柏木由紀さん“30代のポジティブ論”「人頼みじゃなくて自分で人生をつくりたい」

ゆきりん的、30代のポジティブ論

たくさんのことを乗り越えてますます素敵になった柏木さんに聞きたいこと。20代なりの不器用さを見つめ直し、そぎ落とし、どう生きれば幸せかと考え抜いた彼女の今をインタビューしました。答えはとてもシンプル。

PROFILE

柏木由紀（かしわぎ・ゆき）●1991年7月15日生まれ。AKB48のメンバーでグループ内最年長。2021年6月に脊髄髄内腫瘍摘出手術のため一時休養。手術を経て7月に活動再開。30代最初のソロコンサート「寝ても覚めてもゆきりんワールド」の開催が11月に決定！

ある程度生きる知恵がつく30代。人頼みじゃなくて、自分で人生をつくりたい

毎日自分に“◎”をつけられるライフスタイルって自己肯定感も高まる気がします！

柏木さん「30歳になったばかりですが、正直毎日がすごく楽しい。ある程度思いどおりに自分のことができるようになって、好きなことややりたいこともはっきりしてきて、細かいことが気にならなくなる。20代って何かとクヨクヨするじゃないですか。誰かに聞いてもらいたくて夜な夜な人に相談したりとか。でもそれで気持ちがクリアにはならなくて。思ってたのと違う答えが返ってくると自分から相談したのに納得いかないし、アドバイスどおりにやってうまくいかないと責任転嫁したくなるし。だから今は悩みを考えたり大きな決断をする時は必ず明るい時間に、日の当たる場所で、自分で決めています。そしたらいつまでも悩まなくなったし、自分で決めたことなんだからとどんな結果でも物ごとを受け入れられるようになりました。以前は『自分がよく見えるように』と必死だったけど、そういう他人目線からも解放されたなと思います。それで言うと、昔は理由もなく20代で結婚するだろうと漠然と考えて、誰かに幸せにしてもらう気でいました。でも今はむしろ誰かを幸せにしてあげたい。いつか出会うパートナーや子供。そして誰よりファンのみなさんを。そのためには私自身が元気でいないと。私は6月に大きな病気が発覚して手術をしました。そこから生活習慣を改めたんですけど、もともと寝る時間が大好きなのに、明け方までスマホをいじってほとんど寝ずに仕事に行く生活だったんです。でも夜はスマホの通知を切ってすぐ寝るようにしたら、あんなに気にしてた肌荒れがすぐ改善されて心も元気に。きちんと睡眠を取るってこんなに健康でハッピーなのかと驚いてます（笑）。
自分らしい価値観やリズムが築けている今、生き方がシンプルになって本当に毎日楽しい。もし今30代になるのが不安だと思っている20代の人がいたら言いたい。大丈夫、楽しいから」