スタイリストが教える「黒Tシャツ」の着こなし術3選。顔まわりの小物で自在に印象チェンジ
スタイリスト 石上美津江 presents “夏の黒”であか抜ける方法
色が氾濫する夏だからこそ、際立つ存在感を発揮する“夏の黒”。ただし、あくまでも重く見せずに涼やかに、そして地味にまとめないのが大事。スタイリスト石上さんが、あか抜けに直結する黒の着こなしをレクチャー。
シンプルな黒Tに+小物で印象変化を楽しむ
「夏の必需品でもあるシンプルTは、単調になりがちで悩む方も多いと思いますが、実は顔まわりの小物やジュエリーで自在に雰囲気を変えられます。とはいえTシャツ自体の選び方にもこだわりたい。衿ぐり狭めではり感のあるTシャツなら、きれいめにも転ばせられます。“たかがTシャツ、されどTシャツ”マインドで!」(石上さん、以下同)
Hat & Jewelry

帽子¥9900/セムインターナショナル(ベネリモンタコーネ) シルバーボールネックレス¥38500/マリハ ビーズネックレス¥16500・リング¥13200/UTS PR(フォークバイエヌ) Tシャツ¥15400/ボウルズ(ハイク)

広いつばの落とす影には遊び心あるネックレスを
夏定番のつば広帽子も黒Tとなら、ほっこり見えずぐっと大人。「ややゆとりのあるサイズ感のTシャツには、大きめの帽子がマッチ。ネックレスは、シルバーとビーズなど異素材の組み合わせをレイヤードすることでこなれた表情に。遊び心のあるビーズネックレスは、今っぽいハズし役としてよく頼るアイテムです」。
Scarf & Silver Jewelry

イヤリング¥23100・ブレスレット¥47300/ショールーム ロイト(ニナ・エ・ジュール) スカーフ¥14300/スロー 黒絵柄リング¥17600・シルバーリング¥12100/アダワットトゥアレグ

ワントーンでさりげなく。辛口に攻める黒Tスタイル
スカーフをさらっとひと巻きするだけで、ラフなTシャツが一気にあか抜けた印象に。「色をさすのも素敵ですが、黒スカーフで同化させることで、圧が出すぎずさりげなくまとまります。ペイズリー柄スカーフに合わせて印象がキリッと締まるネイティブジュエリーを添え、辛口にしました」。
Sunglasses & Mixed jewelry

サングラス¥46200/モスコット トウキョウ(モスコット) ネックレス¥30800・ゴールドブレスレット(右手)¥64900(2点ともマラ・スカリース)・バングル¥34100・サークルリング(左手中指)¥18700(2点ともニナ・エ・ジュール)・シルバーブレスレット(左手)¥68200・パールリング(右手中指)¥60500・リング(右手人さし指)¥40700〜/マリハ

サングラス¥46200/モスコット トウキョウ(モスコット) ネックレス¥30800・ゴールドブレスレット(右手)¥64900(2点ともマラ・スカリース)・バングル¥34100・サークルリング(左手中指)¥18700(2点ともニナ・エ・ジュール)・シルバーブレスレット(左手)¥68200・パールリング(右手中指)¥60500・リング(右手人さし指)¥40700〜/マリハ
ミックス使いでおしゃれ感度の高さをアピール!
ときにはクールにカッコよく。イエローがかったブラウンフレームのサングラスなら、肌なみじがよく悪目立ちする心配も無用。「ジュエリーは“全部盛り”も今季の気分。冷たさのあるシルバーをボリューム多めに、華奢なゴールドとMIXして感度を上げます」。

『MORE』や『LEE』をはじめとした女性誌で活躍中。大人にちょうどいい甘さとトレンド感をバランスよく落とし込んだ、上品なカジュアルスタイルに定評あり
撮影/柴田フミコ 魚地武大(TENT) ヘア&メイク/河嶋 希(io) モデル/飯豊まりえ スタイリスト/石上美津江 取材・原文/道端舞子 ※MORE2023年9・10月合併号掲載