朝ドラ『舞いあがれ！』ヒロイン・福原遥さんの得意料理は肉そぼろ！「誕生日はケーキの代わりにそぼろ丼をリクエスト（笑）」

女優・福原遥と白のハナシ。

女優・福原遥さんがMORE2022年12月号ファッション特集『冬の“白”に染まりたい理由』に登場！何色にも染まりやすい白という色。放送中のNHK連続テレビ小説『舞いあがれ！』をはじめ話題作でさまざまな役を演じている福原さんの今は、いったい何色？

福原遥さんプロフィール

ふくはら・はるか●1998年8月28日生まれ、埼玉県出身。ドラマ『正直不動産』、『ゆるキャン△』シリーズ、『教場Ⅱ』など話題作に多く出演する。俳優としてはもちろん、アニメ『キラキラ☆プリキュアアラモード』有栖川ひまり／キュアカスタード役、『かぐや様は告らせたい』シリーズ子安つばめ役など、声優としても活躍。現在放送中のNHK連続テレビ小説『舞いあがれ！』ではヒロイン・舞を演じている

ある言葉がキッカケで私服に白が増えました

今回の撮影テーマだった“白”は、私服で着ることも多く、いちばん愛着のある色です。クローゼットの中には白やアイボリーのアイテムがたくさん。今日私服で着てきた『ユナイテッドトウキョウ』のセットアップもアイボリーなんです。そんな私ですが、実は4年ぐらい前までは黒ばかり着ていて。当時、同年代の友達が大人っぽく黒を着こなすのを見て、私も“カッコよくなりたい！”と、全身ブラックのコーデばかりしていました。でもある日、知人に「白やアイボリーのほうが顔色がよく見えるんじゃない？」とアドバイスされたんです。祖母や母にも聞いたら「そのとおり！　黒はあんまり似合わないよ」って口をそろえて言われ……（笑）。それ以来、私服に白が増えていきました。白を着るようになってから、顔色だけじゃなく気持ちまで明るくなった気がします。最近よく着ている白アイテムは、NHK連続テレビ小説『舞いあがれ！』のスタッフさんが作ってくれた、タイトルロゴ入りのTシャツ（笑）。主に大阪で行っているドラマの撮影には、ほぼ毎日そのTシャツを着ていっています。なので、今日私服でセットアップを着て出かける私を見たスタッフさんには「東京に行く時だけおしゃれして！」って言われちゃいました（笑）。

私服だけでなく、お部屋のインテリアも白が多め。『舞いあがれ！』の撮影のために今は大阪に長期滞在しているのですが、毎日“帰りたい”と思えるおうちにしたくて、家具を白メインにしています。大阪暮らしを始めて半年、落ち着く場所になってきました。家では、料理をして過ごすことがほとんど。時間がある時は作りおきをして、できるだけ自分で作ったものを食べたいと思っているんですが……いつまで続くかな（笑）。得意料理は、肉そぼろ！　小さい頃から母が作った肉そぼろが大好きで。誕生日にも、ケーキの代わりにそぼろ丼をリクエストしていたほど（笑）。ゴロゴロ大きめのお肉＆濃い味つけのそぼろで、それとご飯があれば満足できちゃいます。

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自分と役とが混じりあってひとつの役に染まっていく

最近の私は『舞いあがれ！』一色。私が演じる舞ちゃんは内気な性格だけど飛行機がすごく好きな女の子。実はこの役のオーディションを受けた日、会場に入る直前にちょうど飛行機が頭上を飛んでいたんです！　“もしかしたら何かあるかも”と思って以来、日常の中でも飛行機がより目に入るようになりました。オーディションに合格して、撮影が始まった今、飛行機は日常の一部に。飛行機の音が聞こえた瞬間“どこ？”って探してしまいます（笑）。寝室にも飛行機の大きな写真を飾っているんです。役づくりの一環で訪れた航空関係の会社でいただいたものなのですが、雪景色の中を飛行機が飛び立っていく瞬間を切り取った写真で、すごくキレイなんです。それを朝起きたら最初に目に入る場所に飾っているので、毎朝テンションが上がっています。もともと、演じる役には“染まりたい”と思うタイプですが、今回はいつも以上に“どこまで染まれるか”挑戦しているところはあります。なんといっても、こんなに長い期間、同じ役を演じる経験は初めてのことなので、とことん舞ちゃんと一体化していきたいなと思っています。

“役に染まりたい”けれど、“染められてしまう”のは少し違うかなと思っていて。流されるようにすべてを受け入れると、“こんな役にしたい”とか“いい作品にしたい”という自分の芯の部分がブレてしまう気がするから。なので、私自身が持っているものと役とが混じりあって、ひとつの役になるのが理想。特に舞ちゃんは、自分の性格と似ている部分が多いので、理想に近い染まり方ができるんじゃないかなと感じています。自分に自信が持てないところや、自分の意見を言いたいのに言えないところ、そして仲間と一緒に頑張りたい気持ちが強いところ……共感できる部分が多くって。舞ちゃんの口癖でもある「仲間がいるから強くなれる」は、私もこのドラマの撮影を通して、あらためて実感していること。監督さんとは意見を交わしながら役を深めていけているし、共演者さんもみなさん素敵な方ばかりで。みなさんと一緒にセットの中に入っただけで、自然と作品の中に連れていってもらえるような感覚になるんです。素敵な方々と一緒に『舞いあがれ！』をつくる達成感を日々味わえることが本当に幸せです！

そんな『舞いあがれ！』一色に染まっている今の私を色で表すなら……“透明”？（笑）。ずっと憧れていた朝ドラに携わることができて、貴重な経験を重ねていく日々は発見でいっぱいです。いろんな色を能動的に取り込んで、どんどん変化していくようなイメージが今はしっくりきます。たくさん吸収して成長していけるように、残りの撮影も一日一日、大切に向きあっていきたいです！