「SUPER EIGHT 超 DOME TOUR 二十祭」ライブレポ

【SUPER EIGHT】神セトリで涙腺の画像_1

肩を寄せ合い歌唱するメンバー(左から)村上信五、丸山隆平、横山裕、安田章大、大倉忠義

SUPER EIGHTの本領をみせつけた5大ドームツアー「SUPER EIGHT 超 DOME TOUR 二十祭」。20周年を迎えることができた喜びを爆発させ、東京ドームを歓喜の渦へと巻き込むメンバー5人。魅力全開の熱いライブでは、アンコールを含め49曲が披露されました。この記事では2024年12月23日(月)の東京ドーム公演の様子をお届けします!

SUPER EIGHT 20年間の軌跡と感謝を込めたドーム公演!

SUPER EIGHT 20年の軌跡がギュギュッと凝縮されたライブ「SUPER EIGHT 超 DOME TOUR 二十祭」。歴史が詰まった本ライブでは、ライブのために書き下ろした新曲をはじめ、ユニット曲、ソロ曲、リアレンジされた曲まで、多彩な楽曲が披露されました。思い出の詰まった楽曲を熱唱するメンバー5人の姿に、序盤から感動のシーンが続出。”神セトリ”の模様をお届けします。

見どころ満載!エイターの歓喜、終始鳴り止まず!!

ライブの定刻になり会場が暗転。メインスクリーンにオープニングムービーが流れ出し、メインステージにそびえ立つビル群の上を見ると、SUPER EIGHTが降臨し火花が上がります。オープニングを飾ったのはデビュー曲の「浪花いろは節」。20周年のお祝いにふさわしくメンバー揃って袴姿で登場すると、割れんばかりの歓声が東京ドームに鳴り響きます。ヒットナンバー「無責任ヒーロー」に続き、「ズッコケ男道」では、伝説の47都道府県ツアーで着用していた特攻服に身を包んだメンバーが登場し、ポケバイに乗って会場を爆走。バッグステージに向かう大倉忠義さんが途中でマイクを落としてポケバイを急停車させる場面も! 思わず笑ってしまった大倉忠義さんにファンもニンマリ♡
さらに、2010年のライブツアー「8UPPERS」で人気となった「Jackhammer」のイントロが流れると、ファンの期待にこたえるかのように、横山裕さんのステージ上でタバコに火をつけるシーンが再現されます。色っぽさに磨きがかかった横山裕さんの姿に会場中がハートを射抜かれて。
ファンのボルテージが加速したのは、ユニット曲&ソロ曲のコーナー。2009年に初披露されたという横山裕さん&安田章大さんのユニット曲「Kicyu」が流れると、会場は一瞬にして悲鳴にも似た大歓声でいっぱいに。振り付けは当時のまま再現されていました。続いて、大倉忠義さんがパジャマ姿で登場すると、ソロ曲「だってアイドルだもん!!」が!音源化もされていなかった伝説の曲を可愛く踊る大倉忠義さんに釘つけ。トロッコに乗り込み披露された「イッツ マイ ソウル」「Cool magic city」では、ファンサービスをしながらノリノリなメンバーの姿も。

まるでコントMCに、会場は爆笑の渦!

【SUPER EIGHT】神セトリで涙腺の画像_2

MC中、村上信五がどら焼きを食べる姿を披露(左から)横山裕、丸山隆平、大倉忠義、、安田章大、大倉忠義

MCでは、どら焼き好きな村上信五さんの話題になり、横山裕さんがどら焼きを食べる村上信五さんの姿を見たいとリクエスト。MC中にもかかわらず、村上信五さんがお気に入りのどら焼きを食べるという流れになります。そんな中で、大倉忠義さんが不意に、トイレに行きたいとメンバーに伝えると、さらなる展開が!大倉忠義さんの発言から、丸山隆平さんが村上信五さんに質問をします。

丸山隆平「アイドルとは、なんでしょうか?」

村上信五「アイドルは、なんでもやんねん!好き嫌い言うたらあかん!」

会場中、爆笑が起こります。

横山裕「今まで断った仕事はないんすか?」

村上信五「あるかいな!そんなもの。なんでもするがな。寝起きドッキリだって、なんでも。文句言わんとやんねん!笑えたらええねん」

コントのようで村上信五さんの素敵な返しにファンから拍手が起こります。そこへ、どら焼き持ってきたよ〜!とトイレから戻った大倉忠義さんが小芝居を打ちます。終始、笑いを忘れないSUPER EIGHTのMC力が発揮されています。

後半もボルテージそのままに披露されたナンバーは「四十路少年」。アイドルとして自虐も踏まえたコミカルな人気曲「三十路少年」のリアレンジバージョンとあって、メンバーがぶりっ子するなど、ノリノリに。安田章大さんがメガネを忘れたと曲中に暴露すると、大倉忠義さんが一言。

大倉忠義「グダグダや〜〜(笑)」

SUPER EIGHT節が炸裂し、またしても爆笑が起こります。

村上信五さんがソロのピアノ演奏で披露した「大阪ロマネスク」。エモい歌詞にくわえ、ピアノを囲むようにメンバーが集結して歌唱。終盤には弦楽器も登場し、壮大な演奏にジーンとしたファンも多いはず。感動を誘ったと思えば、バンドセクションでは「”超”勝手に仕上がれ」を披露。安田章大さんの美声が響き、泥臭く熱く聴かせてくれます。
ラストナンバーは、20周年を締めくくる壮大なバラード曲「LIFE GOES ON」。SUPER EIGHTのこれからの想いを綴った歌詞が印象的です。アンコールは、歌って踊ってエイターと一緒に騒ぐ怒涛の12曲メドレー。トロッコに乗り、ドームを駆け巡ります。

覚悟と決意!SUPER EIGHTからエイターへ愛のメッセージ

【SUPER EIGHT】神セトリで涙腺の画像_3

歌の間奏、笑顔が溢れるメンバーたち(左から)大倉忠義、安田章大、丸山隆平、横山裕、村上信五

心からの感謝が溢れたメンバーの挨拶を紹介します。

村上信五「培ってきたものを出し惜しみすることなく、全部出せたと思います。こんな温かいエイターのみんなに囲まれて、20年分のありがとうを言葉で伝えるのは難しいです。何度言っても足りないくらいの感謝です。また、この時間に携わってくださったスタッフの人、今日だけじゃなく関わってくれているスタッフの皆さんも。とんでもない宝物のような時間を共有できたことに感謝しかございません。こんなになんでもできるアイドルってすごくないっすか!」

村上信五「ここに至るまでにはたくさんの時間がありました。関ジャニ∞が強いと思っていたんですが、間違いなく、紛れもなくSUPER EIGHTが強いっすね。そしてSUPER EIGHTに至るまで苦しい時間を共にして、今日までSUPER EIGHTをこんなに立派に育ててくださって、心から感謝致します。本当にありがとうございました」

安田章大「たくさん支えてくれてありがとう。嬉しい時は言葉はいらんかもしれんね。けど、言葉を使わんと伝わらなさそうなので、頑張って使ってみますね。20年経って、また東京ドームに立ててるって、まだ嘘みたいで。立ち止まったりもしたけど、ここまで共に歩んでくれて。泣き笑って進んでこれて本当によかったです。うちの会社にはたくさんの素敵なアーティストがいるから。今日だって、エイターも、半エイターもおるからさ。だけど、SUPER EIGHTの目指すところは、初めてSUPER EIGHTのライブに来た人も、出戻りの人も迎え入れてあげたりできるような場所を作ることだから。すごい器の大きい俺らでいようぜ!皆さん、今日はありがとうございました」

大倉忠義「ちょっとグダグダでした(笑)。ヤスが「SUPER ∞O'clock」のとき普通にリハの時のように、メガネ忘れた!って話しかけてきたんです。そのくらい、みんなのテンションが高かったんですよね。20年のアルバムを1ページずつめくるようなライブですごく幸せで充実した時間でした。最初の頃はライブで、一生ついてこいよ!みたいなことを先輩の真似をして言っていたような気がするんですけど。正直、「十五祭」の時、東京ドームは最後かなって。覚悟しなきゃいけないって思っていたんです。そこから5人で「十八祭」もできて、日産スタジアムにも立てて。「二十祭」もこうやってみんなに祝ってもらえて、本当にありがとうでしかないし。でも、途中まではみんなが連れてきてくれたと思うんですけど、ここ数年は5人で一つになって、みんなについてきてもらおうと、ここまで引っ張ってこれたような気がしてます。これからも僕らなりにアップグレードしたエンターテイメントを作っていけたらと思っています。一緒に頑張っていきましょう」

丸山隆平「マジ、なんなん!ってぐらい、めっちゃいろんなことあったよね。俺らがみんなのことを心配させたりして、どうしたらいいんだろうって思った人もいると思うんだよね。だから、本当にいろんな出来事を経て、みんなの前で周年のパフォーマンスをして、一緒に過ごせてるってありがたい。最初の方は勢いで走って景色が見えてなかったけど、ここ数年はゆっくりじっくり味わって実感するってことをメンバーと一緒に、みんなと一緒にできてると思う。言いたくなかったんですけど、こんないろんなことがあるグループをここまで応援してくれて、支えてくれて、会いにきてくれてありがとうと共に、マジでお疲れ様!まだまだこれから先も楽しみなことたくさんあると思いますんで。一生ついてこいよ〜〜!」

横山裕「「二十祭」のドームツアーはまだ続きますが。今年は今日、東京ドーム公演で最後なんです。この時間がずっと続けばいいなって思いながらやってました。もう本当に、、メンバーには感謝しかないです。今回、覚悟を持ってこんなセットリストを作った大倉もすごいですし、ヤスはすごいピュアだし。村上さんはよく、今の僕があるのは横山さんのおかげだって言ってくれるんですが、それは僕も同じです。抜けたメンバーもいますし、抜けていった時はめっちゃ寂しかったんですけど。今は素直に頑張れって言えます。それは、今のSUPER EIGHTがすごいかっこいいし、充実しているからだと僕は思っています。10年前に言いました。僕は関ジャニ∞が大好きだと。でも、SUPER EIGHTが、もっと好きです」

溢れ出す涙を拭いながら想いを伝える横山裕さんの姿に、会場は感動でいっぱいに♡
20年目もその先も、SUPER EIGHTらしいエンターテインメントを期待しています!

SUPER EIGHT 超DOME TOUR 二十祭|STARTO ENTERTAINMENT
SUPER EIGHT / INFINITY RECORDS 公式サイト

撮影/齊藤晴香 文/木村真悠子