【BOYNEXTDOOR】初の単独コンサートツアー『BOYNEXTDOOR TOUR 'KNOCK ON Vol.1'』韓国コンレポ!
BOYNEXTDOORの初の単独コンサートツアー『BOYNEXTDOOR TOUR 'KNOCK ON Vol.1'』が開幕!
「隣の少年たち」のように親しみやすいけれど独創性に満ちた音楽、そして熱い一体感を生み出す天才的なライブパフォーマンスで世界中から注目を集めている6人組ボーイグループ・BOYNEXTDOOR。
彼らの初となる単独コンサートツアー『BOYNEXTDOOR TOUR 'KNOCK ON Vol.1'』が、12月14日(土)に韓国にてスタートしました! 本ツアーは、アジア各国をめぐることが決まっており、日本公演は東京、愛知、大阪、宮城、福岡、神奈川の6都市で開催されます。この記事では、12月15日(日)に韓国・仁川インスパイアアリーナで行われた公演2日目のハイライトをお届けします!
※写真は12月14日(土)の公演のものです
「Earth, Wind & Fire」でONEDOORの心をノック!
定刻になると、カメオやブローチなどで装飾された黒のツイードジャケット×デニムスタイルの6人がステージ下から登場! 記念すべき初単独コンサートの幕開けを飾ったのは、愛によって揺れ動く感情をダイナミックに描いた「Earth, Wind & Fire」。2倍速したかのような“セルフSped-up”パートや、SUNGHOの4段高音など、キリングパートが披露されるたびに観客のボルテージは上がり、一曲目にして会場のテンションは沸点に達して。その勢いのまま、ONEDOOR(BOYNEXTDOORのファンの愛称)に、“今夜は羽目を外してこのコンサートを楽しもう”と伝えるかのようにヒップホップトラック「Dangerous」を激しくパーフォーマンスすると、観客も感情を爆発させました!
トークコーナーに突入。
LEEHANは「外は寒いけれど、みなさん帰り道では汗をかいているかも。なぜなら僕たちがそうさせるつもりですから」とニヤリ。
WOONHAKは「(初日の14日の公演は緊張したけれど)僕はもう緊張に慣れました。思い切って楽しみます!」とニッコリ。
SUNGHOは「(14日は)初めてのコンサートで緊張しましたし、準備したものを見せようとしたんですが、今日は緊張がちょっとほぐれたので、準備したそのものを見せるのもいいですが、もう少し思い切ってみんなで全力を出そうと思います」と力強く宣言。
JAEHYUNは「コンサートが人生初の人?」と問いかけ、手を上げたファンに向かって、「最初のライブが良いとずっと行きたくなるものですよね? ライブとはこんなものだというのをちゃんとお見せしますね」と約束。
また、WOONHAKの希望で、会場にいる全員で「Skrrr」をすることに。最年少は念願叶ってご満悦の様子でした!
さらに、今回のコンサートタイトルに込められた意味について言及する場面も。
RIWOOが「すごく悩んだ末、『KNOCK ON』にしました。僕たちががこれから世界中を回って、ONEDOORの心を思いっきりノックするつもりです」と話すと
TAESANが「これは今回だけでなく、これからも続くタイトルなんですが、もうひとつ意味があります。韻を踏んでいて、僕たちが“KNOCK ON”して、ONEDOORに出会うこの場所が“낙원(ナグォン、韓国語で“楽園”という意味)”だ!」と解説。
SUNGHOが「Vol.2、Vol.3とボリュームが上がっていくにつれて、僕たちのセトリもライブのスケールも大きくなります! 期待していてください」と付け加え、ファンの心を弾ませました。
楽曲の多彩さとパフォーマンス力を証明。めくるめく表情が変化するステージ
次のセクションでは、恋に落ちた時のときめきを軽快なサウンドで表現した「But I Like You」をはじめ、LEEHANのとろける低音ボイスやSUNGHOの儚くて美しいハイトーンボイスなど、六者六様の心を揺さぶる歌声を存分に堪能できるナンバーを立て続けにパフォーマンスし、ファンを魅了しました。
コンサート中盤、ニットスタイルに着替えたメンバーたちは、クリスマス間近ということでサンタクロースやトナカイに変身! Apple Musicで配信中のキャロルソングカバー「It’s Beginning to look a lot like Christmas」を、粉雪が舞うなか、水色の屋根の上で楽しげにシンギング。ONEDOORにひと足早いクリスマスプレゼントを贈りました。ラストには、SUNGHOがJAEHYUNの肩にもたれかかり、JAEHYUNが優しい笑みをこぼすという微笑ましい一幕も。また、メンバーが脱いだクリスマス衣装をさっと回収し、えんとつの中に片付けるRIWOOの姿も印象的でした!
ホリデームードから一転、会場を練り歩きながら疾走感あふれるナンバーをパフォーマンスする場面では、TAESANとLEEHANの同い年コンビがわちゃわちゃとじゃれ合う姿や、JAEHYUNやWOONHAKが感情を爆発させるように歌う姿を目撃! どの一瞬も、「この瞬間を真空パックしたい」と感じるような青春のきらめきがあふれていて、胸がいっぱいになったファンも多いのでは?
6人にそっくり! 公式キャラクター“プネクド”と初共演
ロックスタイルに着替えて披露した「ABCDLOVE」では、最近誕生したばかりの公式キャラクター“プネクド”と初共演! 可愛いが大渋滞した光景にファンは悶絶していました♡
デニムスタイルに着替えたメンバーは、初めての別れを経験したあとの感情を表現した「But Sometimes」をはじめ、切ないナンバーを情感たっぷりに歌い上げ、観客のハートを鷲づかみに。
その後のトークタイムでは、みんなで「But Sometimes」「But I Like You」をシンガロング。ONEDOORの美声と音程の正確さに、「うますぎない?」とメンバーは感動しきり! RIWOOは「声がキラキラしている」と絶賛していました。
また、今回のライブについて、
JAEHYUNが「オリジナル曲中心でお届けしました。なぜなら、初めてのコンサートだし、僕たちがこれまで頑張って作り上げてきたBOYNEXTDOORならではのオリジナリティを最大限に感じてもらいたかったからです。メンバーとも話しましたが、最初から最後まで6人で一緒にステージをする、オリジナル曲だけでセトリを満たせる、こういうライブはもう二度とできないんじゃないかって。ここに来ているみなさんは幸運ですよ」と告げると、
WOONHAKは「(このライブを観ているONEDOORが)その最初の一歩を一緒に歩んでくれた」と、うれしそうな表情を見せていました。さらに、メンバーが1月にカムバックすることをサプライズで予告! 会場は歓喜の渦に包まれました。
「One and Only」をエネルギッシュに披露。全力投球の少年たち!
コンサートも終盤に突入。BOYNEXTDOORのデビュー曲のひとつで、彼らにとっても、ファンにとっても大切な一曲「One and Only」が始まると、会場の熱気は最高潮に! そして、個性あふれるダンスを各自が展開したのち、「Nice Guy」へ。ラストにTAESANがサングラスを外してから「See you soon baby!」と言いチュッと投げキスをすると会場からワントーン高い歓声が沸き起こりました。
残すステージもあとわずか。ONEDOORへプレゼントする花束を持って再登場したメンバーは、どこかリラックスした様子。「Serenade」やファンソング「400Years」などを通して、ファンに愛や感謝の気持ちを丁寧に届け、希望に包まれる中、BOYNEXTDOORの初の単独コンサートは幕を閉じました。
昨年5月のデビュー以降、ハンドマイクでの生パフォーマンスにこだわり続けてきた彼ら。そのたしかな歌唱力はもちろん、オリジナル曲で埋め尽くされたセットリストには、自分たちの楽曲への誇りと、ファンへの深い愛が感じられました。
『BOYNEXTDOOR TOUR 'KNOCK ON Vol.1'』はまだ始まったばかり。この先、どのようにライブが進化し、さらなる驚きと感動を届けてくれるのかを、期待せずにはいられません!
BOYNEXTDOOR profile
HYBE MUSIC GROUPであるKOZ ENTERTAINMENTから2023年5月30日にデビューした、SUNGHO(ソンホ)、RIWOO(リウ)、JAEHYUN(ジェヒョン)、TAESAN(テサン)、LEEHAN(イハン)、WOONHAK(ウンハク)で構成された6人組ボーイグループ。プロデューサーを務めるのは、アーティストのZICO。「隣の少年たち」と称するグループ名には、“同年代の友達たちが共感できる日常の話をありのまま音楽で表現する”という意味が込められている。ファンネームはONEDOOR(ワンドア)。2024年7月10日にJP 1st Single『AND,』で日本デビュー。9月9日にリリースした3rd EP『19.99』は大きな話題を呼んだ。
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写真/(P)&(C) KOZ Entertainment.
文/海渡理恵