【FANTASTICS八木勇征】10年後の自分は？「有名な存在に。メンバーをリスペクトしあう気持ちだけは変わらずに」

2025.03.28

八木勇征（FANTASTICS）の10年計画

MORE2025年春号の企画でグラフィックデザイナーを演じてくれた、FANTASTICS・八木勇征さん。八木さんが考える名品とは？ 10年後の自分の姿を思い描きながら実践していることも教えてくれました。

ジャケット￥55000・パンツ￥33000／サブレーションズ　ニット￥27500／ザショップスローン新静岡セノバ店（スローン）　靴￥39600（ヨーク）・財布￥29700（ヨロズ）／HEMT PR　時計￥96800／スウォッチグループジャパン（ハミルトン）

FANTASTICS

八木勇征

やぎ・ゆうせい●1997年5月6日生まれ、東京都出身。FANTASTICSのメンバー。俳優としても活躍中で、映画『僕らは人生で一回だけ魔法が使える』が2月21日、『隣のステラ』が今夏に公開

Q.八木さんにとっての名品って？

人の手で作られたもの。今は便利な時代だから工場で同じ形の商品を大量生産することもできるけれど、僕は職人の方が手作業で生み出すものに惹かれることが多いです。ひとつひとつの形や模様が少しずつ違うと、重みのようなものを感じるんですよね。いろいろな人の手から渡ってきたものも、魅力的だなと思います。これから欲しいと考えているのは、ヴィンテージのテーブルや椅子。一歩踏み込んでしまったら沼が深い世界だということはわかっているつもりですけど（笑）、いい出合いがあれば集めていきたいです。

シャツ￥46200（マナベ）・Tシャツ￥6930（メデン）・パンツ￥22000（ハバノス）／HEMT PR　メガネ￥74800／Continuer（ハフマンス＆ノイマイスター）

Q.ずっと大切に持ち続けたい名品は？

去年のお正月、事務所に新年のごあいさつに行った時、デビュー前からお世話になっているスタッフさんからネックレスとショルダーバッグを譲っていただいたんです。どちらも、その方が長く使われてきたアイテムで、「大事にしてほしい」という言葉を添えて。そのふたつは、僕の中で長く持ち続けることになると確信している名品です。自分で買ったものよりも愛着がわいて、きれいに使っています。いつか僕がそのネックレスとショルダーバッグを後輩の誰かに受け継ぐ日が来ることも楽しみです。

Q.今、極めているスキルと、これから伸ばしていきたいスキルは？

1対1で人と会って、相手のことをよく知って、僕のことも知ってもらう。スキルと呼べるほどのものではないけれど、そういう人間関係を築くのは自然とできている気がします。これから始めたいのは、海外に行く機会を増やすこと。自分が見たことのないものや経験したことがない出来事に触れて、視野を広げたいと思っているんです。ひとりで海外旅行をしたことがまだないので、初回はかなり勇気がいりそうだけど、時間ができたら英語に頼らずジェスチャーだけでアメリカを旅してみようかな。人間、本気を出せばなんとでもなるということを証明しにいきます！（笑）。

Q.10年後の自分はどうなっていたい？

「令和といえば八木勇征」って言われるくらい、有名な存在になる。そうなるために必要なことは、歌もそうですが、ダンス、演技、ひとりの人間としての思考力……全部です。思考力に関しては、昔に比べたら、これでもだいぶ大人になったんですけどね（笑）。グループ・FANTASTICSとしては、ここから10年の間にいろいろな経験を重ねていくことは間違いないので、メンバーをリスペクトしあう気持ちだけは変わらず忘れずに進んでいきたいです。

カーディガン￥39600／ザショップスローン新静岡セノバ店（スローン）　中に着たTシャツ￥19800／カル　パンツ￥9900／シアン PR（アイバー）

Q.メンバーは10年後どうなっていると思う？

世界さんは、アメリカに乗り込んでダンスの世界大会で優勝！（佐藤）大樹くんは裏方の仕事にもめちゃくちゃ向いているので、何かしらのプロデュース業をしていると思います。（澤本）夏輝くんは、自分の畑を持っているんじゃないですかね（笑）。（瀬口）黎弥くんはラップでソロデビュー、なっちゃん（堀夏喜）には洋服のブランドを立ち上げてほしい。（木村）慧人は、やると決めたらストイックに取り組むタイプ。今は体づくりをがんばっているので、10年後には見違えるくらいマッチョになっているかも。カメラが趣味の（中島）颯太は、きっと写真の個展を開いているはず！