCのひとりとして出演している番組に私が出た時が初対面だと思う。まるでお人形さんのように可愛くて、大人たちに囲まれながらもハキハキとしゃべっていて、「どうしてこんなにしっかりとしているんだろう」と驚いたことを覚えている。
それから今回、久しぶりに作品で一緒になって、撮影に入る前は「プロがくる!」と身が引き締まる思いだった。でも実際に現場に入ったら、沙帆役の白倉碧空ちゃんのボケに小さな声で突っ込んだり、その様子をさりげなく動画に撮っていたり……。やっぱりすごく可愛い人だなと思ったし、親近感がわきました。

本田:うれしい〜! 私は今回、同じ事務所の川口さんがいてくれる、ということが本当に心強いなと思っていました。今回出演している高校生役のメンバーの中でいうと、川口さんがいちばん年上で大変な面もあったと思うんですけど、スクリーンを観ると本当に私たち5人が同級生のように見える。それは川口さんが努力してくださったおかげだと思っています。あと、オンオフでまったくテンションが変わらないのも素敵だな、と感じていました。一緒に撮影するシーンは多くはなかったけれど、みんな川口さんに会いたくて! 撮影が一緒の日は、みんな楽しみにしていました。

川口:そうなの? すごくうれしいです!

――もし、また共演するとしたらどんな作品がいいですか?

川口:望結ちゃんはフィギュアスケートで、私はゴルフを小さい頃にやってきた。スポーツ好きなところが共通点だと思うので、またそういった作品で、今度はライバルではなく仲良し役として共演できたらいいかな!

本田:たしかに。それがいい!

しっかり者だったふたりの学生時代の思い出を公開

本田望結さん

――今作は、高校生が主人公ですが、ふたりはどんな学生でしたか?

本田:とにかく目立つことが好きでしたね。劇をする機会があれば、真っ先に手を挙げていましたし、控えめな生徒ではなかったです。 

川口:私は友達とワイワイと楽しんではいたけれど、目立ちたいタイプではなかったかな。だから、学級委員とかに立候補することもなかった。あと、4つ年上の姉がいたので、実年齢よりも上の人がターゲットの雑誌を読んで、ちょっとませていたかも(笑)。

――そんなおふたりの青春の思い出を教えてください。

本田:学生時代に、クラスで歌を披露する行事があったんです。みんなで歌いたい曲を投票したんですが、そこから私は練習に参加できなくて、なんの歌に決まったか知らずにいたんですが、後で私が投票した曲に決まったと知って驚きました! ただ単に、当時その曲が流行っていたから選ばれただけかもしれませんが(笑)、私はみんなが「望結ちゃんの曲にしよう」と選んでくれたと解釈していて、いい思い出のひとつです。 

川口:私は小学生の時の運動会が印象に残っています。足が速かったので、よくリレーの代表選手に選ばれて走っていました。でも、身長が伸びるにつれてタイムが落ちてしまって、ある年、リレーの代表からはずれてしまったんです。それがすごく悔しかったけれど、別のリレーでアンカーを務めて優勝したんですよ! 悔しさとうれしさが入り混じった、あの時の複雑な感情は今でも忘れられません。

川口ゆりな、本田望結

――最後に、MORE読者にメッセージをお願いします。

川口:この作品で描かれている“青春”という言葉を聞くと、学生時代を思い浮かべる人が多いかもしれません。実際、この作品も高校生たちの青春を描いています。でも、私自身、この映画のためにみんなとカーリングを練習する中で、いくつになっても特別な時間は作り出せるんだと感じたんです。だから、MORE読者のみなさんにも、年齢にとらわれず、登場人物たちのように積極的に行動して、青春を楽しんでもらえたらうれしいです。きっとこの映画を観たら、そのパワーがわいてくると信じています。

本田:大人になると相手の気持ちに寄り添うことが上手になる一方で、本音を隠すのもうまくなると思います。でも、この作品で描かれている高校生は本当にまっすぐ。時に相手を傷つけてしまうこともあるけれど、目の前の相手と本音でぶつかっている。そんな彼女たちの姿を見ると懐かしく感じることもあるだろうし、「もっと素直に生きてもいいのかも?」と思い直すきっかけになるかもしれません。みなさんそれぞれの視点で楽しんでいただけたらうれしいです。

映画『カーリングの神様』

映画 カーリングの神さま ポスター

ストーリー

高校生の香澄(本田望結)は、本州最古のカーリング場がある長野県御代田町でカーリングと共に育ってきた。小学生時代には、幼馴染で結成した「みよステラ」で優勝経験もあったが、チームは解散し、香澄はくすぶる日々を送っていた。そんな中、地元でカーリングの国際大会が開催されることに。香澄は「強豪チームと対戦できるエキシビションマッチに出たい」と再び情熱を燃やし、元チームメイトの優芽(泉智奈津)と沙帆(白倉碧空)に声を掛けてチームを再結成する。だが、かつての仲間で現在は強豪チーム「軽井沢EC」に所属する舞(川口ゆりな)が、ライバルとして立ちはだかる。代わりに加わった転校生の実乃梨(長澤樹)は素人で、コーチ探しも難航。さらに、チーム方針の違いから香澄と優芽が衝突し、チームは空中分解しかける。それでも香澄たちは再び絆を取り戻し、「みよステラ」と「軽井沢EC」はエキシビションマッチ出場をかけて対戦することに。果たして、町に伝わるカーリングの神様は、彼女たちに微笑むのか——。

キャスト

本田望結
⻑澤樹 泉智奈津 白倉碧空/川口ゆりな
秋山ゆずき 山崎⻯太郎 内浦純一
柄本明 六角精児 田中麗奈 高島礼子
監督:本木克英
主題歌:「Sweaty Smell」STU48 キングレコード
©2024「カーリングの神様」製作委員会

映画『カーリングの神様』オフィシャルサイト

衣装クレジット
【本田さん分】ジャケット(※パンツとセット)・¥12500/ワイルド リリー イヤリング¥17600/ノムグ  ネックレス¥4200(Mamimi)・左人差し指リング¥34100(CAKI)/ロードス 左中指リング¥58300/エトワライト  そのほか/スタイリスト私物

【川口さん分】ドレス¥99000・中に着ているワンピース¥33000/シロマ  イヤリング¥26400(サヤ オリジナルジュエリー)・マルチカラーリング¥33000・ビジューリング¥9900(共にベリス)・ パールリング¥17600(マサエ)・ブレスレット¥198000(スキャット) /ロードス

お問い合わせ先
エトワライト  💻https://www.etoilight.com/
シロマ 💻https://www.shiroma.info
ワイルド リリー ☎03-3461-4887
ノムグ 💻https://nomg.jp/
ロードス ☎03-6416-1995

撮影/千葉タイチ ヘア&メイク/山田佳苗(本田さん分) ナカヤス ミク(川口さん分) スタイリスト/田中トモコ(本田さん分) 二宮梨緒(Pale・川口さん分) 取材・文/海渡理恵