「K-POPは僕が唯一持った夢」PENTAGON・YUTOさんインタビュー
2021年8月の夕暮れ時。その日すでにいくつかの仕事を済ませたYUTOさんは、私たち取材班が撮影のセッティングをしていると疲れた様子もなく「よろしくお願いします」と、自ら進んで挨拶に来てくれました。
圧倒的な清潔感。好奇心旺盛そうにきらきら輝く目。滑らかに話し続けることができる深い響きの声。インタビューをしている相手に心の壁を感じさせない、気持ちよく開けている感じ。そして彼独特の言葉選びやシュールさ……。
一時帰国をしているこのチャンスに、“韓国でデビューした日本人の先駆者的な存在”として知られている彼のこれまでをまとまった形で読める記事が作りたい。そんな想いでインタビューを行いました。
圧倒的な清潔感。好奇心旺盛そうにきらきら輝く目。滑らかに話し続けることができる深い響きの声。インタビューをしている相手に心の壁を感じさせない、気持ちよく開けている感じ。そして彼独特の言葉選びやシュールさ……。
一時帰国をしているこのチャンスに、“韓国でデビューした日本人の先駆者的な存在”として知られている彼のこれまでをまとまった形で読める記事が作りたい。そんな想いでインタビューを行いました。
PROFILE ゆうと●1998年1月23日生まれ、長野県出身。「PENTAGON」のメンバー。2016年ミニアルバム『PENTAGON』でデビュー。2020年デビュー4年にして韓国の音楽番組で初の1位を獲得。『ジェジュンＪ！』など日本のテレビ番組やラジオにもYUTO単独で出演している。近況はYUTOさんのInstagramでチェック！
PENTAGON・YUTOさんインタビュー１
韓国のリアリティ番組を通じて選ばれた韓国・日本・中国出身のメンバーからなるアイドルグループ、PENTAGON。2016年にデビューし、メンバー自らが作詞・作曲・振付けを担当するというクリエイティビティの高さと個性豊かな顔ぶれが強みです。その唯一の日本人メンバーが現在23歳のYUTOさん。
この記事では、「YUTOさんとK-POPの出合い」についてお届けします。
この記事では、「YUTOさんとK-POPの出合い」についてお届けします。
「夢を持ったことがなかった僕が初めて関心を持ったのがK-POP」
──K-POPアーティストを目指したきっかけを教えてください。
YUTOさん「僕が小学生の頃、K-POPブームの波が来まして。その時期にテレビで東方神起さんが『どうして君を好きになってしまったんだろう？』という曲を歌っているのを観てハマったんです。ルックスもパフォーマンスも、すべてが完璧に見えたんです。『こんな人たちが世の中に実在するんだ』っていう衝撃を受けました。でも、そこで自分もダンスや歌を習い始めたわけではなく、ただのいちファンとして憧れた感じでした。その憧れから、中2の時にあるオーディションを受けたんですが、審査員の方が『本格的にダンスや歌をやればまた1年後に見ます』と言ってくださって。そこからダンスや歌を始めました。中学の頃にはもう『韓国へ行くんだ』、という気持ちにはなっていましたね。僕はそれまで夢を持ったことがなかったんですが、初めて関心を持ったことがK-POPだったんです。東方神起さんをはじめ、SHINeeさんやMBLAQさんも大好きでした」
──特に影響を受けたK-POP作品は？
YUTOさん「中3の夏、プールへ行く時によく聴いていたBIGBANGさんの『GARAGARA GO!!』という曲に一番衝撃を受けました。当時はPSPに曲をダウンロードして、イヤホンで聴いていたんです。ラップというもの自体それまで知らなかったんですが、『こんなにかっこいいんだ！』と思いました」
──当時周りでK-POPにハマっている人はいましたか？
YUTOさん「中学の時は全然いなかったです。自分は同級生に『こういうかっこいい韓国のアーティストがいるよ！』っていろいろと見せて広めようとしていました。そうしたら『K-POPが好きな子がいるよ！』って教えてもらえたりして。それで、K-POPが好きな女の子をふたり見つけて、大好きなBEASTさんのパンフレットを見せ合いっこしたりしてました（笑）。当時はK-POPを好きな人を見つけるのが本当に難しかったです」
──それで10代で渡韓を。周りの反応はどうでしたか？
YUTOさん「親にも学校の先生にも心配されていましたね。みんなに『高校を卒業してから行け』と言われてましたから。高校の先生に放課後呼び出しをされた時も１対１で『僕にはこれしかないんだ。だから高校をやめさせてください』と、ずっと説得をして。『ここで負けたらダメだ』って思って。今思うと10代の頃ってすごい熱意ですよね。親からも反対されていましたが、K-POP好きのお姉ちゃんが裏で説得してくれたこともあって、家族も後押ししてくれるようになったんです」
YUTOさん「僕が小学生の頃、K-POPブームの波が来まして。その時期にテレビで東方神起さんが『どうして君を好きになってしまったんだろう？』という曲を歌っているのを観てハマったんです。ルックスもパフォーマンスも、すべてが完璧に見えたんです。『こんな人たちが世の中に実在するんだ』っていう衝撃を受けました。でも、そこで自分もダンスや歌を習い始めたわけではなく、ただのいちファンとして憧れた感じでした。その憧れから、中2の時にあるオーディションを受けたんですが、審査員の方が『本格的にダンスや歌をやればまた1年後に見ます』と言ってくださって。そこからダンスや歌を始めました。中学の頃にはもう『韓国へ行くんだ』、という気持ちにはなっていましたね。僕はそれまで夢を持ったことがなかったんですが、初めて関心を持ったことがK-POPだったんです。東方神起さんをはじめ、SHINeeさんやMBLAQさんも大好きでした」
──特に影響を受けたK-POP作品は？
YUTOさん「中3の夏、プールへ行く時によく聴いていたBIGBANGさんの『GARAGARA GO!!』という曲に一番衝撃を受けました。当時はPSPに曲をダウンロードして、イヤホンで聴いていたんです。ラップというもの自体それまで知らなかったんですが、『こんなにかっこいいんだ！』と思いました」
──当時周りでK-POPにハマっている人はいましたか？
YUTOさん「中学の時は全然いなかったです。自分は同級生に『こういうかっこいい韓国のアーティストがいるよ！』っていろいろと見せて広めようとしていました。そうしたら『K-POPが好きな子がいるよ！』って教えてもらえたりして。それで、K-POPが好きな女の子をふたり見つけて、大好きなBEASTさんのパンフレットを見せ合いっこしたりしてました（笑）。当時はK-POPを好きな人を見つけるのが本当に難しかったです」
──それで10代で渡韓を。周りの反応はどうでしたか？
YUTOさん「親にも学校の先生にも心配されていましたね。みんなに『高校を卒業してから行け』と言われてましたから。高校の先生に放課後呼び出しをされた時も１対１で『僕にはこれしかないんだ。だから高校をやめさせてください』と、ずっと説得をして。『ここで負けたらダメだ』って思って。今思うと10代の頃ってすごい熱意ですよね。親からも反対されていましたが、K-POP好きのお姉ちゃんが裏で説得してくれたこともあって、家族も後押ししてくれるようになったんです」
INFORMATION
Digital Single『Cerberus』配信中
PENTAGONの末っ子ライン・ユウト＆キノ＆ウソクのユニットでリリースした初の楽曲。ギリシャ・ローマ神話でハデスの地獄の門を守る3つの頭を持つモンスターを連想させる『Cerberus』は、3人が団結すればケルベロスのように強いエネルギーを持つという意味を含んでいる。ウイットに富んだ歌詞が印象的なヒップホップジャンルの今作でPENTAGONのスタイルとはひと味異なる魅力を披露した。
■各種配信サイトはこちらから→https://pentagon.lnk.to/Cerberus
PENTAGONの末っ子ライン・ユウト＆キノ＆ウソクのユニットでリリースした初の楽曲。ギリシャ・ローマ神話でハデスの地獄の門を守る3つの頭を持つモンスターを連想させる『Cerberus』は、3人が団結すればケルベロスのように強いエネルギーを持つという意味を含んでいる。ウイットに富んだ歌詞が印象的なヒップホップジャンルの今作でPENTAGONのスタイルとはひと味異なる魅力を披露した。
■各種配信サイトはこちらから→https://pentagon.lnk.to/Cerberus
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撮影／齊藤晴香 ヘア&メイク／日髙朋子 取材・文／小松香里
