【ロエベ】意外と知られていない!? ファンのための“特別なフリーマガジン”にはコレクターも【知っておきたい基礎知識】
『ロエベ』をひもとく5つのQ&A
日本上陸50周年を記念して、昨年11月には表参道店が大々的にリニューアルオープンした(上写真)。よりいっそうの注目を集める憧れのメゾンについて、まずは知っておきたい5つのコト。理解を深めて世界観に浸り、見た目以上の魅力に触れて。
Q.1 178年続く、『ロエベ』ブランドの始まりは?
A.レザー製品の工房としてスペイン・マドリードで誕生
ブランドの起源は、1846年。1872年にドイツ人皮革職人のエンリケ・ロエベ・ロスバーグが参画し、工房で行われていたさまざまな活動をひとつの旗印のもとに統合した。彼の名前が会社名となり、今日のブランドへと続いていく。その後、スペイン王室御用達ブランドとなり、今も本店は、発祥の地であるマドリードにある(上写真)。
Q.2 『ロエベ』の世界観をつくるクリエイティブ・ディレクターは?
A.ジョナサン・アンダーソン
現在の『ロエベ』のクリエーションは『JW アンダーソン』も手がける彼を中心に生み出されている。2013年に29歳でクリエイティブ・ディレクターに就任し今に至る。ジョナサンは、「パズルバッグ」をはじめ、ブランドを象徴するいくつものシリーズを発表し続けている。
Q.3 アイコニックなロゴに隠された秘密は?
A.ジョナサンと共作したモダンな『ロエベ』の印
2014年、ジョナサン・アンダーソンによるファーストコレクションの発表とともに、ロゴが一新された。新たなブランドの幕開けの一環として、「LOEWE」ロゴに加えて、「L」の文字がミラーリングして並ぶ「アナグラム」モチーフも、よりミニマルにリニューアル。
Q.4 『ロエベ』ファンのために作られた『Issue』って何?
A.ショップで手に入る特別なフリーマガジン
メゾンの現在地を観て読んで楽しめる『イシュー』。キャンペーンビジュアルやランウェイについてなど、クリエイターやアンバサダーを含む幅広い視点から、ブランドの魅力に触れられる。配布は年に4回。コレクターも多いので、ぜひお早めに店頭へ。
Q.5 リニューアルした表参道店、地下には何がある?
A.サステナブルに特化した「ロエベ リクラフト」
地上2階、地下1階で構成される『カサロエベ表参道』。地下に併設される「ロエベ リクラフト」には、革職人が在店する。ここでは、職人の手作業による、レザー製品の修理や補修のサービスが受けられる。世界でふたつめ、都内では初となるスペシャルな場所。
Edit&Text : Akiko Fukunaga ※MORE2024年春号掲載