【高杉真宙インタビュー】高杉さんのオンオフの切り替え方法や、自分流の“立て直し方”は?
8/1(金)公開の映画劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション』に、今作からの新キャストとして出演している高杉真宙さん。インタビュー後編では、自分自身の心との向き合い方について教えてくれました。
仕事が終わったら、お風呂でスイッチをオフに
――劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション』の撮影で約1カ月間沖縄に滞在されていたそうですが、オフの時間はどんなふうに過ごされていましたか?
高杉真宙さん(以下、高杉):僕はもともとインドアなので、たまに散歩する以外は、ほぼホテルの部屋にいました。食事に関しては、お気に入りのタコス屋さんを見つけて、そこに通いつめる日々(笑)。お店でタコライスを食べて、タコスはテイクアウトして部屋で食べていましたね。プライベートで出かけたのは、(鈴木)亮平さんに誘っていただいて行った沖縄美ら海水族館くらいだと思います。初めて行ったんですけど、ジンベエザメってすごいですね! あんな大きな生き物が水族館にいることに感動しました。
――お仕事とプライベートのバランスをとるために意識していることはありますか?
高杉:仕事を終えて家に帰ったら、わりとお風呂に直行することが多いです。仕事の現場では髪をきれいにセットしてもらっているので、整髪料を全部落とすことで、スイッチがオフになる気がするのかもしれません。
――寝る前のルーティンを教えてください。
高杉:最近は、よくストレッチをしています。トレーニングをするようになってから筋肉痛が激しいので、YouTubeのストレッチ動画を見ながら10分か15分くらい。筋肉痛の時に体を動かすのはきついんですけど、それでもやったほうが次の日に残らないんですよね。
――トレーニングは、どれくらいの期間続けられているのでしょうか?
高杉:少し前から基本的にはずっとしているんですけど、劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション』の撮影で沖縄に行っている間サボっていたら、筋肉が一気に落ちてしまって……。それで、クランクアップしてから、またジムに通い始めました。年齢を重ねるにつれて役でスーツを着る機会が増えてきたので、きちんと着こなせる体でいたいなと思っていて。ずっとひとりでやっていたんですけど、今年の頭くらいからはトレーナーさんについてもらっています。
目標を達成するためには“ゆるさ”も大切
――今作を見たお客さんが心を動かされるように、高杉さんが心を動かされるのはどんな瞬間ですか?
高杉:僕の心を動かすのは、きっと簡単ですよ。「これいいよ!」って軽くすすめられただけで「えっ、いいんだ!」って思ってしまうので(笑)。最近も特に好きじゃなかったゲームを友達に「おもしろいからみんなでやろうよ」って言われて、やり方を教えてもらったら確かにおもしろくて、それ以来興味を持ち始めました。
――高杉さんが壁にぶつかった時や悩んだ時は、どのようにして自分を立て直していますか?
高杉:まず、どうなったらうれしいかをイメージして、そうなるためにはどう行動に移せばいいかを考えます。わかりやすいところで言うと、トレーニングもそう。僕はもともと運動があまり好きではないんですけど、理想に近づくためにはどうしたら努力を継続できるかを模索しました。その結果掲げたのが、3年で体重を10kg増やすという目標。何かを大きく変えることって大変だから、サボらなきゃ達成できるかなっていうくらいのゆるさがポイントかもしれないですね。現時点でトレーニングは1年ちょっと続いているので、あと1年ちょっとかけて、残り5kgくらい増やせたらいいなと思っています。
たかすぎ・まひろ●1996 年7月4日生まれ、福岡県出身。2009年に俳優デビュー後、映画『異動辞令は音楽隊!』、『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-/-決戦-』、ドラマ『舞いあがれ!』、『わたしのお嫁くん』、『光る君へ』、『法廷のドラゴン』ほか、数多くの作品に出演している。
劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション』8/1(金)公開
“TOKYO MER”の活躍が高く評価され、全国の主要都市である札幌・仙台・名古屋・大阪・福岡に新たなMERが誕生した。その一方で、沖縄・鹿児島ではオペ室を搭載した特殊車両=NK1を乗せたフェリーで南の海の島々を巡る“南海MER”の試験運用が開始。TOKYO MERチーフドクターの喜多見(鈴木亮平)、看護師の夏梅(菜々緒)は指導スタッフとして南海MERに赴任し、常盤(高杉真宙)らとともに医療が行き届かない離島医療に従事していた。そんなある日、とある島で大規模な噴火が発生。絶望的な状況の中、島に取り残された79名の全員の命を救うため、南海MERは決死のミッションに挑む。
©2025 劇場版『TOKYO MER』製作委員会
【衣装】ブルゾン¥41800/ジョン メイソン スミス ジェーン スミス ストア(ジョン メイソン スミス) シャツ¥61600/ユナイト ナイン(ローヴァー) パンツ¥74800/スタジオ ファブワーク(カズキ ナガヤマ) その他/スタイリスト私物
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撮影/鈴木章太 ヘア&メイク/堤紗也香 スタイリスト/荒木大輔 取材・文/吉川由希子