
【BOYNEXTDOOR】初の日本単独コンサート「BOYNEXTDOOR TOUR ‘KNOCK ON Vol.1' IN JAPAN」最終公演レポ!
「BOYNEXTDOOR TOUR ‘KNOCK ON Vol.1' IN JAPAN」ついに閉幕
初の日本単独コンサートを完走!
「隣の少年たち」のように親しみやすいけれど独創性に満ちた音楽、そして熱い一体感を生み出す天才的なライブパフォーマンスで世界中から注目を集めている6人組ボーイグループ・BOYNEXTDOOR。初の日本単独コンサート「BOYNEXTDOOR TOUR ‘KNOCK ON Vol.1' IN JAPAN」の最終公演を、2月22日(土)〜2月24日(月・祝)にパシフィコ横浜 国立大ホールにて開催し、日本ツアーを完走しました! 堂々たるステージで、ONEDOOR(BOYNEXTDOORのファンの総称)を魅了した2月24日(月)の最終公演の模様をレポートします。
※この記事の写真は2月22日(土)の公演のものです
「BOYNEXTDOOR TOUR ‘KNOCK ON Vol.1' IN JAPAN」最終公演レポ
幕開けは「Earth, Wind & Fire」。ONEDOORの心をノックして楽園へと誘う!

(左から)WOONHAK、TAESAN、LEEHAN、JAEHYUN、SUNGHO、RIWOO
定刻になると、光線が会場を突き刺すーー。ステージ中央の扉が開くと、カメオやビジューのブローチなどで装飾された黒のツイードジャケット×デニムスタイルの6人が登場。メンバーが「BOYNEXTDOORが横浜に来たぞ!」「Make some noise!」「ONEDOOR、声出せんのかよ?」と次々に煽ると、愛によって揺れ動く感情をダイナミックに描いた「Earth, Wind & Fire」をフルスロットルで披露。2倍速したかのような“セルフSpeed-up”パートや、SUNGHOの4段高音など、キリングパートが炸裂するたびに観客のボルテージはぐんぐん上昇。息つく暇なく「Dangerous」がスタート。“今夜は羽目を外して、このコンサートを楽しもう”と伝えるかのように、ヒップホップトラックに乗せた激しいパフォーマンスを繰り広げ、会場のファンを圧倒する幕開けに。

SUNGHO
トークコーナーでは、メンバーがテンポ良く自己紹介をする中、カーリーヘアだったLEEHANが「ボサボサ王子です」とユニークな挨拶をし、ファンのハートをがっちりキャッチ。
この日の公演の意気込みを語る場面では、SUNGHOが「今年の12月になっても忘れられない公演にしたい」、TAESANは「今日は気合いが入っています。横浜が日本公演の最後ですが、最初(の公演)と同じくらい最後も本当に大事だと思います」と真剣な表情でコメント。JAEHYUNは「明日はもういらないですよ!」とライブを全力で楽しみ尽くすことを約束し、会場を沸かせる。
また、MCではツアータイトルの『KNOCK ON』について、WOONHAKとSUNGHOが「世界中のファンの皆さんの心を“ノック”するこの場所こそ“楽園(韓国語で낙원・ナグォン)”だという意味が込められている」と解説。
さらにRIWOOが「この『KNOCK ON』はレベルアップし続ける」、TAESANが「このツアーはVol.2、Vol.3と続いて、将来的にVol.400まで続きます!」と力強く語ると、WOONHAKが「横浜スタジアムに行きましょうー‼︎」と絶叫。その瞬間、ファンも大歓声で応え、これからグループが歩む未来に期待を膨らませた。

RIWOO
トークタイムを終えると、TAESANの合図で、恋に落ちた時のときめきを軽快なサウンドで表現した「But I Like You」へ。途中、JAEHYUNが甘い声で「会いたかったぁ」とファンに語りかける場面も。「l i f e i s c o o l」では、ONEDOORと共にシンガロング。また、LEEHANが曲のラストでワイングラスを持って艶やかなダンスをしながら、とろけるような低音ボイスを響かせると、ファンは完全にノックアウトされた様子。続く「OUR」では、会場全体が幸せなムードに包まれた。
歌唱力だけじゃない! トーク力も高いBOYNEXTDOORのわちゃわちゃMCタイム

JAEHYUN
VCRをはさみ、ニットスタイルに着替えたメンバーが再登場。まるでドラマのワンシーンのようにTAESANが電話を切るところから始まる「Call Me」、そしてRIWOOの息を呑むアカペラで始まる「20」など、六者六様の歌声を存分に堪能できるエモーショナルなナンバーをスタンドマイクを使って熱唱。高い歌唱力を見事に証明した。
トークタイムに入ると、WOONHAKが「みなさんが集中して聴いている時の表情がすべて見えたんですけど感動しました」と目を輝かせながらコメント。これを受けてTAESANが「さっきのステージで忘れられない表情がある」と切り出し、「『l i f e i s c o o l』でLEEHANさんが最後に歌った時、みなさんすごく集中していましたね」と話すと、JAEHYUNが「LEEHANさんの(腰を揺らすダンスの真似をしながら)このパートで、一番集中していた。みなさん、ヤバいですよ〜(笑)」とONEDOORをチクリ。会場は照れ笑いからの爆笑に包まれました。
その後、JAEHYUNのリクエストで、LEEHANが再び腰を揺らすダンスを披露することに。しかし、先ほどとは違う控えめな動きにJAEHYUNが「それじゃダメ! (軽く実演しながら)もっとこんな感じだったじゃん〜」とクレームをつけると、会場から「JAEHYUN(もやって)!」のコールが巻き起こり、JAEHYUNは少し照れながらも挑戦! ンスを終えると、すぐに「恥ずかしい〜〜!!」とLEEHANの背後に逃げて照れ隠し。この姿にファンは「可愛い」という心の声をもらしていた。
MCでは日本ツアー中の過ごし方についてもトークを展開。SUNGHOが「横浜では何をすればいいですか?」とファンに問いかけると、ファンからは「アンパンマン(ミュージアム)!」と返答が。これに対してWOONHAKは「横浜はなぜアンパンマンが有名なんですか?」と不思議そうな表情を浮かべ、ファンから「中華街」という返答あると、メンバーは「(リップ音付きで)チュウ華街?」というキュートな反応を見せ、会場を沸かせる一幕もあった。
さらに、「今年守りたい約束を決めよう!」という話題になると、TAESANが「僕が責任を持って、WOONHAKの体重を10kg増やします」と宣言。するとRIWOOが「それは責任を持たなくても、彼一人でできますよ」とすかさずツッコミを入れ、WOONHAKは「ダメェェェ!! 10kgはダメ」と全力で拒否。そんな年上メンバーにからかわれる愛され末っ子の姿に、ファンは笑顔をこぼしていた。
トークタイムもあっという間に終了し、SUNGHOの「別れの曲だけど、ONEDOORはこれからも僕たちと一緒にいてくれますよね? 今日だけじゃなくて、400年愛してる〜♡」の合図で、「今日だけ I LOVE YOU(Japanese Ver.) 」へ。“愛している”というフレーズが印象的なこの曲を、ファンも一緒に歌いながら特別な瞬間を共有した。

TAESAN
可愛いが大渋滞! 公式キャラクター“プネクド”と共演
ライブも中盤に差し掛かると、屋根裏から6人が公式キャラクター・プネクドと共に顔をのぞかせ、「ABCDLOVE」を歌唱。可愛いさあふれる光景にファンは悶絶。続く「Amnesia」では、メンバーが客席に降りてファンと急接近! ハイタッチを交わしたり、目を合わせてあいさつしたり……、ONEDOORとの交流を満喫したところで「GOOD DAY」へ。ラストにJAEHYUNが「あのさ、僕、今まじで幸せなんだけどなぜか知ってる? 君がいるから」と語りかけると、客席からはワントーン高い歓声が上がっていた。そして、疾走感あふれる「Fadeaway」をエネルギッシュに歌い上げると、会場に爽やかな風が吹き渡った。

LEEHAN
「One and Only」をエネルギッシュに披露。全力投球の少年たち!
コンサートも終盤。デニムスタイルに着替えたメンバーは、「Crying」、初めての別れを経験したあとの感情を表現した「But Sometimes」、「Gonna Be A Rock」といったエモーショナルなナンバーを情感たっぷりに歌い上げ、観客のハートを鷲づかみに。
そしてMCで、今回のライブのこだわりとして、編曲なしの原曲のみで構成したことを明かした後、BOYNEXTDOORのデビュー曲「One and Only」をパフォーマンスし、会場の熱気は最高潮に。その勢いのまま個性あふれるダンスを各自が展開し、「Nice Guy」へ。ラストにTAESANが「またあとで!」と絶叫したところで本編は終了した。

WOONHAK
アンコールで語った正直な想い
WOONHAK「つまらない時、寂しい時は僕たちのところを訪ねに来て」
ONEDOORからのアンコールの熱い声援に応えて、片手に花を持って再登場したメンバーたち。「Serenade」や、初のファンソング「400Years」を幸せに満ちた表情で歌い上げると、ファンへの感謝の想いをていねいに紡いだ。
TAESAN「(日本語で)みなさん、今日はONEDOORの熱気がすごくて感動しました。ありがとうございます。(ここから韓国語で)今日が僕たちの日本ツアーの最後の公演になりますが、名残惜しさが残らないくらい今日いらっしゃった方も、その前にいらっしゃった方もたくさんの愛を届けてくださって、そのおかげでたくさんの思い出と、すっきりした気持ちで公演を終えることができました。もちろん今回のツアーは今日で終わりですが、これからもたくさんの音楽を準備して参りたいと思うので、次の機会もたくさん期待してください。お待ちしていただいたぶんだけ早く、高いクオリティで、責任感を持って素晴らしい音楽を届けたいと思っています。ありがとうございます! (日本語で)大好き!」
SUNGHO「(日本語で)韓国語でいきます。(ここから韓国語で)すべてのツアーがそうでしたが、今日が最後だからか、もう本当に楽園から家に帰る、そんな気持ちです。なのでとても名残惜しいですし、胸がいっぱいです。実は、メンバーたちはステージに立つといつもたくさんの悩みを抱えています。僕たちが活動をしながら歌ってきた曲なので、今回はどういうふうにカッコよくお見せしようかなと悩むんです。そうした悩みは、メンバーはもちろん、会社のみなさん、コンサートを準備してくれているすべてのスタッフが一日悩んでも足りないくらいです。でも今、僕が考えてみたらどうして答えが出ないのかということが分かったんです。いつもONEDOORがいない状態で悩んでいたので、悩みがどんどん増えていったのかなと思います。でも、実際にこうしてステージに立つと、ファンのみなさんが幸せでいてくれて、逆に悩みよりもこれからもっと楽しいことが起こるんじゃないかなと思います。また次に戻ってくる時、「KNOCK ON」Vol.2、3……となった時に、どんなふうにもっと楽しく遊べるのかと期待しています。みなさん、その時も初めて遊んでくれた時のように遊んでください。今日もお越しくださってありがとうございます。とても愛しています。(日本語で)愛してます」
JAEHYUN「(日本語で)今日は日本ツアーの最後の日ですよね。信じられない。でもデビュー前、子供の時からツアーが夢でした。私の夢。現実にしてくださって、心から本当にありがとうございます。日本ツアーをしながら考えて、ONEDOORのみなさんはいつもいつもきれいですけど、特にきれいな時は歌う時ですよ。冗談じゃないですよ!? ONEDOORのみなさんが僕たちの音楽を歌う時は本当に光栄です。ONEDOORのみなさん、日本ツアーの中で一人ずつの目を感じていきます。すぐに帰ってきます。新しい曲と新しいステージで帰ってきます。(韓国語で)他のところに行ったらダメだよ! (また日本語で)私が一番好きな言葉がありますよ。僕だけ見て。わかりますか? 本当に良い思い出を作ってくださって本当にありがとうございます。また会おうね!」
LEEHAN「(韓国語で)こんにちはLEEHANです。日本のツアーが終わりを迎えました。日本にいる間、本当に旅行に来たような気分でした。WOONHAKとサウナに行ったし、おいしいものを本当にたくさんいただきました。不思議なこともあって、新幹線に乗りました! 新幹線がこういうふう(左右にぐにゃぐにゃと)に動いてとても不思議でした。思い出が本当にたくさんあるんですが、1ヶ月の間、休暇をプレゼントしていただけたような気分でした。それくらいにONEDOORのみなさんが一生懸命に遊んでくれて、本当にありがとうございます。(日本語で)みなさんまた会いましょう。またね〜!」
RIWOO「(韓国語で)僕は満足していません! 今日のステージではなくてね。僕たちもっと大きな場所で会わなきゃダメですよね? いつも話していますが、もっと大きなステージでONEDOORにお会いしたい想いが湧いてきます。ONEDOORのみなさんが、この短い時間で伝えたいメッセージを(ボードなどに)書いてくれるじゃないですか。その一言一言がとても大事ですし、ステージからすべて見えているので胸に刻んでいます。本当にありがとうございます。僕もみなさんにお伝えしたい言葉があって、次はもっと面白く、一生懸命に遊ばなくてはならないので、一生懸命に健康を保って体力をつけていてくださいね。またすぐに会いましょう!」
WOONHAK「(日本語で)まず、僕たちの初めてのツアーを一緒に過ごしてくれてありがとうございました。ツアーに来てくれたONEDOORのみなさんがいたから、ツアーの日が全部忘れられない日になりました。(韓国語で)きっとこれから先も、今回のツアーを忘れることはないと思います。本当に、みなさんと近くでお会いする機会があまり多くないので、このツアーが皆さんとって特別に思い出になってくれたらうれしいです。そんな思い出になりましたか? これからも、みなさんが生きていく中で忘れられない公演を作れる歌手になります。僕たちはいつでもみなさんの隣にいますので、日常でつまらないと感じたり、寂くなったりした時は僕たちを訪ねてきてください。みなさんの力に最大限なりたいと思います。愛しています。Peace!」

ラストは、スマホのライトが煌めく中、ロックベースのシンセポップ曲「So let's go see the stars」を、今この瞬間の幸せを噛み締めるように熱唱し、最後までファンに愛と感謝を伝えながら6人は舞台裏へと去っていった。ここで終了を迎えたかに思えたライブだが、鳴り止まぬファンのコールに応えてメンバーが再登場。「Earth, Wind & Fire」を披露し、会場の熱気が再び最高潮に達したところで、BOYNEXTDOORの初の単独コンサートはついに閉幕した。

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写真/(P)&(C) KOZ Entertainment.
文/海渡理恵