【SEVENTEENライブレポ】「10年後もここで」CARATへの深い愛と未来への約束
12月4日(水)の東京ドーム公演 1日目の様子をレポート!
13人組グローバルグループ・SEVENTEENが、ワールドツアーの日本公演「SEVENTEEN [RIGHT HERE] WORLD TOUR IN JAPAN」を、12月22日にみずほPayPayドーム福岡にて無事に終えました。
この記事では、12月4日~5日に開催された東京ドーム公演の、12月4日のハイライトレポをお届けします。
成熟期を迎えたSEVENTEENの覇気と美しさ
開演時間になると、真っ赤に染まった会場に弦がこすれるようなサウンドが鳴り響く。どこか不穏なムードが漂う中、メインステージのステージの扉が開き、黒の衣装をまとったメンバーが出現!
幕開けを飾ったのは、恐怖を“毒”として表現した『Fear』。初っ端から抑制の効いた大人の美しさ全開でCARATを魅了。メンバーが毒の盃を飲むと、会場からは悲鳴にも似た歓声が響き渡って。続く『Fearless』で恐怖に打ち勝ったメンバーは、強烈なピアノイントロが印象的な『MAESTRO -Japanese ver-』で自らの存在を証明。WOOZIがピアノを弾く姿や、HOSHIが指揮棒を振る姿はもちろん、全員での一糸乱れぬカリスマあふれるステージで、瞬く間に東京ドームをSEVENTEENの世界に染め上げた。
CARATへの挨拶タイムでは、「会いたかった」「久しぶりです」「いい思い出を作りましょう」と、それぞれの言葉で再会のうれしさを吐露しながら、個性豊かな自己紹介を披露していくメンバー。
THE 8は、ちょうどこの日に自身初の中国EP「STARDUST」がリリースされたため、タイトル曲のダンスをSEUNGKWANに促されて披露。どこよりも早い生パフォーマンスに、CARATもうれしさをにじませていました。
昨年の東京ドーム公演にケガのため参加できなかったS.COUPSは、「(客席を指さしながら)去年はあそこで見ていました。今年はみんなと一緒にこのステージに立つことができてうれしい」と喜びを噛み締めている様子。
HOSHIは、メインステージからセンターステージへ向かいながら「え〜ん、え〜ん」と泣き真似をしたり、華麗なるターンを披露したり……この日も序盤からHOSHI節全開。その後ろで、なぜかストレッチをするVERNONとDINOの姿がスクリーンに映し出されると、会場に笑いが巻き起こっていました。
THE 8の掛け声を合図に、次のステージがスタート。火柱が上がる中、「Ash」と「Crush」を歌い上げ、会場のボルテージはぐんぐん上昇!
多様なカラーを放つユニットステージ
HIPHOP TEAM
VCR後は、個性が光るユニットステージへ。
トップバッターを飾ったのは、S.COUPS、WONWOO、MINGYU、VERNONのHIPHOP TEAM。どこか近未来的な雰囲気を感じさせるグレーを基調としたスタイルで登場した4人は、まず「Water」をパフォーマンス。その後、光線が会場を突き刺す中、メンバーがマスクを脱ぎ捨てると、プレイフルな「Monster」がスタート。力強かったり、自由でグルーヴィーだったり……、四者四様のラップで会場を盛り上げました。
PERFORMANCE TEAM
続いて、カプセルの中から登場したのはPERFORMANCE TEAMのHOSHI、THE 8、DINO。黒の衣装に身を包んだ3人は、雨が降り注ぐ街を背景に、ダンサーたちと共に「Rain」をパフォーマンス。顔の角度や指先にまで神経が行き届いた、麗しいダンスにCARATは酔いしれました。その後、しなやかで力強いダンスを披露した「Lilili Yabbay」でも観客の視線を釘づけにしました。
VOCAL TEAM
ユニットコーナーの最後を飾ったのは、JOSHUA、WOOZI、DK、SEUNGKWANのVOCAL TEAM。チェック柄の衣装に身を包んだ4人は、まず『Candy』を披露。絵本を読み聞かせるような優しく伸びやかな歌声が響き渡り、会場には多幸感が充満! 続いて、ハングルで「청춘찬가(青春讃歌)」と書く「Cheers to youth」を熱唱。JOSHUAの甘く繊細な歌声、DKの真っ直ぐ澄み渡った歌声、WOOZIとSEUNGKAWANの心を揺さぶる深い歌声、すべてが一つになり、会場全体に「青春が永遠に続く」ような感覚をもたらしました。
ユニットステージが全て終了すると、「Our dawn is hotter than day」や「ひとりじゃない」を披露。メンバーは会場のCARATと目を合わせながら歌い、幸せそうな表情を浮かべていました。
微笑ましいドタバタ劇を展開! 現在進行形で青春真っ只中のSEVENTEEN
VCRをはさみ、秋色のカジュアルスタイルに着替えたメンバーたちが登場。バトミントンやバスケで遊んだり、居眠りをしたり、動物と闘ったりと、ドタバタ劇を繰り広げながら時空間を彷徨い、「Oh My! -Japanese ver.-」と、13人が歩んできた青春の日々やメンバー同士の絆を思い起こさせる演出で「Snap Shoot -Japanese ver.-」を続けて歌唱。途中、DKタイムは大盛り上がり! また、メンバーが今回は残念ながら参加できなかったJEONGHANとJUNを恋しがったり、WOOZIが「SEVENTEENを応援してくれてありがとうございます」と叫んだりする一幕も。その後、レインボーの光に包まれる中、「God of Music」、「今 -明日 世界が終わっても-」を披露し、会場全体がハッピームードに満たされました。
トークタイムに突入すると、HOSHIが「みなさん楽しいですか?」と各階に問いかけ、上階を「お空」と表現。ファンはその彼らしい言い回しにほっこりした表情を浮かべていました。また、SEUNGKWANが会場を見渡し、「誰と来ましたか?家族?カップル?友達?一人?」と問いかけると、一人で来たファンに対してDINOが「SEVENTEENのコンサートは一人で来ても寂しくないです。なぜなら、隣のCARATと仲良くなれるから」とコメント。MINGYUの「どうやって?」という問いかけに応えて、DINOが隣の人と仲良くなる方法を実演すると、CARATは「なんでそんなに私たちのことを知ってるの?」というリアクションを見せていました(笑)。
ライブの終盤には、最新曲「消費期限」や「LOVE, MONEY, FAME (feat. DJ Khaled)」を披露。
トークコーナーでは、メンバーのわちゃわちゃモードが炸裂! HOSHIが、JOSHUAの膝を枕にして体力を温存するS.COUPSを見て「S.COUPSさんは年齢が……」と冗談を言うと、S.COUPSは豪速でHOSHIを追いかけ、最後にはなぜかHOSHIをギュッと抱っこするという微笑ましいやりとりを展開し、ファンもニッコリ。また、この日特にテンションが高ったMINGYUに、SEUNGKWANが困惑した表情で「どうしたの?」と問いかける場面や、WONWOOが次の曲振りを間違えてしまい、恥ずかしそうに微笑む一幕もありました。
VERNONの「(次の曲は)まーじ?」というひと言で始まったのは「March」。赤く染まるステージで、先ほどのうっかりミスから一転、真っ直ぐ凍てつくような視線でフードをかぶりながらラップするWONWOOが画面に映ると、会場からは感嘆の声が上がりました。そして「Super」で観客のボルテージが最高潮に達したところで本編終了しました。
「一緒に年老いたい」「10年後もここで」CARATへの深い愛と未来への約束
CARATタイムをはさみ、メンバーがトロッコに乗って再登場。JOSHUAとDKは垂れ耳の帽子をかぶり、キュートな姿でファンのハートを鷲掴みに。「Adore U」「'bout you」「Campfire」を歌唱し会場全体が優しい気持ちに包まれたところで、最後の挨拶がスタート。ひとりひとりたっぷりと時間を使い、流暢な日本語を交えながらあふれ出す思いの丈を言葉にしていくメンバーたち。それぞれのコメントの一部をご紹介します。
メンバーのコメント
HOSHI「みなさん来てくれて本当にありがとうございます。今年はスタジアムツアー、ドームツアーの両方できることになって本当に幸せでした。僕の20代を輝かせてくれてありがとうございます。本当に心から孫の孫まで自慢します! 本当に! CARATのみなさん、いつもいつもありがとうございます。みなさん、本当に僕にありったけの愛と関心を寄せてくださって、ありがたいです。これからもよろしくお願いします。ホランへ〜!」
VERNON「来てくださったCARATのみなさん、ありがとうございます。コンサートを楽しんでくださってうれしいです。これからもいい思い出をプレゼントできるように頑張ります。愛してます(ハート&お手振り)」
MINGYU「とても楽しかったです。興奮もしすぎちゃったみたいですし、さっき公演会場をずーっと見渡して、老若男女たくさんのCARATがいらっしゃって、年齢も国籍も関係なく、音楽でひとつになるこの瞬間は本当に意義深いなと思っています。(CARATが温かい拍手を送る)。この拍手はみなさんに届けたい拍手なんです。これからも僕らとCARATのみなさんとの関係、そして、青春を守るために一生懸命に音楽を届けていきたいと思います。これからもよろしくお願いします」
DINO「(『DREAM』をワンフレーズ歌ってから)本当にありがとうございます。トロッコに乗って会場をめぐって、CARATのみなさんが本当に待っていてくださったことを感じられましたし、またお会いできて幸せでした。一方で涙ぐましい場面もありました。とにかく僕らを待ってくださったみなさん、本当にありがとうございます。CARATとコンサートをする時間は幸せですし、とてもうれしい時間だと思います。TMIを言います! 7年ぶりにイヤモニを新調しました(ブラックのイヤモニを披露。これにMINGYUは、すかさず「本当にTMIだね」とツッコミ)。ここまでです! ありがとうございます。愛してます(両手ハート)」
JOSHUA「(耳に手を当てて)今日の公演はどうでしたか? 楽しかったですか? CARATの果てしない愛の力で僕も本当に幸せでした。みなさんからもらった愛と応援を忘れずに恩返しするJOSHUAになります。愛してます、うちのCARATちゃ〜ん!(指ハート&ルダハート)」
THE 8「今日、CARATのみなさんのおかげで本当に幸せでした。また良い思い出を作りましたね? これから寒くなるのであたたかくして、いつも元気で笑っていて欲しいです。僕もCARATのみなさんの力になれるように頑張ります。ありがとうございます。最後に今日僕の中国のアルバムが出ました。たくさん応援してください」
DK「CARATのみなさんとってもとっても幸せでした。本当に公演中、僕は気分が良かったし、CARATのみなさんが幸せそうな顔を見て満たされていました。こんな大きな会場をいっぱいにしてくださって心から感謝申し上げます。みなさんがいなかったらこんな素敵なステージにはならなかったと思います。ありがとうございます! 今日のコンサートに来てくださったCARATのみなさん、もう一度本当にありがとうございます。最後に楽しかった分、叫んでください!(呼びかけに応えるCARATたち)喉が痛いのに、きれいな声で叫んでくれてありがとうございます。今日のことを忘れずに頑張ります。CARATのみなさんとの絆を大切にします。いつもありがとうございます。また会いましょう。バイバイ〜!」
WOOZI「(コントを終えたDKを見ながら)可愛いな!(WOOZIの肩にもたれかかるDK)CARATの皆さん本当にありがとうございます。いつも皆さんのことを思いながら歌っています。今日を楽しんでいただければと思います。いつも元気で、毎日幸せに過ごしてください」
WONWOO「みなさん、今日も来てくれてありがとうございました。今日もとっても楽しかったね。良かったね〜! みなさんと一緒に忘れられない思い出を作りましたね? JEONGHANとJUNの分まで、僕たちもっと頑張りましたが、大丈夫ですか? どうでしたか? 良かったね。また13人で戻ってきます。今日も月が綺麗ですね! ありがとうございました、WONWOOでした」
SEUNGKWAN「東京ドームに来てくださったCARATちゃん、とっても、本当に、すごく、めっちゃ、超ありがとうございます。CARATちゃんのおかげで僕はとっても、すごく、めっちゃ、超、たくさん、いっぱい幸せです。本当にみなさんの目を見ているだけで幸せになるんです。僕たち今年9周年を迎えましたし、1ヶ月後には10周年を迎えます。どなたかが持っていたボードに『10年後もここで会おうね』って書かれていて、それまで会えるように本当に一生懸命に頑張らないとなと思いました。その時もご一緒してくださったら本当に感謝したいです。これからも、これまでもそうだったように、メンバーみんなと音楽をやり続けていきたいと思います。もう一度、来てくれてありがとうございます。愛しています(ルダハート&両手投げキッス)」
S.COUPS「確実にあそこ(昨年メンバーを見守っていた席)から観てるよりもステージをやるほうがいいね! 待っていてくれて本当にありがとうございます。待っていただいた分だけ、怪我することなくこれからも一生懸命に頑張ります。横でSEUNGKWANが話しているのを聞いて思ったことが、僕の夢は『10年後にも東京ドームでコンサートができるアイドルでいたい』ということです。ちょっと笑っちゃうかもしれないですが、一緒に年老いていきたいんだよ! ホテルでご飯を食べながら日本の音楽番組を見たんですが、とっても長い間活動を続けている先輩歌手がいまだにステージで歌っているんですね。その先輩方よりも、もっと長く、もっとカッコ良くい続けられたらいいなと思いました。これからもよろしくお願いします。ありがとうございます。大好き!」
心のこもったコメントが終了すると、THE 8が、よく絡んでくるHOSHIに対して、「本当に僕のことを愛してくれているんだね」と返す場面も。また、HOSHIが「(THE 8を)立派なMCに育てたい」と言い放つと、メンバーから「君、なんなの?」という鋭いツッコミが飛んでいました(笑)。
そんな和やかな雰囲気の中、「CALL CALL CALL!」「VERY NICE」、さらにはCARATが好きなSEVENTEENの曲を無限に繰り返し、体力が尽きるまで楽しんだところでライブは終了。最後は、全員で挨拶をしてステージ裏へと去っていきました。
Information
https://www.seventeen-17.jp/
■YouTube
https://www.youtube.com/user/pledis17
https://www.instagram.com/saythename_17/
https://twitter.com/pledis_17?lang=ja
ⓒPLEDIS Entertainment 文/海渡理恵