【本田望結インタビュー】2025年は「さみしがり屋を克服したい」
女優・本田望結、独占インタビュー
2024年にハタチを迎えた、女優でフィギュアスケーターの本田望結さんに独占インタビューを実施！ 2025年に叶えたい事や夢などをおうかがいしました。
※本取材は2024年12月10日に実施されたオスカープロモーションの2025年新春晴れ着撮影会にて実施しました
2025年に叶えたいこと、克服したいこと
――2025年、どんなことに挑戦したいですか？
本田望結さん(以下本田さん)：姉の真凜と妹の紗来、そして私、三姉妹というイメージをみなさんに持っていただいていると思います。ですので、2025年中に叶うかどうかは分からないのですが、私がふたりを映像や写真に収めて何か形として残したいです。以前から考えてはいたのですが、姉がフィギュアスケートの選手を引退した今なら“叶わないこともないのかしら”と思っています。笑顔だけではなく、怒った顔、ふとした顔、私にしか見せない表情などを引き出して切り取りたいと思います。
――素敵ですね。では、2025年に克服したいことはありますか？
本田さん：寂しがり屋を克服したいんです。家族が多かったので、以前は右を見ても左を見ても誰かがいることが当たり前でした。ひとり暮らしを始めてもうすぐ2年が経つのですが、まだ慣れないですね。
――寂しくならないように、何か対策をしていますか？
本田さん：ひとり暮らしを始めた頃は、家に帰ったらすぐにリモコンを手に取って、テレビをつけて、音楽もかけて、そのうえラジオも流して、いろんなところから音が聞こえるようにしていたのですが、それも慣れてきてしまって……。家族からも「ひとりで大丈夫？」と連絡をもらうことがあるので、「望結はひとりで大丈夫」と、安心させたいですね！
考えて、考えて、結局やらないこともあるくらい慎重な性格
――日々の生活で気をつけていることはありますか？
本田さん：正直まだ壁にぶち当たったことがあまりないくらい笑顔で過ごすことができています。がんばらないといけないことや辛いこと、大変で過酷な時期は訪れるものだと思っているので、そういう時の方がガッツポーズが出ます。「この後、どんないいことが待ってるのか」と。何かに成功したとか、賞をもらったとか、いいことがあった時はもちろん嬉しいので喜びますが、そういう時はむしろすぐに気持ちを切り替えることを大切にしています。
――そうするようになったキッカケがあったんですか？
本田さん：きっと、３歳から芸能の世界に入らせていただいて、楽しいことばかりが続くことは絶対にないし、がんばらなきゃいけないことが絶対にあるとわかっているからだと思います。でも、よいことも悪いことも全部平等に自分に訪れると信じているので、いいことがあったら「この先ちょっと注意しないといけないことが絶対にあるな」というふうに考えています。
――慎重な考え方だと思います。2025年1月9日から放送される『ふたりソロキャンプ』の草野雫役とはだいぶ違うのでは？
本田さん：そうなんです。『ふたりソロキャンプ』の草野雫は慎重というよりも直感で動くタイプ。たとえば、朝思ったことを夜には実行しちゃうような子なんです。失敗してもすぐ次に進む。私は何を選ぶにしても、考えて、考えて、考えた結果やらない選択肢を選ぶこともあるし、失敗したらこの失敗にはどういう意味があったのかを追求するので、雫ちゃんにすごく憧れます。でも、直感などを大事にしたほうがよい時もきっとあると思うので、いつかは自分に必要になるんじゃないかなって。役を通して思いました。
――ドラマを通して、本田さんの新たな一面を見られるんですね。
本田さん：はい、役を通して疑似体験ができ、いろいろなことを学ぶことができました。それと、雫ちゃんを演じるにあたり、黒髪から明るい茶色に髪も染めたんです。最初に髪を切ったので、家族からは「幼くなったね」と言われました。その後で髪を染めることになり、ちょうど姉と会う予定があったので、サプライズというか驚かそうと思って、SNSの更新もちょっと遅らせたりしていたんです。でも実際に合ったらまったく驚いてもらえなくて！ 「似合ってるね！」と言われました。母には染めることを報告していたので、その情報が姉に漏れていたんです（笑）。あらためて、家族に秘密事はできないなと思いました。
――今、思い描く夢はありますか？
本田さん：素手で雪だるまを作りたいです(笑)！ 青森にある高校に通っていたのですが、冬の時期は雪がすごい積もるんです。全校生徒、手伝える人はサッカー部のグラウンドの雪かきをしたり、雪に触れてきました。ここ数年雪に触れてないなと、ふと雪が恋しくなり、叶えたい夢です。
――わんぱくな夢ですね。
本田さん：はい。高校の先生には、「手袋をしなさい」ってしっかり怒られていました（笑）。実は雪だるまを作る以外にも青森へ行きたい理由があって、ハタチになったので先生方にあいさつに行きたいんです。もちろん、メールなどで報告はしているのですが、直接会いに行って今の姿を見てもらうことを大切にしたいです。
――最後にこの記事を読んでいる読者の方々へメッセージをお願いします！
本田さん：本田望結です。20代となり、ちょっとお姉さんになりたくて、角度によっては黒にも見えそうな濃紺の晴れ着を選びました。大人っぽいメイクやファッションも勉強中です。精一杯がんばるので応援していただけると嬉しいです。2025年もよろしくお願いいたします！
本田望結プロフィール
本田望結（ほんだ・みゆ） 2004年6月1日生まれ、京都府出身。３歳から芸能活動をはじめ、2011年ドラマ『家政婦のミタ』（日本テレビ）への出演が話題になる。その後、数多くの映画・ドラマに出演。近年の主な出演作として、ドラマ『らんまん』（NHK連載テレビ小説）、映画『きさらぎ駅』などに出演。2024年は主演映画『カーリングの神様』が公開。2025年1月9日スタートの連続ドラマ『ふたりソロキャンプ』（TOKYO MX）では、ヒロインの草野雫役で出演。20歳となり少女から大人の女性へと成長、俳優、フィギュアスケーターにとますます活躍が期待される。
撮影／新谷真衣 取材・文／真家里奈 衣装協力／ジョイフル恵利・振袖ハクビ
