【THE RAMPAGE】アルバム『(R)ENEW』の聴きどころ&見どころを深掘り!(前編)
インタビュー前編
3/5(水)に2年ぶり6枚目となるオリジナルアルバム『(R)ENEW』をリリースした、THE RAMPAGEの川村壱馬さん、岩谷翔吾さん、藤原樹さん、武知海青さんの4名にインタビュー! 前編ではアルバムの聴きどころ&見どころを伺いました。
3つのオーディションを通じて選ばれた16人組ダンス&ボーカルグループ。「RAMPAGE=暴れ回る」と名付けられたグループ最大の魅力は、ステージを踊り暴れるHIPHOPテイストのパフォーマンス。2014年9月12日結成。2017年1月25日にシングル『Lightning』でメジャーデビュー。デビューから1年足らずでホールツアーを開催し、2019年2月からは約26万人を動員したアリーナツアー、そして2021年7月には初の単独東京ドーム公演2日間を成功させる。2023年8月発売のシングル『Summer Riot ~熱帯夜~ / Everest』で初のオリコン週間チャート1位を獲得。2024年7月24日に発売したシングル『24karats GOLD GENESIS』はBillboard&オリコン主要ランキングで4冠を達成。同年9月11日、12日には自身2度目の単独東京ドーム公演を実施。
ボーカルの歌声に「まだこんな引き出しを持っていたんだ!」と驚かされた
(上から時計回りに)武知さん、藤原さん、川村さん、岩谷さん
――アルバム『(R)ENEW』のDISC-1に収録されている『蜘蛛の糸』は、今年のツアーテーマ曲です。初めて聴いた時の感想はいがかでしたか?
すごくRAMPAGEっぽい楽曲なので、シンプルに「カッケーな」って思いました。
僕も、めっちゃカッコいいなと思いましたね。アガりました!
僕らがいちばん強みとしている部分を見せられる曲。「この曲がツアーのテーマ曲なら、ライブでやることはもう決まってるよね!」っていう感じです。
僕は、ボーカルの表現力の幅がすごいなと思いました。グループを結成して10年が経ちましたけど、メンバーの僕らでさえ「こんな表現をまだ隠し持っていたんだ!」って驚かされたくらい、最初に聴いた時は信じられなかったです。「え、これが壱馬のラップ?」って。
レコーディングは終わっているのに、曲を聴いたパフォーマーのみんなに「まだ歌入れしてないの?」って言われましたからね(笑)。「いや、このパート歌ってるの俺だから!」みたいな(笑)。
そんなボーカルのおかげで、グループの可能性がまた広がった1曲かなと思います。
ありがとうございます。僕としては、もともとこういうアプローチを引き出しとして持ってはいたんです。この仕事を志す前には、好きなアーティストのラップをカラオケで歌ったりしていたので。だから、今回は自分の中にあったものを出しただけっていう感覚ではあるんですけど、そういうリアクションをもらえたのはめちゃめちゃうれしかったですね。
それぞれ違ったテイストのキャッチーな振付に注目してほしい
(左から)川村さん、岩谷さん
――『蜘蛛の糸』とアルバムリード曲『BURN』のパフォーマンス面のポイントを教えてください。
『蜘蛛の糸』は蜘蛛の糸を連想させるような振付が要所要所にちりばめられているので、そこは見どころかなと思います。初めて海外のコレオグラファーのチェ・ヨンジュンさんにお願いして振りをつけていただいたこともあって、今までにない感じになっているんじゃないかと。
チェ・ヨンジュンさんはSEVENTEENをはじめ、たくさんのK-POPアーティストの楽曲の振付をされている韓国の方で、初めてリモートで振りの確認をしたんだよね。
通訳さんが向こうとこっちにいるっていう状況が新鮮でした。
事前に日本のスタッフさんに振りを落としてもらっていたんですけど、いざリモートで振りの確認をしてみたら「あれ? 全然ちがうな」ってなったりして(笑)。s**t kingzのNOPPOさんに振付をしていただいた『BURN』は、遊び心があってキャッチーで、見ていて楽しい雰囲気が伝わるパフォーマンスになっています。
(左から)武知さん、藤原さん
——『蜘蛛の糸』と『BURN』のMV撮影時の印象的なエピソードを教えてください。
『蜘蛛の糸』は寒かったね~!
寒かったね~!
衣装の中に何も着込んでなかったから(笑)。
でも、今回コラボさせていただいたDRUM TAOさんはもっと薄着で太鼓を叩かれていたので、その姿を見たら、僕らが寒いなんて言えなかったです。
そうだ! レべチやったな(笑)。『BURN』のほうはスローモーションで撮影して、それを倍速で再生したんですけど、めっちゃおもしろい見え方だった。
コマ送りみたいになるんですよね。でも、ジャンプする振付の時はめっちゃ高く飛ばないと音が余っちゃうから大変でした(笑)。
(左から)藤原さん、川村さん、岩谷さん、武知さん
――DISC-1には全7曲の新曲が収録されます。みなさんが特にお気に入りの曲は?
僕は、やっぱり『蜘蛛の糸』ですね。僕らのパワーのある見せ方に合うのは、圧倒的にこの曲だよなって。でも『Rizzup』もカッコいいなと思います。
僕は『Drown Out The Noise』。ボーカルの魂の叫びが聴いているこっちにも響いてきてめちゃめちゃカッコよくて、ライブですごい映えそうなので、ステージの上でパフォーマンスするのが楽しみです。
僕は『BE WIZ U』です。NEW JACK SWINGの曲調だから、ライブでファンのみなさんと一体となって盛り上がれそうですし、早く踊りたいなって思える1曲です。
好きそう! 今朝もこの曲を聴きながら「翔吾に振付してもらうんやろな~」と思ってたもん(笑)。
間違いないでしょうね。
じゃあ、やります! ここで決まりました(笑)。
僕はバラード調の曲がすごく好きなので、『Far Away』です。現時点ではボーカルチームの声が入った状態で聴けてないんですけど、いちファンとして3人の声がのった時にすごいメッセージ性の強い楽曲になるんじゃないかなと思っていて、確実に好きになるであろう1曲です(笑)!
オリジナルアルバム『(R)ENEW』が3/5(水)リリース!
DISC-1にはツアーテーマ曲『蜘蛛の糸』を含む新曲全7曲を収録。DISC-2には2023年のツアーテーマ曲『16BOOSTERZ』、2024年のツアーテーマ曲『CyberHelix』や『Summer Riot ~熱帯夜~ / Everest』、『24karats GOLD GENESIS』といったシングル曲を全曲収録。MV盤には『蜘蛛の糸』と『BURN』のMUSIC VIDEOとMVメイキングを新たに制作して収録。ドキュメント盤には「(R)egarding *p(R)ojectR®」と題し、2度目の単独東京ドーム公演に向けて、どう挑んだのかを追ったドキュメント映像を収録。アルバムのテーマ通り、16人の"更新"を表現した1枚。LIVE DVD & Blu-ray『THE RAMPAGE LIMITED LIVE 2024 *p(R)ojectR at TOKYO DOME』も同日3/5より発売中。全国ツアー『THE RAMPAGE LIVE TOUR 2025 ”PRIMAL SPIDER”』開催中。
撮影/花村克彦 取材・文/吉川由希子