【しまむら】フェイクタイツ大解剖! あったかくて美脚見えが叶う冬トレンド
2021〜22冬の正解タイツは、ストッキング見えする“フェイクタイツ”!?
ロングブーツ、またはアンクルブーツにロングスカートの裾をかぶせるコーデが大流行しているせいか、今年の冬はタイツコーデの提案をすっかりサボっている気がして、12月に入り大変焦っておりますエディター沖島。「ボトムもブーツも長いんだから、ソックスをはいておけばイイじゃん!?」というエディター仲間もいますが、脚をしっかりおおってくれるタイツもうまく味方につけないと、下半身が寒すぎて冬が越せないじゃん!? そこで本記事では、2021秋冬の注目タイツ・“フェイクタイツ”をクローズアップ。
“フェイクタイツ”とは何者か!?
タイツのトレンドは毎年ちょっとずつ変化していて、2019年秋冬は“グレー”、2020年秋冬は“ブラウン系グレー”がメインでした。「タイツったら黒でしょ!」と思われる方も多いと思うのですが、服と靴の間のスペースが真っ黒だと、(バランス的に合わないことはないけれど)時に服とのコントラストが強すぎたり、コーデの印象が重たくなったりしてしまうため、我々メディア側の人間は、服にも靴にもなじみやすく、引き締め力もあるニュアンスカラーのグレーやブラウンを一生懸命推してきたわけです。
2021年新春ごろからじわじわと目立ちはじめた、黒ストッキングにしか見えないあったかタイツ!
2021年秋冬も、前年に引き続きグレーやブラウンの服が流行しているし、タイツも同じか、定番カラーの黒をはいておけば防寒的には事足りるのですが、ただでさえのっぺり重たくなりがちな冬コーデに少しでもフレッシュ感を出していきたい! ......と思い、11月中はひたすら店頭で目新しそうな売れ筋タイツを観察したり、プレスやスタイリスト仲間にヒアリングしたりして、足もとおしゃれ事情リサーチに明け暮れたエディター沖島。そこで浮かび上がってきたのが、ストッキング見えするのに実はタイツ、いわゆる“フェイクタイツ”。「真冬も可愛いミニスカートやショートパンツをはきたいけれど、物理的に寒くて無理だからタイツでカバーしたい、でも厚ぼったく見えるのはNG!」と嘆く女性たちを中心に、楽天市場やAmazonなどの大手ネット通販でじわじわヒットし始めたそうな。2021年11月現在は、『アツギ』や『福助』といった大手から『3COINS(スリーコインズ)』まで、さまざまなブランドから“フェイクタイツ”が発売され、より入手しやすくなっています。 ※写真は『ファッションセンターしまむら』店頭で許可を得て撮影
黒ストッキングをはいているようにしか見えない不思議
“フェイクタイツ”の多くは、表側に黒、肌に触れる裏側にベージュの糸が見えるよう、プレーディング編みという技法を採用して編み上げられているそう。着用した時に、表の黒い糸の編み目がグーンと引き延ばされることで、裏のベージュ糸が見える構造になっています。そのベージュが肌の色のように見えるため、タイツをはいているのに黒ストッキングをはいているようにしか見えない、ゆえに“フェイクタイツ”と呼ばれているんですね。そして黒ストッキング特有のシェーディング(陰影)効果がそのまま生かされているため、脚にメリハリがついて細く見えるのもヒットしている理由なのだそうな。
『しまむら』で憧れの“フェイクタイツ”入手に成功!
本記事でエディター沖島がはいているのが、『しまむら』で購入したこちら、「肌透けフェイクタイツ 肌が透けているようにみえるのに、80デニールタイツ」(¥759)、メーカーは『福助』の商品です。80デニールのほかに、110デニール(¥979)、さらにベージュ部分を裏起毛仕立てにしたもっと暖かい160デニール(¥1089)、200デニール(¥1419)もありました。頼もしすぎてミニ丈ボトムはき放題じゃん!?
表から見ると黒ストッキングですが、ひっくり返して裏にすると完全にベージュカラーのタイツです。『福助』の“フェイクタイツ”の素材構成はポリエステル55%・ナイロン29%・ポリウレタン16%。丈夫で摩擦に強いといわれるポリエステルとナイロンに、伸縮性に優れたポリウレタンを加えることでフィット感を高め、着用中もずり下がりにくいように工夫しているそう。ウエストのゴムが幅広く、前後差のあるマチがおなか〜ヒップまわりの体型に合わせてしっかりフィットし、なかなか快適なはき心地が楽しめますよ。
“フェイクタイツ”をはいた2021真冬コーデ3連発!
昨年まではいていたグレーやブラウンのタイツのかわりに、透け感のある(でもしっかりあったかい)“フェイクタイツ”をはき回してみました。
コーデ1: 人気復調しているミニスカートコーデに挑戦!
もともとが“真冬でもミニスカートをはきたいが、厚ぼったく見えるのはNG”というニーズを満たしてきたタイツのため、当然ミニ丈ボトムと好相性です。脚の露出が気になる方は、コートの丈をひざ下より長めにして脚のラインをカバーしつつ、ミニスカとの長短コントラストを強調すると、よりおしゃれに見えると思います。
ブラックやグレーの透けないタイツをはくよりも、美脚見え効果がありながらしっかり暖かい!
コーデ2:スニーカーの足もとがカジュアルすぎなくなる!
足もとはスニーカー・服はフリースジャケット&スウェットという超カジュアルコーデに、ストッキング見えする“フェイクタイツ”を合わせてみると、カジュアルすぎず大人っぽいムードになった気がする!
コーデ3:グレーを選べばよりまろやかな印象に
同じ『福助』の“フェイクタイツ”には、黒だけでなくグレーもあります。黒に比べて服や靴とのコントラストがやわらぎ、より軽やかな印象の足もとに。もちろん暖かさやはき心地のよさは変わりません!
グレーの“フェイクタイツ”は、ブラックやホワイトを中心としたモノトーンコーデの足もとに合わせると、全体の印象が重たくなりすぎず、重宝します。きれい色アイテムにもほどよくなじみながら引き立て役もこなすので、黒よりも使いやすいかも。
結論:メリットいっぱい“フェイクタイツ”を上手に活用しよう
以上、2021年秋冬タイツの注目株“フェイクタイツ”をクローズアップしました。タイツの暖かさはそのままに、より美脚見えして、手持ち服にもなじみやすい魔法のようなタイツです。上手くはきこなせばミニ丈ボトムも堂々とはきこなせます! ぜひいつものタイツをちょっぴりアップデートして、寒くてもフレッシュなおしゃれを楽しんでみてはいかがでしょうか?
- エディター沖島(沖島麻美)
- 編集&ライター歴16年目の姉MORE世代。宝島社『InRed』『GLOW』→ハースト婦人画報社『ELLEgirl』を経て独立。雑誌や書籍などのペーパーメディアと、WebやSNSなどのオンラインメディアをハイブリッドで企画・制作・運用できるのが強みです。プロ目線で厳選した人気の上質プチプラアイテムを続々お届けしていくのでお楽しみに♡
Instagram: https://www.instagram.com/asamiokishma/
取材・文/沖島麻美 ※本記事の掲載内容には個人の私物や感想が含まれ、価格や在庫などの最新情報は変更する可能性があります。最新の情報はブランドの公式サイトや店頭にてご確認ください。