【空気階段×ビスブラ】仲がよすぎる『キングオブコント』王者の共通点とは？
王者２組を独占インタビュー！
2022年の『キングオブコント』王者・ビスケットブラザーズと、2021年の同王者・空気階段による、ツーマンライブ「俗の細道」が東京と大阪で開催決定！
次世代のコント師たちが繰り広げるコント頂上決戦『キングオブコント』で優勝した2組による豪華ライブとあり、東京公演のチケットは早々に完売。残すは東京公演の配信チケットと、大阪公演のみとなっています。
人気絶頂の王者２組に、MORE WEBが独占インタビューを決行！ 『キングオブコント』（KOC）やツーマンライブ「俗の細道」のことを聞きました！
次世代のコント師たちが繰り広げるコント頂上決戦『キングオブコント』で優勝した2組による豪華ライブとあり、東京公演のチケットは早々に完売。残すは東京公演の配信チケットと、大阪公演のみとなっています。
人気絶頂の王者２組に、MORE WEBが独占インタビューを決行！ 『キングオブコント』（KOC）やツーマンライブ「俗の細道」のことを聞きました！
（左から）鈴木もぐら（空気階段）、きん（ビスケットブラザーズ）、原田泰雅（ビスケットブラザーズ）、水川かたまり（空気階段）
『キングオブコント』（KOC）って？
『キングオブコント』は、2008年にスタートした、“日本一のコント師”を決める大会。日本一の漫才師を決める大会『M-1グランプリ』や、日本一のピン芸人を決める大会『R-1グランプリ』などと同じ、大きなお笑い賞レースのひとつ。毎年TBSで決勝戦を生放送している。歴代の優勝者は、ロバートや東京03、ジャルジャル、ハナコ、コロコロチキチキペッパーズなど。即席ユニットの参加も認められ、KOC優勝経験のあるシソンヌとチョコレートプラネットのユニット・チョコンヌや、『M-1グランプリ2020』準優勝のおいでやすこがをはじめ、さまざまなユニットが参加することでも注目されている。
空気階段
『キングオブコント』2021年王者
空気階段●くうきかいだん
（左）鈴木もぐら／（右）水川かたまり
生年月日：1987年5月13日／1990年7月22日
コンビ結成年：2012年
キングオブコントの主な戦歴：2019年より3年連続決勝進出。2021年に優勝！
（左）鈴木もぐら／（右）水川かたまり
生年月日：1987年5月13日／1990年7月22日
コンビ結成年：2012年
キングオブコントの主な戦歴：2019年より3年連続決勝進出。2021年に優勝！
ビスケットブラザーズ
『キングオブコント』2022年王者
ビスケットブラザーズ●びすけっとぶらざーず
（左）きん／（右）原田泰雅
生年月日：1991年4月27日／1992年1月10日
コンビ結成年：2011年
キングオブコントの主な戦歴：2019年に決勝初進出。3年ぶり2度目の決勝進出を果たした2022年に優勝！
（左）きん／（右）原田泰雅
生年月日：1991年4月27日／1992年1月10日
コンビ結成年：2011年
キングオブコントの主な戦歴：2019年に決勝初進出。3年ぶり2度目の決勝進出を果たした2022年に優勝！
それぞれのコンビにとって、『キングオブコント』とは？
空気階段「愛しています。本当に感謝しかない」
鈴木もぐら（空気階段／以下、もぐら）「本当に感謝しかないです。コント師はこの大会で勝つことを目指して一生懸命、何年もかけて挑んでいます。そんな大会で優勝できて、たくさんの人に知ってもらえて、本当に大きなものを得ました。その分、これからもがんばり続けたいと思います」
水川かたまり（空気階段／以下、かたまり）「僕は2021年の『KOC』で優勝できたから、バイトをせずにお笑い一本で食べていけるようになりました。いろんな番組に呼んでいただいたり、全国での単独ライブなどやりたかったこともできるようになって……、愛しています！！ 『Mｰ1』は結成から15年以内という芸歴制限がありますが、『KOC』にはそれがない。ベテランから結成したてのコンビまで、ずっと出続けられる大会なんです」
水川かたまり（空気階段／以下、かたまり）「僕は2021年の『KOC』で優勝できたから、バイトをせずにお笑い一本で食べていけるようになりました。いろんな番組に呼んでいただいたり、全国での単独ライブなどやりたかったこともできるようになって……、愛しています！！ 『Mｰ1』は結成から15年以内という芸歴制限がありますが、『KOC』にはそれがない。ベテランから結成したてのコンビまで、ずっと出続けられる大会なんです」
ビスケットブラザーズ「すべてを賭けてもいい。選択の答えをくれた大会」
きん（ビスケットブラザーズ）「2019年に初めて決勝にいかせてもらった時に、あらゆることがいい風に変化することを経験して、“『KOC』にすべてを賭けてもいい”という覚悟がより強くなりました。2022年に優勝できてからは、決勝に進出した時とは比にならないくらい大きな反響があって、とんでもない状態を経験させてもらっています。この状態って、空気階段やその前の優勝者が王者になってからもがんばり続けて、各所から厚い信頼を得ているからだと思います。僕らの後に続く人たちにもこの経験をしてもらえるよう、がんばり続けないといけないですね」
原田泰雅（ビスケットブラザーズ／以下、原田）「僕が高校2年生の時に『KOC』という大会がはじまって、それを見て優勝したいと思ってお笑いの世界に入りました。2022年に優勝できた時、『12年間やってきてよかった。あの時の選択は正解やったんや』と思えて、自信が持てるようになりました。空気階段が大きくしてくれたものを、僕らはさらに大きくして次のチャンピオンに渡せたらと思います」
原田泰雅（ビスケットブラザーズ／以下、原田）「僕が高校2年生の時に『KOC』という大会がはじまって、それを見て優勝したいと思ってお笑いの世界に入りました。2022年に優勝できた時、『12年間やってきてよかった。あの時の選択は正解やったんや』と思えて、自信が持てるようになりました。空気階段が大きくしてくれたものを、僕らはさらに大きくして次のチャンピオンに渡せたらと思います」
「楽屋に緊張感がない」、それが『キングオブコント』あるある⁉︎
かたまり「『KOC』も『Mｰ1』と同じように、精神的にはめちゃくちゃ緊張しているしピリピリしてるんです。でもみんなアホみたいな格好をしてるから、楽屋に緊張感がない（笑）」
きん「わかる。『Mｰ1』はスーツでぴしっとキメているけど、『KOC』だとセーラー服とかブリーフとか裸とか、みんなワケのわからない格好をしているから、笑っちゃう。見た目の緊張感がまじでない」
原田「せやな。あとは芸歴制限がないから、メンタル仕上がりまくりのおじさんがいることもあるあるよな？」
一同「たしかに（笑）」
きん「わかる。『Mｰ1』はスーツでぴしっとキメているけど、『KOC』だとセーラー服とかブリーフとか裸とか、みんなワケのわからない格好をしているから、笑っちゃう。見た目の緊張感がまじでない」
原田「せやな。あとは芸歴制限がないから、メンタル仕上がりまくりのおじさんがいることもあるあるよな？」
一同「たしかに（笑）」
原田「それと、同世代のファイナリストたちがハンパなく仲よくなるのも、あるあるかなと。コント師って小道具とかの兼ね合いもあり、漫才師よりも呼ばれる場所や回数が少ない気がしますし、漫才師に比べたらたぶん人数も少ないんですよ。だからか仲間意識がすごいある気がして……」
きん「『M-1』のファイナリストにはまだなったことがないから漫才師の仲間意識みたいなところはわからないけど……、『M-1』は自分自身で戦う、『KOC』はコントの中の役で戦う、みたいな感覚があって」
原田「『KOC』はコントの中の人物やキャラクターになり切っているから、もはや人間同士の戦いじゃなくなってる気がします（笑）」
きん「『M-1』のファイナリストにはまだなったことがないから漫才師の仲間意識みたいなところはわからないけど……、『M-1』は自分自身で戦う、『KOC』はコントの中の役で戦う、みたいな感覚があって」
原田「『KOC』はコントの中の人物やキャラクターになり切っているから、もはや人間同士の戦いじゃなくなってる気がします（笑）」
王者２組の共通点
原田「架空の登場人物にリアルな命を吹き込めるところ」
一同「（爆笑）超～～かっこよく言ったやん」
原田「空気階段と僕らのネタに出てくる登場人物ってよく変態だと言われるんですけど、理解できない変態じゃなくて、なぜか“絶妙にわかる変態”だと思うんです。ネタの中でその人物たちはちゃんと生きてて、コントは5分で終わっても、登場人物たちの人生はその後も続いていくように思えるというか……。ネタの中の人が人として成立しているところも、僕ら2組の共通点だと思います」
一同「（爆笑）超～～かっこよく言ったやん」
原田「空気階段と僕らのネタに出てくる登場人物ってよく変態だと言われるんですけど、理解できない変態じゃなくて、なぜか“絶妙にわかる変態”だと思うんです。ネタの中でその人物たちはちゃんと生きてて、コントは5分で終わっても、登場人物たちの人生はその後も続いていくように思えるというか……。ネタの中の人が人として成立しているところも、僕ら2組の共通点だと思います」
『KOC』後の空気階段のラジオでは２組の関係性も話題に！
かたまり「原田さんから僕に、『会いたしゅぎて、震える』ってLINEがきた件ですか（笑）!?」
原田「今日は一日中くっついているので、だいぶ欲が満たされてますね……。僕は今夜、予定的には大阪に帰れるんですけど、もしかしたらかたまりが遊んでくれるかもと思ってホテルをとりました」
原田「今日は一日中くっついているので、だいぶ欲が満たされてますね……。僕は今夜、予定的には大阪に帰れるんですけど、もしかしたらかたまりが遊んでくれるかもと思ってホテルをとりました」
いつから仲よし？ 一緒にライブをやるようになったきっかけは？
原田「2019年の『KOC』でお互いファイナリストになってからですね。話してみたらコントのネタ以外でも、“おもしろいな” “うまいな”と感じるポイントが似ていたりして、4人の感覚が絶妙に近かった」
もぐら「ツーマンライブをやるようになったのも、2019年の年末に何かの記者会見で、『（空気階段とビスブラで）何か一緒にやりたいです』って言ったことがきっかけ。次の日にはライブが決まってました」
きん「そうやな。あとはもうずっとおもろいな、可愛いなと思ってました」
かたまり「それは僕らもで、出会った当初も今も変わらずおもしろいし、可愛い（笑）」
ツーマンライブ「俗の細道」について
どんな内容のライブですか？
一同「今一番いいと思っているネタ5本を、交互にやります！」
初おろしの新ネタをやる予定は？
原田「ほぼないです。というのも、空気階段と打ち合う状態で新ネタはおろせない！ だんだんどっちが多く笑いをとれるかの勝負みたいになってくるので、そんな空気で新ネタをおろしておもんないって思われたらしんどすぎますし、負けた！ ってなっちゃうんで（笑）」
もぐら「僕らも新ネタはやらないですね。過去にもやってないんじゃないかな」
もぐら「僕らも新ネタはやらないですね。過去にもやってないんじゃないかな」
ユニットコントのネタ作りをしているのは誰？
かたまり「開催ごとに、僕と原田さんで交互に作ってます」
原田「今回は僕が担当です。今後ユニットコントをやらせてもらえる場が増えたら、僕とかたまりでくっつきながら一緒にネタ作りしたいなって思ってます」
原田「今回は僕が担当です。今後ユニットコントをやらせてもらえる場が増えたら、僕とかたまりでくっつきながら一緒にネタ作りしたいなって思ってます」
ネタ合わせはどうやっているの？
きん「ありがたいことに忙しくさせてもらっていて、ネタを合わせられる時間は本当に少ないです」
もぐら「ライブがある日の昼間3時間とかじゃない？ 1本だけ通して本番、みたいな」
もぐら「ライブがある日の昼間3時間とかじゃない？ 1本だけ通して本番、みたいな」
仕事以外で２組いっしょにやりたいこと
原田「うわ～～～。まじでおでかけしたいな。思い出作ろうや」
きん「みんなで温泉に入りたいっすね」
原田「いいなぁ。金沢も気になるわ。魚めっちゃうまいやろ」
かたまり「金沢いいっすね！ 前に行った時、魚めっちゃウマくて超よかったっす！」
もぐら「どっちもいいな……♡」
きん「みんなで温泉に入りたいっすね」
原田「いいなぁ。金沢も気になるわ。魚めっちゃうまいやろ」
かたまり「金沢いいっすね！ 前に行った時、魚めっちゃウマくて超よかったっす！」
もぐら「どっちもいいな……♡」
仲よく切磋琢磨している彼らの今一番ホットなネタを見られるツーマンライブ「俗の細道」。毎回伝説が誕生しているこのライブ、絶対見逃せません！
- ツーマンライブ「俗の細道」
出演：ビスケットブラザーズ、空気階段
◆大阪公演：2／10（金）開場18：30 開演19：00
会場：COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール（大阪市中央区大阪城 3-6）
◆東京公演：2／24（金）開場18：30 開演19：00
会場：よみうり大手町ホール（東京都千代田区大手町1-7-1）
料金：会場観覧チケット ￥4000（全席指定）※FANYチケット、ぴあ、ローソン
◆オンライン配信チケット ￥2500、対象回：東京 2／24（金）分
オンライン配信チケット発売期間：2023年2／26（日）12：00まで
見逃し視聴期間： 2023年2／26（日）19：00まで
▶︎▶︎「俗の細道」チケット情報はこちらから
取材・文／矢野愛 撮影／伊藤奈穂実 ※掲載されている情報は2023年2月1日時点のものです ※詳細については公式サイト等で最新情報をご確認ください。
