フレンチカジュアル特集 - 20代女性向け大人可愛いパリジェンヌ風ファッションまとめ
スタイリストが教えるパリジェンヌ風コーデ特集♡
パリジェンヌのファッションは、カジュアルだけど、どこか女っぽくて、媚びずに可愛い。そんなフレンチスタイルに詳しいスタイリスト石上美津江さん教える、とびきり大人っぽくて女性らしいフレンチカジュアルをご紹介♪
※記事発信時点での情報のため、価格や仕様が変更になっている場合や、販売が終了している場合があります。
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スタイリストがおすすめするのは“フレンチシック”!
スタイリスト・石上美津江さんが教える、上品なパリジェンヌ風ファッション
“フレンチシック”とは、“フランス的な”という意味を持つフレンチと、“上品であか抜けているさま”という意味のシックを組み合わせた造語。
モノトーンの服、ボーダー、デニム、かごバッグといったベーシックなアイテムを、気取らず、それでいて女性らしく着こなしたスタイル。ジェーン・バーキン、ジーン・セバーグといったフランス映画の女優たちからその人気に火がつき、今ではパリジェンヌだけでなく世界中の女性たちから親しまれている。
2017年4月号 撮影/森脇裕介
モノトーンの服、ボーダー、デニム、かごバッグといったベーシックなアイテムを、気取らず、それでいて女性らしく着こなしたスタイル。ジェーン・バーキン、ジーン・セバーグといったフランス映画の女優たちからその人気に火がつき、今ではパリジェンヌだけでなく世界中の女性たちから親しまれている。
2017年4月号 撮影/森脇裕介
「この写真は、実は3年前のMOREに掲載されたカットです。自分でスタイリングしたコーディネートですが、時間がたった今も古びていない。これこそフレンチシックの素晴らしいところだと思います。上品で、女性らしく、それでいてどこかチャーミングな愛らしさがあるスタイルは、時代や世代を超えて、飽きることなくいつまでも楽しむことができるもの。トレンドに左右されないおしゃれが見直されている今だからこそ、“10年後も楽しむことができるファッション”に目を向けてみませんか?」(スタイリスト・石上さん)
まずは「黒と白」たったの2色で簡単コーデ
「あなたのクローゼットの中にある、ごくシンプルな黒か白の服。それを組み合わせるだけでフレンチシックなスタイルはでき上がります。“トップスは小さいほうが体型に合う”、“パンツは太いほうが今っぽい”、そんなふうにサイズ感やシルエットにちょっと気を配ってください。そうすれば特別な服がなくても、複雑な重ね着をしなくても、“なんてことないけどおしゃれ”なパリジェンヌに近づくことができますよ」(スタイリスト・石上さん)
「黒」のアイテムでつくる簡単パリジェンヌ風コーデ
シックな黒を“女らしく着る”のがフレンチシック。マニッシュなだけ、辛口なだけにならないように、可愛い服や女っぽい小物を必ずきかせましょう。
2017年8月号 撮影/三瓶康友
2017年8月号 撮影/三瓶康友
カジュアルなコーデを楽しむ日は、足もとにぐっと女っぽい黒の靴を
2019年1月号 撮影/新田君彦
2019年1月号 撮影/新田君彦
お仕事の日だって頼もしい味方。定番のクロップトパンツを主役にして
2020年6・7月号 撮影/森脇裕介
2020年6・7月号 撮影/森脇裕介
「白」のアイテムでつくる簡単パリジェンヌ風コーデ
とびきり上品な白は“決めすぎない”ことがお約束。きちんとしすぎると堅苦しさや野暮ったさが出るから、ちょっとラフに着くずすくらいのイメージで。
2019年7月号 撮影/森脇裕介
2019年7月号 撮影/森脇裕介
クリーンな白のワイドパンツでフレンチシックなマリンルックに
2017年8月号 撮影/三瓶康友
2017年8月号 撮影/三瓶康友
ドット柄もフレンチシックの代名詞。あえてトップスはロングTシャツで
2020年5月号 撮影/森脇裕介
2020年5月号 撮影/森脇裕介
次はいろいろな「赤」の使い方覚えよう
「可愛いけど甘すぎず、女っぽいけど媚びて見えない赤は、フレンチシックをつくるうえで欠かすことのできないきれい色。身につけるだけでしぐさまで女性らしくなるのもいいですよね。小物でちょっときかせたり、コーデの主役になる服を選んだり。赤の使い方を身につけることはおしゃれ上手になるための近道になります」(スタイリスト・石上さん)
女っぽくきかせたいひとさじの赤
ほんの少しでも赤がプラスされることで、どんなコーデも見違えるほど女らしくなる。赤いネイルやリップから始めるのもおすすめです。
2019年10月号 撮影/森脇裕介
2019年10月号 撮影/森脇裕介
ボーダー、デニム、真っ赤なバレエ靴。フレンチシックの王道を満喫する
2016年7月号 撮影/黄瀬麻以
2016年7月号 撮影/黄瀬麻以
赤い靴じゃなく赤いソックスを選ぶ、みんなとちょっと差がつくきかせ方
2017年11月号 撮影/森脇裕介
2017年11月号 撮影/森脇裕介
気負わずに着たい、主役になる赤
フレンチシックに似合うのはシンプルな赤い服。だから主役となる服で取り入れてもケバくなりません。さらっと着こなして上級者を気取りましょう。
2017年6月号 撮影/藤原 宏(Pygmy Company)
2017年6月号 撮影/藤原 宏(Pygmy Company)
カジュアル派に愛される赤いパンツ。カッコよさも女らしさも楽しめる
2018年10月号 撮影/来家祐介(aosora)
2018年10月号 撮影/来家祐介(aosora)
忘れられがちだけど好相性な赤×白。ちょっと優しく着たい日に最高!
2019年7月号 撮影/森脇裕介
2019年7月号 撮影/森脇裕介
シックな赤ならセットアップで。黒小物で引き締めれば派手にならない
2018年10月号 撮影/新田君彦
2018年10月号 撮影/新田君彦
パリジェンヌ風【通勤コーデ見本】
「ボーダーやデニムのように知られてはいないけど、フレンチシックなスタイルの定番となる水色のシャツはオンの日に活躍させましょう。どちらもちょっと着くずしても上品さはキープできるので、きれい色や少しカジュアルなアイテムと合わせるとワンランク上の通勤コーデが完成します」(スタイリスト・石上さん)
「水色のシャツ」でつくるパリジェンヌ風の通勤コーデ
ベーシックなアイテムだけど、ベーシックカラーよりも華やかさがある。だから手持ちのボトムにさらっと合わせるだけでほどよいバランスになります。
2019年5月号 撮影/峠 雄三
2019年5月号 撮影/峠 雄三
ちょっとだけクセのあるスカートも、品よくお仕事仕様にしてくれる服
2020年4月号 撮影/森脇裕介
2020年4月号 撮影/森脇裕介
コンサバにならないから、タイトスカートにはバンドカラーのシャツを
2018年5月号 撮影/田村昌裕(FREAKS)
2018年5月号 撮影/田村昌裕(FREAKS)
「紺色のブレザー」でつくるパリジェンヌ風の通勤コーデ
ぱっと目を引く色や、それだけではカジュアルに見える服も、きちんと感たっぷりなブレザーをはおればたちまち通勤コーデにシフトします。
2019年5月号 撮影/渡辺謙太郎(MOUSTACHE)
2019年5月号 撮影/渡辺謙太郎(MOUSTACHE)
クリーンなネイビーと白は相思相愛。誰からも好感度の高い組み合わせ
2018年7月号 撮影/新田君彦
2018年7月号 撮影/新田君彦
チノパンときれい色のカーデを味方に、無難なお仕事コーデを脱出する
2019年5月号 撮影/渡辺謙太郎(MOUSTACHE)
2019年5月号 撮影/渡辺謙太郎(MOUSTACHE)
パリジェンヌ風【休日コーデ見本】
「ぺたんこ靴のブレザー」でつくるパリジェンヌ風の休日コーデ
ヒール靴では“おめかし感”が強く決まりすぎてしまう。あえてきれいすぎない靴を合わせることで、柄のワンピを上級者っぽく着こなすことができます。
2018年9月号 撮影/黄瀬麻以
2018年9月号 撮影/黄瀬麻以
きれい色のワンピには黒いメンズ靴。甘さと派手さを抑えるイメージで
2020年5月号 撮影/森脇裕介
2020年5月号 撮影/森脇裕介
シックな黒ワンピなら、カンカン帽と赤い靴で少しガーリーに仕上げるのも素敵
2017年7月号 撮影/尾身沙紀(io)
2017年7月号 撮影/尾身沙紀(io)
「デニム×ぺたんこ靴」のパリジェンヌ風コーデ
おじ靴、バレエシューズ、シンプルなサンダル。スポーティなものじゃなくクラシカルな靴を合わせて、デニムをカジュアルなまま上品に見せましょう。
2018年8月号 撮影/森脇裕介
2018年8月号 撮影/森脇裕介
トップスと帽子はレディ、デニムと靴はメンズライク。間違いのない甘辛MIX
2020年6・7月号 撮影/曽根将樹(PEACE MONKEY)
2020年6・7月号 撮影/曽根将樹(PEACE MONKEY)
ゆる可愛いカジュアルは休日ならではのお楽しみ
2017年5月号 撮影/尾身沙紀(io)
2017年5月号 撮影/尾身沙紀(io)
白いブラウスと『レペット』の靴。色あせることないフレンチシックの王道
2016年9月号 撮影/森脇裕介
2016年9月号 撮影/森脇裕介
スタイリストのおすすめアイテム12選
「フレンチシックには服だけじゃなくトレードマークとなる小物がいくつもあるんです。それをうまく活用すれば、手持ち服も、着慣れた服も憧れのスタイルに見違えます。今回ご紹介するのは私のクローゼットから厳選した愛すべき名品たち。どれも合わせやすくて、おしゃれで、飽きがこない。頼もしいものばかりです」(スタイリスト・石上さん)
1. かごバッグとエコバッグ
「パリジェンヌのように大きなかごを持ちたいけど、私は少し照れてしまうので小さめサイズを愛用中。エコバッグはきれいすぎず、くたっとした質感のほうが使いやすいです」
『MARCHER』のかごバッグ・海外のスーパーで購入したエコバッグ/石上さん私物
『MARCHER』のかごバッグ・海外のスーパーで購入したエコバッグ/石上さん私物
2. 手のひらサイズのポシェット
「おばあちゃんのおさがりみたいな、レトロなルックスのバッグ。シンプルなドレスにさらっと合わせたパリジェンヌに見とれて以来、私にとっても定番に。アクセサリー感覚で合わせたいから容量は気にせず持ちましょう」
『BY FAR』のバッグ/石上さん私物
『BY FAR』のバッグ/石上さん私物
3. リボンつきのカンカン帽
「60年代のフランス映画のヒロインたちがかぶっていたレトロなカンカン帽もフレンチシックの代名詞。パリではおばあちゃんたちもかぶっているように、大人がかぶっても可愛いもの。気負わずにいつまでもかぶりたいです」
『Suguri』の帽子/石上さん私物
『Suguri』の帽子/石上さん私物
4. 木製の持ち手の赤い傘
「これさえあればフレンチシックのキーカラーである赤を、気軽に取り入れることができます。ベーシックな着こなしにさし色として投入してもいいし、何よりこれをさすだけで雨の日でも気分が上がるのがいいんです」
『ocaille』で購入した傘/石上さん私物
『ocaille』で購入した傘/石上さん私物
5. レースアップシューズ
「レースのワンピースや花柄のスカート、ちょっとガーリーな服を着たい日に、上品さはそのままに甘さを抑えてくれるのが頼もしい。大人が“可愛い”を楽しむためのマストアイテム」
『サンダース』の黒い靴・『カットワース』の白い靴/石上さん私物
『サンダース』の黒い靴・『カットワース』の白い靴/石上さん私物
6. ストラップのついたシューズ
「可愛いけど甘すぎず、きれいだけどコンサバじゃない。まさにフレンチシックを楽しむための靴。あまりにはきすぎていて今回はお見せできませんが『レペット』の黒も欠かせません」
『カットワース』のヒョウ柄の靴・『CAREL』のシルバーの靴/石上さん私物
『カットワース』のヒョウ柄の靴・『CAREL』のシルバーの靴/石上さん私物
7. 白と黒のソックス
「コーデが地味な時、もしくは気合が入った感じになりそうな時、私は足もとに靴下をきかせます。それだけでこなれ感や可愛げが生まれるから。いちばん気軽に取り入れることができる“おしゃれなハズシ役”」
『オーラリー』の靴下/石上さん私物
『オーラリー』の靴下/石上さん私物
8. リボンつきのつけカフス
「ごくシンプルなカットソーやニットにプラスすると、それがレディな表情になる白いコットンのつけカフス。あまりポピュラーな小物ではないですが、どんな服にも合わせやすいし、実は持っていると意外なほど使えます」
『JUN MIKAMI』のつけカフス/石上さん私物
『JUN MIKAMI』のつけカフス/石上さん私物
9. パールネックレスとイヤクリップ
「Tシャツやスウェット、くたくたのシャツ。パリジェンヌはそんなラフな服をクラシカルなアクセで格上げするのがお上手。イヤクリップは大きく存在感があるほうが使いやすいです」
『カドー』のパールネックレス・ヴィンテージのイヤクリップ/石上さん私物
『カドー』のパールネックレス・ヴィンテージのイヤクリップ/石上さん私物
10. 黒いベロアのヘアアクセサリー
「ブリジット・バルドーのように半袖ニットやワンピースに合わせたい。なんてことない服も少しだけ特別になる、おしゃれを愛する人のための小物です」
『アレクサンドル ドゥ パリ』のカチューシャ・『ジェニファーオーレット』のリボン/石上さん私物
『アレクサンドル ドゥ パリ』のカチューシャ・『ジェニファーオーレット』のリボン/石上さん私物
11. ちょっと深い赤のルージュ
「大きめのボーダーカットソーや太いフレームのメガネと合わせたり。パリジェンヌは赤い口紅もただきれいなだけじゃなく自分らしくつけこなすのが上手。個人的には照れずにつけやすい深めの色を愛用しています」
ルージュ アリュール 169¥4200/シャネル
ルージュ アリュール 169¥4200/シャネル
12. 濃い色のネイルポリッシュ
「長い爪よりも短い爪、淡い色よりも濃い色のネイルが、フレンチシックなスタイルにはよく似合います。私が愛用しているフランスのブランドのネイルは、鮮やかだけど派手すぎない発色が揃っているのでおすすめです」
『キュアバザー』のネイル/石上さん私物
『キュアバザー』のネイル/石上さん私物